RIZINライトヘビー級王者のイリー・プロハースカ(チェコ)が、王座を返上してUFCと契約することになった。榊原信行RIZIN CEOが自身のSNSにて発表した。
プロハースカは2015年末のRIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYSのヘビー級トーナメントに初来日し、石井慧、ワジム・ネムコフを破り、決勝進出。キング・モーに敗れ準優勝に。その後、脅威の9連勝を飾った。2019年1月には、UFCからチェコ大会のオファーを受けていたが、RIZINでの王座獲得を目指すことを優先し、2019年4月21日、RIZIN.15のライトヘビー級タイトルマッチでキング・モーと再戦。3R TKO勝ちで初代王座獲得に成功した。
2019年大晦日には元UFCファイターのC.B.ダラウェイを相手に初防衛戦を行い、1R1分55秒、KOで圧勝。試合後のコメントでは「これからの展望はまずRIZIN、Bellatorなどの組織と展望を話し合い、他の組織とも並行して協議を続けています。私にとって魅力的なオファーをしてくれる組織によって今後の展望を考えたいと思います」と、RIZIN以外の団体とも交渉していくことを明らかにしていた。
榊原CEOは「我々は彼の意思を尊重し、快く送り出します。RIZINのリングで凌ぎを削った経験を存分に活かし、是非UFCでもベルトを掴んで欲しいです。今後も変わらずイリー選手への応援を宜しくお願いします」と、プロハースカへエールを送っている。<関連ニュース>プロハースカが元UFCダラウェイをKO、圧倒初防衛に成功(第9試合)メイン抜擢のプロハースカがチェコで役者デビューRIZINガールのレースクイーンAWARD初代グランプリ・川村那月、東海林里咲のライト級GPなど今大会の私的注目ポイント