10戦無敗で王座に就いた山田(右)が他団体の王者を迎え撃つ
2020年2月23日(日)東京・後楽園ホール『RISE 136』の追加対戦カードが発表された。
RISEスーパーライト級王者・山田洸誓(正道会館KCIEL)が、NJKFウェルター級王者&S1ジャパントーナメント65kg級王者・中野椋太(誠至会)との王者対決を行う。
正道会館の空手家である山田は昨年7月から開催されたRISEスーパーライト級王座決定トーナメントに参戦。準決勝のタップロン・ハーデスワークアウト、決勝の山口侑馬を破り10戦無敗(7KO)でRISE王座を獲得した。
戴冠後のマイクでは元RISEラウンドガールと結婚していたことを明かし、“ベルトもラウンドガールも射止めた男”として話題に。パンチ、蹴りともに空手仕込みの破壊力があり、どの技でも倒せる強さを持つ。
対する中野は2018年に4戦4勝(2KO)で、同年12月にはNJKFウェルター級王者になったパンチを得意とするアグレッシブファイター。2019年は国際戦でタイ人と韓国人に連敗を喫したが、RISE初参戦となった昨年7月の大阪大会で、DEEP☆KICK王者の憂也に1RKOで勝利。10月には65kg級のS1ジャパントーナメント決勝戦でNJKFスーパーライト級王者・畠山隼人を破り優勝した。RISEには2度目の参戦となる。
RISEミドル級2位・松倉信太郎(TRY HARD GYM)はRISE初参戦となるNKBミドル級王者・西村清吾(TEAM-KOK)を迎え撃つ。
松倉はK-1甲子園70kg日本一トーナメントでの優勝を経てK-1、Krushを主戦場にキャリアを重ねた。2018年に戦場をRISEに移し、RIZINにも参戦。2019年7月にイ・ソンヒョンとRISEミドル級王座を争うも、5R判定負けで王座戴冠を逃し、10月にはRIZIN参戦が決定していたものの流行性角結膜炎および右眼角膜潰傷でドクターストップがかかり、今回が再起戦となる。
対する西村は35歳でプロデビューし、37歳でタイトルマッチに挑戦するが惜しくも判定負け。しかし2018年9月には再度王座に挑戦し、見事NKBミドル級王座を獲得した。破壊力のあるパンチを持つ。
国内4冠王の実方拓海(TSK Japan)が2度目の参戦で、RISE初参戦の杉本卓也(WSRフェアテックス)と対戦。
24歳にしてヒジありのキックボクシング&ムエタイルールで4本のベルト(WMC日本スーパーライト級、J-NETWORK同級、LPNJ同級&スーパーウェルター級王座)を持ち、様々なリングで活躍してきたテクニシャンタイプの実方。RISEには2019年6月に初参戦し、RISEライト級7位・川島史也を破った。
杉本はパンチを武器にKNOCK OUTやJ-NETWORK、REBELSなど様々な団体で活躍。打ち合い上等のスタイルでJ-NETWORKスーパーライト級王座にも就いた。両者は2016年10月にJ-NETWORKスーパーライト級王座次期挑戦者決定戦で対戦し、杉本が判定勝ち。その後、杉本は王者となり、返上したベルトを実方が王座決定戦で手にしたという経緯がある。
森本“狂犬”義久との対戦を熱望する“北のエース候補”RISEフェザー級7位・山川賢誠(Kickboxing Academy Sapporo)は、同級9位・門口佳佑(EX ARES)と対戦。
山川は北海道在住のファイターで、2018年にはRISEバンタム級王座決定トーナメントに出場。2019年4月大会からフェザー級に階級を上げ、11月に初開催された『RISE NORTH』では堂々メインを務め、クワート・スラチャットに勝利。サウスポーからの蹴りを得意とするが、打ち合いも辞さない。
門口はAbemaTVの企画「那須川天心挑戦者決定トーナメント」で優勝し、那須川と拳を交えたこともある。その後のプロデビュー以来、破壊力のあるパンチと蹴りでプロ7戦無敗。2019年11月にはRISEバンタム級3位・堀尾竜司と対戦して徹底したボディ攻めで大物喰いを果たした。
そして、TARGET SHIBUYAに移籍したRISEフェザー級5位・篠塚辰樹が昨年5月の森本“狂犬”義久戦以来8か月ぶりの復帰戦。以前よりRISE参戦を熱望していた自称“岡山の神童”平野凌我(MTS)と対戦することが決定した。
篠塚はプロボクシングから2018年2月にキックボクシング転向。強烈なパンチを武器に6勝(5KO)2敗の戦績を持つ。森本との試合は舌戦が大きな話題となり、試合も大激闘となった。対する平野は中国の『英雄伝説』で2019年アジアトーナメント第3位に入賞している。
<決定対戦カード>
▼Super Fight! -65kg契約 3分3R延長1R
山田洸誓(正道会館KCIEL/第4代スーパーライト級王者)
中野椋太(誠至会/NJKFウェルター級王者、S1ジャパントーナメント65kg級王者)
▼-75kg契約 3分3R延長1R
松倉信太郎(TRY HARD GYM/ミドル級2位)
西村清吾(TEAM-KOK/NKBミドル級王者)
▼フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
山川賢誠(Kickboxing Academy Sapporo/同級7位)
門口佳佑(EX ARES/同級9位)
▼スーパーライト級(-65kg)3分3R
実方拓海(TSK Japan/WMC日本Sライト級王者、LPNJ Sライト級・Sウェルター級王者、J-NETWORK Sライト級王者)
杉本卓也(WSRフェアテックス/元J-NETWORKスーパーライト級王者)
▼-58kg契約 3分3R延長1R
篠塚辰樹(TARGET SHIBUYA/フェザー級5位)
平野凌我(MTS/2019英雄伝説アジアトーナメント3位)
▼ヘビー級 3分3R
三上大智(ボスジム)
石川利輝(TEAM TEPPEN)
▼-69kg契約 3分3R
真弓勇気(LEOジム/2018年KAMINARIMON全日本大会-75kg級優勝)
稲井良弥(TARGET/JAPAN CUP 2019 -70級優勝)