キックボクシング
レポート

【NJKF】山畑雄摩がTONGの凶弾ヒザ蹴りでマットに沈む、セミとダブルメインの3試合がいずれもTKO決着

2020/01/22 17:01
「NJKF 2020 west 1st」2020年1月13日(月・祝)大阪・港区民センター ▼ダブルメイン2 NJKFライト級 3分5R ※ヒジあり〇TONG SEISHIKAI(NJKF誠至会/タイ)TKO 2R 2分57秒 ※レフェリーストップ×山畑雄摩(NJKF心将塾/NJKFライト級5位)  1月13日(月・祝)大阪市港区民センターにて、NJKF・誠至会主催興行『NJKF 2020 west 1st』が開催された。連盟としても今年初となる大会は初開催となる会場で、若手・新鋭中心のラインナップとなった。  大トリのダブルメイン第2試合に出場したのはNJKFライト級5位の山畑雄摩。ここまで4連勝の勢いを買われてのメイン登場となったが、対タイ人では16年10月にやはり誠至会興行(ヤングファイト)のメインでナーウィン・セイシカイに敗れた過去があり、今回はTHON SEISHIKAIを相手に“ムエタイへのリベンジ”を果たしたいところ。THON SEISHIKAIは誠至会のトレーナーとして18年に来日。現在24歳で、昨年5月には『HOOST CUP』にも出場している。  ゴングが鳴るとミドル、ローで探っていく山畑に対し、THONは待ちの姿勢から一気に出るムエタイらしい戦法を見せる。THONはローを嫌がった素振りを見せる場面もあったが、ラウンド終盤に山畑をコーナーに追い込むとパンチで頭が下がったところにヒザを一撃。これで山畑は立ち上がれなくなり、THONが1R終了間際のTKO勝利を決めた。 ▼ダブルメイン1 NJKFスーパーバンタム級 3分3R ※ヒジあり〇雄一(NJKF TRASH/NJKFスーパーバンタム級4位)TKO 3R 0分42秒 ※レフェリーストップ(偶発的なバッティングにより泉が続行不能)×泉 丈成(NJKF誠至会/NJKFスーパーバンタム級5位)  ダブルメイン第1試合はNJKFスーパーバンタム級4位と5位の対戦。昨年10月、2階級上げて1年半ぶりの復帰戦に臨みヒジで2RTKO勝利を収めた泉丈成が、ランキングで一つ上の雄一に挑む図式。  序盤から一発狙いの雰囲気を漂わせる泉に対し、雄一は蹴りと組みで対応する。1R終了間際のヒジで雄一が額の上をカットされドクターチェックが入る場面もあったが試合は続行、2Rを終えた時点でジャッジは1名が泉を支持、2名がイーブンという状況。  3Rになるとヒートアップした両者が足を止めてヒジの打ち合いを展開。場内は大きく沸いたが、この打ち合いの中で泉が崩れるように倒れる。レフェリーは有効打によるダウンと判断しカウントするが、泉は立ち上がれず。  場内では雄一のTKO勝利とアナウンスされたが、大会後、審判部と主催者の協議により泉のダウンは偶発的なバッティングによるものと分かり、「偶発的な反則によってどちらかが続行不可能になった場合、続行可能な選手の勝ちとなる」というNJKFルールが適用されることとなった。なお雄一のTKO勝利という結果には変更はない。 ▼セミファイナル NJKF 60kg契約 3分3R ※ヒジあり〇笹木一磨(NJKF理心塾/NJKFフェザー級4位)TKO 2R 1分15秒 ※レフェリーストップ(肘による額カット)×小田武司(NJKF拳之会/NJKFフェザー級6位)  セミファイナル、笹木一磨vs小田武司のフェザー級ランカー対決(4位vs6位)も、コツコツと攻める小田に距離を取って対応した笹木がヒジ一閃。小田のカットにより笹木がTKO勝利となった。  セミとダブルメインの3試合がいずれもTKO決着となり、大きな歓声が続く中で大会は終了。NJKF西日本本部の大会は3月15日(日)・岡山コンベンションセンター(拳之会主催)、3月22日(日)・大阪市旭区民センター大ホールと2週連続での開催が決定している。 〈試合結果〉 ▼第8試合 NJKFウェルター級 3分3R 肘あり―佐野克海(NJKF拳之会/NJKFウェルター級5位)※佐野欠場により試合中止―木村颯太(NJKF拳心會館/同級7位) ▼第7試合 NJKFライト級 3分3R ※ヒジあり●MA-SHI(NJKF新日本憲法同志会/NJKFライト級10位)TKO 1R 2分19秒 ※レフェリーストップ(偶発的なバッティングによりMA-SHIが左まぶたカット)〇元 義明(NJKF誠輪ジム) ▼第6試合 NJKFフライ級 3分3R○優心(NJKF京都野口ジム)判定3-0 ※30-27、30-28、30-27×銭神駿一(NJKF心将塾) ▼第5試合 NJKF54kg契約 3分3R△ 梅永海世(NJKF理心塾)判定0-1 ※29-29、29-30、29-29△ 龍城(NJKF Regulus) ▼第4試合 交流戦 58kg契約 3分3R○岩KING(NJKF心将塾)判定3-0 ※30-28、30-28、29-28郁弥(山口道場) ▼第3試合 交流戦 53キロ契約 3分3R×小林広幸(NJKF立真ジム)判定0-3 ※26-30、26-30、27-30○荒木康次郎(BLA-FREY) ▼第2試合 ミネルヴァ 53kg契約 2分3R○AYA(BLA-FREY)判定3-0 ※30-28×3×上野hippo宣子(ナックルズGYM) ▼第1試合 ミネルヴァ 49kg契約 2分3R×鍵山奈穂(NJKF岩崎道場)判定0-3 ※27-30、27-29、26-29○ 花田麻衣(GRAND CORE)※鍵山が計量2.35kgオーバー、減点2点とグローブハンデ 〈オープニングファイトNEXT☆LEVEL提供試合〉NEXT☆LEVEL関西一般タイトルマッチTOP☆RUN ▼OP第2試合 NEXT☆LEVEL関西一般-60kg王座決定戦 1分30秒3R 延長1R×平岡篤弥(魁塾/2位)判定0-3 ※27-30×3○廣瀬武蔵(NJKF道場373/1位)※廣瀬が第12代王者に ▼OP第1試合 NEXT☆LEVEL関西一般-55kg王座決定戦 1分30秒3R 延長1R○堀本晴天(魁塾中川道場/1位)判定2-0 ※30-29、30-28、29-29×吉国 蓮(BOSS GYM/中四国推薦)※堀本が第3代王者に 写真&レポート:高崎計三
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント