2020年2月24日(月・祝)東京・後楽園ホール『Krush.111』の追加対戦カードが、1月31日(金)都内で行われた記者会見で発表された。
フェザー級で倉崎昌史(GET OVER)vs岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が決定。倉崎は大岩龍矢や江川優生といった強豪との対戦経験があるが、2018年12月から3連敗。2019年12月のK-1名古屋大会で勝利を収めて連敗から脱出したばかり。対する岡嶋は『格闘代理戦争』の卒業生でプロ転向後2連勝を飾っているこの階級のホープ。
岡嶋は「前回、前々回と判定で終わったので今回はKOで勝ちます。相手はキャリアもあってベテランでいい選手だと思う。(初参戦でKrush本戦出場は)ありがたいです。アマチュアの時からKrushに出るなら111がいいなって思っていたんですよ。僕は1が好きなので。それでたまたまそうなったので嬉しいです」と、願いが叶った今回のリングでプロ初のKO勝ちを飾りたいとする。
対する倉崎は「3連敗して名古屋で勝ったけれど今回勝たんと意味がない。後がないと思っているのでしっかり倒して勝ちたいです。相手は手足が長くてやりづらそう。見た目は細いけれどその割にパワーもスピードもあるのでいい選手だと思います。試合に出る以上はKOを目指すのは当たり前。それくらいの気持ちで来てもらった方が戦いがいがある。最初に名前を聞いた時は、代理戦争を見ていなかったので誰やろうって思っていたんですが、周りがみんな知っていて有名なんだって思ったのでやりがいがある。派手にぶっ倒して勝ちたいと思います」と意気込む。
また、2020年の目標を聞かれた岡嶋が「全勝です」と答えると倉崎も「全勝です」、全勝の先に何を見ているかと聞かれた岡嶋が「チャンピオンになります」と答えると倉崎も「チャンピオンになります」と同じ答えをする場面も。
最後に岡嶋が「フェザー級にはいい選手がいっぱいいますが、結局俺が一番強いんで」といつもの決め台詞を言うと、倉崎は「今日は急ぎすぎて上着を忘れてきたのでめっちゃ寒いです。でも試合は寒くならないように熱い試合をします」と言って笑いをとった。
スーパー・フェザー級では林京平(湘南格闘クラブ)vsスーパーアンジ(KUNISNIPE 旭)が決定。
林はBigbangライト級王座を保持するが、K-1 JAPAN GROUPでの試合では林健太、小澤海斗、大岩龍矢といった強豪たちとの試合が多く5勝11敗1分と大きく負け越している。対するアンジもKrushとKHAOSで3連続KO負けを喫しており、共に勝利が欲しい者同士の対戦となった。
林は「意気込みはしっかり倒して勝つことです。特に何か心掛けていることはないが、練習量は増やしました。格闘技に対する気持ちもだいぶ変わったと思います。上を目指して試合をしたいと思っているので、とにかくこの相手に勝って次に進みたいと思います。(相手の印象は)ガンガン1Rから来るかなって印象ですね。1R以降の試合をあまり見たことがないのでちょっと分からないです(笑)。今回はスーパー・フェザー級の試合ですが僕はフェザー級も行けるので、フェザー級のベルトも欲しいのでそっちも狙っていけるように頑張ります。2020年一発目の試合でしっかりKOできるように頑張ります」と、KO勝ちで弾みをつけたいとした。
アンジは会見を欠席し、「勝ちます。とにかく勝ちたいです。ぶっ倒して連敗から抜け出します」とのコメントを寄せた。
また、3月28日(土)東京・後楽園ホール『Krush.112』ではスーパー・フェザー級で聖也(WSRフェアテックス西川口)vs提髪和希(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が決定。
聖也は2勝5敗の戦績でK-1 JAPAN GROUPでは1勝1敗だが、前回10月の試合では三輪裕樹(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)とダウンを奪い合う熱戦を繰り広げた。提髪はK-1カレッジ2018 -60kg優勝者。デビュー戦で敗れるも、その後は2連勝。
提髪は「初本戦なので倒します。KRESTの先輩の三輪さんとやった試合しか見ていませんが、我慢強いな、との印象。倒しがいがあります。前回倒して圧倒しているので、その勢いで今回も倒したい。三輪さんが倒せなかったので倒して先輩を超えます」とKO勝ちを宣言。デビュー戦で敗れたことについては「自慢になってしまいますが、アマチュアで負けてなくて練習しなくても勝てると思っていて。それからプロの厳しさを知って、負けてから負けることは恐怖だし、その恐怖感に勝つために自分を追い込めるようになったのが成長ですね」と振り返った。
聖也は「自分も初本戦なのでバチバチ、またKRESTですが盛り上げてやっていきます。去年K-1名古屋大会での試合を見てテクニックがあるし、若いし、正直強いなと思うけれどちゃんと練習して勝ちます。自分はテクニックがないので手の内は知られているので怖いけれど、練習でしっかり追い込んで恐怖感をなくして100%で臨みたいと思う。1勝1敗なので今回まず勝ってKrushで活躍できる選手になりたいと思います」と、ここから成り上がっていきたいとした。
また、提髪は「(橋本)実生とか(岡嶋)形徒と一緒にいることが多いんですが、2人は街で声を掛けられるんですよ。僕は写真を撮る係で(苦笑)。知名度で2人に負けているので、その知名度の差を埋められるように今年は全勝でいこうと思っています」と、格闘代理戦争卒業生の2人よりも目立ちたいとの目標を掲げた。
「Krush.111」追加対戦カード
▼Krushスーパー・フェザー級 3分3R・延長1R林 京平(湘南格闘クラブ)スーパー・アンジ(KUNISNIPE旭)
▼Krushフェザー級 3分3R・延長1R倉崎昌史(GET OVER)岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
「Krush.112」追加対戦カード
▼Krushバンタム級 3分3R・延長1R聖也(WSRフェアテックス西川口)提髪和希(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
▼Krushフェザー級 3分3R水津空良(優弥道場)立基(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
▼Krush女子アトム級 3分3R谷田美穂(K-1ジム大宮チームレオン)加藤りこ(K-1ジム五反田チームキングス)