2020年2月15日(土)東京・後楽園ホールで開催される2020年シリーズ開幕戦『SHOOT BOXING 2020 act.1』の追加対戦カードが発表された。
出場が決定していたSB日本女子ミニマム級王者・女神(TIA辻道場)の相手は、NJKFミネルヴァ・ライトフライ級王者sasori(テツジム)に決定。
sasoriはアグレッシブなファイトスタイルで12戦8勝(1KO)2敗2分と高い勝率を誇る現NJKF女子王者。2019年9月、小林愛三や寺山日葵ら国内トップクラスと拳を交えてきた喜多村美紀との同門対決を制し、王座に就いた。サウスポーからパンチの連打とローキックで突進し、薙ぎ払うような左右フックで相手を仕留めに行く。
迎え撃つ女神は豊富なアマチュア経験を持ち、2019年7月に16歳でプロデビュー。『Girls S-cup 2019』でSB日本女子ミニマム級王座決定トーナメントに抜擢されると、1回戦(デビュー戦)でいきなりNJKFミネルヴァ・ピン級王者MARIを破り、決勝ではSB日本女子ミニマム級1位MISAKIをKO。2戦目にして王座に就くという衝撃デビューを果たした。
その後は韓国人選手やタイ人選手との国際戦を経験して現在5戦5勝3KOと無敗。今回はタイトル獲得後初めて国内の他団体王者を迎え撃つ。多彩な技が全てコンビネーションでつながり、流れるような攻撃を繰り出す女神は2020年さらなる飛躍を遂げるか。
同じく出場が決定していたSB日本フェザー級1位・笠原友希(シーザージム)は、同級3位・魁斗(立志會館)と対戦。この一戦の勝者は、現在行われているリーグ戦「CAESAR’S LEAGUE」のトップ通過者(現在は手塚翔太が1位)と4月にSB日本フェザー級王座決定戦を争うことになる。
魁斗は立志會館・坂口立起館長の実子で“西の天才”と評されている18歳のテクニシャン。現在、前述のリーグ戦に出場し、勝ちポイントが足りずトップ通過者になれなかったが、出場選手に全勝して勝率は100%だったことから敗者復活のチャンスを得た。このビッグチャンスを得たことで、全身全霊をかけて何がなんでも勝ちをもぎ取りにくるほどの勢いでこの一戦に臨むことになるだろう。
一方、昨年には国内トップの小笠原瑛作を3RにヒジによるカットでTKO勝ちの大金星を上げるなど現在4連勝中の笠原は、2018年11月にSB日本スーパーバンタム級王座決定トーナメントを勝ち上がったものの植山征紀にKO負けしタイトル奪取ならず。再び巡ってきたチャンスをモノにすれば現在SB日本スーパーフェザー級王者・笠原弘希と共に兄弟揃ってのチャンピオンとなるが、ここで敗れれば再びタイトル挑戦の夢は遠のくことになる。注目の新鋭対決を制し王座戦に前進するのは笠原か、魁斗か。
<決定対戦カード>
▼SB日本フェザー級(57.5kg) エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R笠原友希(シーザージム/SB日本フェザー級1位)魁斗(立志會館/SB日本フェザー級3位)
▼49.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R女神(TIA辻道場/SB日本女子ミニマム級王者)sasori(テツジム/NJKFミネルヴァ・ライトフライ級王者)<決定対戦カード>女神が女子ムエタイ戦士を圧倒KO(第2試合)RENAとMIOに次ぐ女子エース候補・田川女神、那須川天心妹と「いつか再戦したい」ぱんちゃん璃奈、プロ2戦目16歳で王者になった女神・一撃KO勝ちの14歳・愛心の田川姉妹に脅威感じる16歳の田川女神がデビュー戦にしてトーナメント優勝、王座に就く