2020年3月28日(土)東京・後楽園ホール『Krush.112』の対戦カード第一弾が、1月31日(金)都内で行われた記者会見で発表された。
第4代Krushバンタム級王者・晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が、吉岡ビギン(team ALL-WIN)と対戦する。
晃貴は現K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者・武尊と同じ鳥取県出身で、鳥取時代も同じジムにいた弟分。2019年1月の王座決定戦で萩原秀斗を延長戦の末に下し、第4代Krushバンタム級王座に就いた。4月には初防衛戦を行い、隼也ウィラサクレックからダウンを奪って大差の判定勝ちを収めたが、2019年11月の2度目の防衛戦で佐々木洵樹に敗れて王座を失った。今回はそれ以来の再起戦。
対する吉岡は空手とジュニアキック出身で、戦績は8勝(1KO)1敗2分。2019年11月のKrush大阪大会でK-1 JAPAN GROUPに初参戦し、バンタム級ホープの蒼士を延長戦の末に降した。
Krush2戦目にして前王者と対戦するチャンスを得た吉岡は「少ないキャリアの中で、一度頂点の景色を見ている晃貴選手と拳を交えられるのが嬉しい。凄く盛り上がる試合になると思うのでお楽しみに」とやる気十分。
晃貴は「自分は前回ベルトを失って今回は勝たないといけない試合だと思っているので、どんな試合をしても勝ちに行きたいと思います。激しい試合になるんじゃないかと思っています。でも自分はどんな形でも勝ちたい」と、とにかく勝利にこだわるとする。
お互いの印象は「身長は低いけれどそれを物ともしないでガツガツ行く、スピードとパワーがある印象」(吉岡)、「攻撃力とテクニックがありそうなので面白い試合になるんじゃないかなと思っています」(晃貴)というもの。
吉岡は「晃貴選手は前の試合でベルトを失った。僕はそれが逆においしいな、と思います。しっかり勝ってチャンピオンに挑戦できるように頑張ります。ここはしっかり勝ってタイトル挑戦権を獲得できるようにインパクトのある試合を残して王者になりたい。6日前には安保瑠輝也君と不可思選手のタイトルマッチがあって、瑠輝也君には小さい頃からかわいがってもらっていて兄のような存在なので、それも楽しみにしてもらいたいです。ぜひ生で見て両方を応援してほしいです」と、一気に王者まで駆け上がると言い放つ。
晃貴は「ベルトを失って悔しかった。早く取り返したい気持ちです。練習は常にみんな以上にすることを意識してやってきました。K-1のトップファイターになりたいので食事も意識しています」と、王座から転落して細かいことにも気を付けるようになったと言い、「インパクトを残して勝って、ベルトを取り返すのとK-1にアピールできるように頑張ります」と、再起戦で勝って巻き返していきたいと誓った。
<決定対戦カード>
▼Krushバンタム級 3分3R・延長1R晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第4代Krushバンタム級王者)吉岡ビギン(team ALL-WIN)