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レポート

【UFC】マクレガーが40秒TKOで復活勝利「またここから始まる!」

2020/01/19 15:01
2020年1月18日(日本時間1月19日)、米国ネバダ州ラスベガスのT-Mobileアリーナで『UFC246』が開催された。 メインカードでは、元UFCライト級&フェザー級二冠王、コナー・マクレガー(アイルランド)が1年3カ月ぶりに復帰し、名勝負男として名高い“カウボーイ”ドナルド・セラーニ(米国)とウェルター級で対戦した。 マクレガーはUFC史上初の二階級同時王者であり、UFC史上3人目の二階級制覇王者。2011年2月から2016年3月にネイト・ディアスに敗れるまで15連勝を飾り、MMA戦績は21勝4敗。2017年8月にはフロイド・メイウェザー・ジュニアとの世紀の一戦を実現させた。 2018年10月のUFC世界ライト級タイトルマッチ、ハビブ・ヌルマゴメドフ戦で4R3分3秒、リアネイキドチョークで敗れて以来試合を行っていないが、1年3カ月ぶりオクタゴンでの試合でどこまでコンディションを整えてこれたか。 セラーニはムエタイ出身で、2006年にMMAプロデビュー。2007年6月には日本の『CAGE FORCE』に初来日を果たしている。UFCには2011年2月から参戦。MMA戦績は36勝13敗1無効試合。現在UFCライト級5位。今回の試合はウェルター級戦。マクレガーは2016年8月のネイト・ディアス戦以来、セラーニはライト級からウェルター級に転向し、ライト級に戻して2勝した後は2連敗。 両者の対戦はこれまでも噂に上がり、2018年5月にUFC史上最多勝利数を「23」に、さらにUFC最多ノックダウン奪取数を「20」に伸ばしたセラーニは試合後、「もしコナー・マクレガーが戦いたいと言うのなら、俺はいいぞ。やろうぜ」と対戦を呼び掛けていた。 ▼ウェルター級 5分5R○コナー・マクレガー(アイルランド)[1R 0分40秒 TKO] ※パウンド×ドナルド・セラーニ(米国) 先に入場はセラーニ。いつものテンガロンハット姿で登場すると、オクタギンサイドで同じようにハットをかぶる息子と妻にキスをしてオクタゴンイン。 会場入りを遅らせ、なかなか入場してこない“武蔵”戦法のマクレガー。アイルランドの国旗を背に花道をゆっくりとオクタゴンに進むと、ケージのなかでステップを踏み、セラーニと拳を当てた。 1R、ウェルター級で厚みのあるマクレガーはサウスポー構え。オーソドックス構えのセラーニ。 ホーンにいきなり左ストレートを伸ばして飛び込むマクレガー! 頭を下げて避けるセラーニだが、そこにセラーニは跳びヒザ! 組みつくセラーニは四つ組みになると、マクレガーはまさかの肩パンチを左肩で4発! 3発目を鼻に受けたセラーニは鼻から出血。 突き放したマクレガーは、さらにセラーニに左ハイをアゴ先にヒット! ここで動きが落ちて後退したセラーニに左跳びヒザはマクレガー! 金網まで詰めて左フックを当てると、さらに打ち下ろしの左フックをトリプルで当て、崩れるセラーニに右アッパー! ダウンし、頭を抱えてうずまりこむセラーニ。そこに中腰から鉄槌を落とし続けるマクレガーだが、レフェリーのハーブ・ディーンはまだ止めない。マクレガーの連打に動けないセラーニを見て、レフェリーが遅めのストップで間に入った。 エディ・アルバレスを破ってUFCライト級王者になった時以来、3年2カ月勝利から遠ざかっていたマクレガーは、オクタゴンのなかで、解説のジョー・ローガンから勝因を問われると、「身体を動かしてレベルチェンジをして……」と言いかけたところで興奮して「みんな、戻ってきたよ! 最高だよ。フェザーでもライトでも、このウェルター級でも最短の勝利かな。歴史を作り、越えてきたい。チームから最高のサポートを受け、今日は最高の応援だった」と勝利にエキサイト。 スクリーンを見ながらのコメントでは、肩パンチについて聞かれ、「この身体の状態は予測していなかったと思う。誰も止められなかった。UFC、自分自身を誇りに思うよ。またここから始まるんだ。俺の名前を歴史に刻みたい!」と完全復活を宣言。 さらにウェルター級での戦いを「この階級でとても力を感じるよ」と、今後も同階級で戦うことを示唆。「ウェルター級で彼をこんな感じで止められた奴はいなかったと思う。チャンピオンとして再び君臨していきたい。どの階級でも戦っていける。俺はやるべきことやるだけさ。いつでも準備できてるよ」と各階級のライバルたちに宣戦布告した。 続けて禁酒していたというアルコールについて「やるべきことの最初は、まずはアフターパーティーだ! ウィスキーだ。お祝いだ!」と解禁することを満面の笑みとともに語った。 敗れたセラーニは、「まずはヒジでやられて、ハイキックで頭をやられた。(マット中央での肩パンチは)あんなの見たことない。完全に不意打ちだった。次の瞬間には鼻血が出たし、キックも完璧に決められた。“こんなに早くこれかよ”と思った」と、マクレガーの攻撃が予想外だったことを吐露。続けて、「でもしょうがない。それでもこのスポーツが大好きだ。これからも試合は続けるよ。格闘技がそれだけ好きなんだ。これ以上、何を言えばいい? 家族もきてくれたし、俺もまだ立っている。応援してくれたみんな、愛しているよ」と言葉を振り絞ると、ケージのなかに飛び込んできた母親と熱い抱擁をかわした。 セラーニのコメントが終わると、マクレガーはセラーニのママとも強いハグをかわした。今回は試合前からトラッシュトークは抑え目に、セラーニに敬意を示していたマクレガー。と同時に、試合前のじらし作戦、新たな技の引き出しも見せるなど、大人なマクレガーが、40秒の圧勝劇で、オクタゴンの主役に返り咲いた。 次回、UFCは1月25日(日本時間26日)米国ノースカロライナ州ローリーにあるPNCアリーナを舞台に「UFCファイトナイト・ノースカロライナ」を開催する。メインイベントにはカーティス・ブレイズ対ジュニオール・ドス・サントスのヘビー級マッチが予定されている。 ◆コナー・マクレガー「誰にも真似できない、3階級でKOを決めた」 「レベルチェンジと同時に相手を肩で攻撃するのは練習してきた。アイルランド、やったぞ! 最高の気分だ。この試合で新たに歴史を刻めた。UFC史上初めて、フェザー級、ライト級、ウェルター級の3階級でKO勝利したファイターになることができた。とても誇らしく思うよ。ドナルドも最多ヘッドキックKO勝利を誇る素晴らしいファイターだ。彼の持つ記録も素晴らしいが、そんな彼をヘッドキックを使って攻略することができて嬉しいね。本当に嬉しいよ。チームも素晴らしい活躍をしてくれた。何よりファンのみんなに感謝したい。みんなからのサポートには本当に感謝している。 (試合動画を見ながら)完全に不意打ちだっただろうな。見事なレベルチェンジだ。ドナルドも全く見えていなかった。良い感じの距離感から肩を入れることができた。嬉しいね。完璧に奴のアゴを捉えている。階級をこれだけ変更して、ここまで強いファイターがどこにいるってんだ。それもすべてフィニッシュでな。本当に自分を誇りに思うね。たとえUFCがベルトを剥奪しようが、意味のないベルト(BMFベルト)を勝手に作ろうが、俺の2階級制覇ステータスには敵わない。それに俺は3階級でKOを決めた。これは誰にも真似できない。覚えておくがいい。歴史に名前を幾度も刻んできたのはこの俺だ。アイルランドを背負ってな! ママ愛しているよ。ドナルドもありがとう!!!」 ▼女子バンタム級 5分3R○ホリー・ホルム(米国)[判定3-0] ※29-28、30-27×2×ラケル・ペニントン(米国) ◆ホリー・ホルム「もう一度、タイトルに挑戦するために」 「勝利を決められて本当に良い気分。常にもっと多くを求めているし、完璧を求めている。もっともっとやれるって分かっているから。勝てて嬉しいし、1年をこの形でスタートできて本当に満足している。彼女はどこをとっても根性が座っているし、経験もたくさん積んでいて、どれを武器にしても戦えるから、最初の試合はあまり見たくなかった。もっとはっきり圧倒したかったのは間違いないし、それができたと思っている。支配できた気がしているけど、十分にダメージを与えられなかったから、そこをやっていきたい。ダメージを与えること。言い訳は好きじゃない。 今回のキャンプはいろんなことがあった。でも、コーチが本当に素晴らしくて、私がやるときはいつも一緒に取り組んでくれた。だから結果を残せたと思っている。私の周りには心から支えてくれる人がたくさんいる。それに、みんなそれぞれ人生にはいろんなことがあるでしょ。今回はすごかった。自分ではどうしようもないこと。もう一度、タイトルに挑戦するためにはまだまだ自分の力を見せないといけない。常に大きなノックアウトを狙っているけど、まだ格闘家として学び、成長しているところだから、どこにどうつながっていくかはそのうち分かることよ」 ▼ヘビー級 5分3R○アレクセイ・オレイニク(ロシア)[2R 4分38秒 腕十字]×モーリス・グリーン(米国)※マウントからうつ伏せで腕十字 ◆アレクセイ・オレイニク「柔術を生かして一本を取りにいく必要があった」 「2試合に負けていたから、今回の勝利は本当に嬉しい。たとえ、本当に良いヤツが相手だったとしてもね。自分のメンタル的にも今回は勝利が必要だった。記録としてはさほどたいしたことはなかったかもしれないけどね。たぶん、向こうは俺のプランを分かっていたんじゃないかな。俺がレスリングを仕掛けるのを分かっていたみたいだし、かなりしっかりとディフェンスに備えていた。相手の守りを突破しないといけないのは分かっていたし、柔術のスキルを生かして一本を取りにいく必要があった。今回の勝利で自信を取り戻すことがメインだった。ランキングはそれほど関係ない。とにかく勝利が必要だった。本当に良い気分だし、パワフルだし、もう一度、自分を信じられる。休んでまた健康になったら、すぐにでも次の試合がしたい」 ▼バンタム級 5分3R○ブライアン・ケレハー(米国)[1R 2分49秒 ギロチンチョーク]×オード・オズボーン米国)※クローズドガードに入れてアームインギロチン ◆ブライアン・ケレハー「コンテンダーシリーズ上がりの売り出し中の相手に、ここでやれることを見せないといけなかった」 「勝利街道に戻れて最高の気分だ。俺の肩には相当のプレッシャーがのしかかっていたけど、それを気にせず、とにかく試合に集中した自分を誇りに思う。自分でも、それしか俺にできることはないと思っていたし、今日、結果を残さないといけないのも分かっていた。金曜日に、メインカードに昇格すると言われたけど、臆さず、何があろうとも、とにかく試合に出て集中するんだと言い聞かせた。遅い時間に戦えて満足だ。水分補給の時間が増えたし、俺にとってはいいことしかなかった。どんな勝利だって嬉しい。特に、俺の立場になるとな。でも、向こうはかなり売出しをかけられていて、コンテンダーシリーズから大きな期待を背負っていた。ケレハーのポジションは、とか言われて、まだここにいるべきなのか、とか、そういうふうに見られていんただろうから、自分がここでやれるってことを見せないといけなかった。4月18日、ブルックリンで次の試合ができれば最高だ。そうなるよう願っている。3カ月あるから完璧なスパンだろう。トップ15への返り咲きを狙っている。そのためにベストを尽くす」 ▼ライト級 5分3R○ディエゴ・フェレイラ(ブラジル)[2R 1分46秒 リアネイキッドチョーク]×アンソニー・ペティス(米国)※シングルレッグテイクダウンから背中見せたペティスにRNC ◆ディエゴ・フェレイラ「トップ5入りしたい」 「最高だよ、肩の荷が下りた。これでようやく誕生日を楽しめるよ。35歳になるんだ。家族やチームと楽しく過ごす。今週は面白かったし、楽しめた。こういう、メディアとかいろんなことが自分にとってはまだ新しい。英語の練習になるし、たくさんの人たちに会えるから、メディアと話すのは好きだよ。だから楽しい。俺の夢はランキングに入ることだから、これでアンソニーのスポットをいただけるはずだし、トップ10に近づける。トップ5に入りたい。まだタイトルのことは気にしていないけど、トップ5入りしたいんだ。今は自分のことに集中したいし、テキサスに戻れば自分のジムがある。2人か3人ほどUFCにファイターを送り込みたい。UFCが次の対戦相手を連絡してきたら、喜んで受けるつもりだ」 【プレリミナリー】 ▼女子フライ級 5分3R○ロクサン・モダフェリ(米国)[判定3-0] ※30-27×2、30-26×メイシー・バーバー(米国) ◆ロクサン・モダフェリ「メイシーが怪我から早く回復するように願っている」 「勝利街道に戻ってこられてものすごくホッとしたし、満足している。友達や家族のみんなが今回の試合でたくさん儲けているといいな! コーチから、自分のダークサイドな部分をもう少し受け入れるように言われた。私は基本的に怖がらないので、みんなが私をまともに見てくれるように集中しようとしたの。これまでも何人かからゼロ(無敗)を奪ってきた。彼女がケガをしていたから、早く回復するように願っている。こうなることもあるから仕方がないの。そのアドバンテージを生かさないといけないし、トップ10をキープできて本当に嬉しい。今はいろいろとプランがある。どれが最初になるか分からないけど、誰が相手でも戦うわ。女子フライ級にいる誰が相手でも恐れない。相手がちゃんと体重を作ってくれさえすればね。ちゃんと計量をパスした人が相手だと、かなりいい成績を残しているから。できればあまり計量失敗が多くならないように、少しルールを調整してもらえるといいんだけど。勝ち続けて成長し続ける。シンジケートのチームは最高。感謝してもし足りないわ」 ▼フェザー級 5分3R○ソディック・ユサフ(ナイジェリア)[判定3-0] ※29-28×3×アンドレ・フィリ(米国) ◆ソディック・ユサフ「ランキング入り間近だったフィリに勝利した。トップ15入りしたい」 「しんどい試合になると予想していた。うまく打っていければ自分が勝てるはずだと思っていた。彼はすごい忍耐力だ。タフだしな。あれ以下なんて予想していなかった。向こうはもう長いことやっているから、プレッシャーに押しつぶされるってこともないだろう。ファイト・オブ・ザ・ナイトのボーナスがほしかったから、第3ラウンドはもっと動きのある展開にしたかったんだけどね。ボーナスがあればかなり家族の助けになる。でもまあいい。勝てたからね。ここから進んで、次に向かう。当然、今回がキャリアで一番の勝利だし、フィリはランキング入り間近だったと思うから、この結果で俺のトップ15入りとなればいいんだけどね。そうなれば、どんどんのし上がってやる。1試合ずつ向き合っていくつもりだ。これまでもずっとそうしてきた。ただひとつ、確実に分かっていることはUFCに全力を尽くすということ。それ以外のことはすべて、“その時がきたら考える”だ。自分の才能や取り組み方があったからここに来られた。最後に、ナイジェリアのみんなに伝えたい。“みんな、俺もここにいるぜ。もうすでに上の兄弟たちがベルトを手にしたけど、いつか俺もそこにいく”とね」 ▼フライ級 5分3R○アスカル・アスカロフ(ロシア)[判定3-0] ※29-28、30-27×2×ティム・エリオット(米国) ◆アスカル・アスカロフ「トップ10ともっと試合がしたい」 「メキシコでUFC初勝利を狙っていたんだけど、残念ながらそれはうまくいかなかった。これで俺のUFC道が本格的に始まる。勝てて嬉しいよ。第1ラウンドと第2ラウンドを取った自信はあったから、勝者として俺が呼ばれると思っていた。向こうがかなりアンオーソドックスなのは分かっていたし、難しい試合になるだろうと思っていたから、コーチたちが最高のゲームプランを練ってくれて、それに沿っていけばよかった。自分の打撃に集中したかったし、それがうまくいったのは見ての通りさ。トップランカーの相手に最高の勝利で今年をスタートできたから、これでトップ10に入れるといいんだけどね。トップ10の人たちともっと試合がしたい。今年はあと3試合して、タイトルに挑戦したい。自分の力を証明したいんだ」 ▼ライト級 5分3R○ドリュー・ドーバー(米国)[1R 1分10秒 TKO] ※左フック×ナスラット・ハクパラスト(ドイツ) ◆ドリュー・ドーバー「ハビブとやりたいし、彼より下にいる誰とでもやりたい」 「俺にとってはでかい結果だと思っている。向こうはかなりのファンがいるし、世界にファンがいるからな。かなり才能もあるし、とにかく俺は試合に臨んで自分の力を見せつけたかった。チーム・エレベーションはコーチにしても、トレーニングパートナーにしても本当に良くしてくれている。本来の自分でいられるんだ。正直、これまで56試合してきて多くの才能あるヤツらと戦ってきたから、試合しないと言ったことはない。向こうはかなり期待値が高かったけど、自分に力があることは分かっていたし、それを見せつけられたと思う。この試合の後は待望の休みを取るつもりだけど、その後はトップ10、トップ15の誰でもやってくれる人とやる。もう一度、試合を振り返って、自分に必要なものを整えたいと思っているけど、それが終われば本番さ。ハビブとやりたいし、彼より下にいる誰とでもやりたい。だから、最初にイエスと言ってくれた人とやる」 ▼ライトヘビー級 5分3R○アレクサ・カムール(米国)[判定3-0] ※30-27×2. 29-28×ジャスティン・レデット(米国) ◆アレクサ・カムール「コンテンダーシリーズに出たことがかなり助けになったのは間違いない。UFCに直接行くよりも良かった」 「UFCで初めての勝利を飾れて最高の気分だ。向こうがタフなのは分かっていたし、かなりハードな戦いになると思っていたけど、嬉しいよ。スコアカードを読まれるときは、ちゃんと自分のやるべき仕事は果たせたと思っていた。少しスローダウンしたけど、力強く終わらせられたし、確実にできるよう最後にテイクダウンも決められた。コンテンダーシリーズに出たことがかなり助けになったのは間違いない。UFCに直接行くよりも良かった。ものすごく集中できたから、今回の試合の全部を通して役に立った。できる限りスティペとトレーニングしている。俺のキャリアにとって彼が本当に大きな助けになっているんだ。彼の打撃はハードだから、自分の試合に臨んでも、彼ほど強力にヒットしてくる人はいない。オクタゴンの中でも外でも、彼が俺を指導してくれる。スティペだけじゃない。ストロング・スタイルのチーム全員がそうだ。今年を勝利でスタートすることが本当に重要だって分かっていた。特にメンタル的にはね。すぐにジムに戻ってトレーニングを続け、今年が良い1年になるようにしたい」 ▼女子フライ級 5分3R○サビーナ・マゾ(コロンビア)[判定2-1] ※29-28×2, 28-29×J.J.アルドリッチ(米国) ◆サビーナ・マゾ「今の私がいるのもデビュー戦で負けて学んだから」 「今年の出だしに勝利できて最高よ。思い通りのスタートになったし、それに、今日のオープニングマッチでファンのみんなにショーを見せたかったし、エネルギーを引き出したかったから、みんなが楽しんでくれていることを願うわ。ファイターとしてかなり成長している。デビュー戦で負けたときでさえ、たくさんのことを学んだし、今の私がいるのもあれがあったから。私は毎試合、何かしら違っていてもっと成長した私を見せるつもり。体重は試合に影響しなかった。気分は良かったわ。でも、次はプロらしくやり遂げられるようにするし、すべてしっかりやってみせる。今年は記憶に残る試合がしたいし、みんなに私の名前を知ってもらいたい。何試合やるとか、いつとかは分からないけど、呼ばれたときには成長した自分で覚悟を持って挑むわ」
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