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【ONE】日本勢もサバイバル、大沢ケンジ監修 非公式ランキング発表

2020/01/07 20:01
2020年1月10日(金)タイ・バンコクのインパクトアリーナにて、2020年の開幕戦「ONE: A NEW TOMORROW」を行うONE Championshipの大会に向け、2019年12月6日のクアラルンプール大会の結果を踏まえた「ONE Championship非公認・大沢ケンジ監修 非公式ランキング」がAbemaTVから発表された。 ONEストロー級(※56.7kg)では、日本の澤田龍人を判定で下した南アフリカのボカン・マスンヤネが新たに9位にランクイン。PANCRASEで猛威を振るったスープレックスが禁止のなか、今後レスリングのコントロールで上位勢といかに戦うか。日本勢では、1位に猿田洋祐、3位に内藤のび太がつけている。 また、前回4位にランクインしていた鈴木隼人が頭部の「巨大大槽」のためONE出場見込みがなくなったためランク外に。鈴木はツイートで「私の頭部に『巨大大槽』があり審査がありONE、RIZINでは試合することはできないし、その他の団体も多分厳しそうです。総合格闘技が好きなのは変わりないから練習を続けて、また試合できると信じて前向きに生きてます。またこれから何か変わっていきなりOKになるかもしれないし、今日も練習です」「ONEにはもう完全に出れないです。どうにか大舞台のRIZINに出たいです」と記している。 ONEフライ級(※61.2kg)では、12月大会でグルダージャン・マンガット(カナダ)に1R リアネイキドチョークで一本勝ちした豪州のリース・マクラーレンが3位にランクアップ。2019年は3月にカザフスタンのカイラット・アクメトフに判定負けしたマクラーレンだが、8月大会ではダニー・キンガドと接戦。スプリット判定で敗れたものの評価を下げることはなかった。日本勢では、5位に和田竜光、7位に若松佑弥がつけている。 ONEバンタム級(※65.8kg)、ONEフェザー級(※70.3kg)、ONEライト級(※77.1kg)は変動無し。 ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)を頂点とするバンタム級で日本人選手は、5位に佐藤将光、7位に竹中大地、8位に上久保周哉がランキング。 マーティン・ニューイェン(ベトナム/豪州)が王者のフェザー級では、3位に松嶋こよみ、7位に高橋遼伍、8位に中原由貴、10位に山田哲也がつけている。高橋は、1月10日のバンコク大会でONE2連勝中で5位にランキングされているタン・リー(米国)に勝利すればトップ5入りを狙えるマッチアップだ。また、ロディアン・メンチャベス(フィリピン)を圧倒し、ギロチンで一本勝ちしたユン・チャンミン(韓国)は今回はランキング入りせず。 GP王者のクリスチャン・リー(米国)がベルトを巻くライト級では、1位のダギ・アサラナリエフ(トルコ)に次いで、日本勢では2位に青木真也、10位に久米鷹介がランキングされている。 ONEウェルター級(※83.9kg)は、12月大会で米国LFAなどでMMA6戦無敗だったダンテ・シーロにスプリット判定勝利したアギラン・タニ(マーレーシア)がランクアップ。2019年6月に秋山成勲に判定勝ち、10月に岡見勇信にスプリット判定負けしたタニは、毎試合ごとに成長を見せている。日本勢では6位に岡見勇信、10位に10月の両国大会で元UFCのエルナニ・ペルペトゥオに判定勝ちした手塚裕之がランキングされている。 ONEミドル級(※93.0kg)、ONEライトヘビー級(※102.1kg)、ONEヘビー級(※120.2 kg)は変動無し。ミドル級とライトヘビー級の2階級でベルトを巻くアウンラ・ンサン(ミャンマー)は、10月の両国大会でライトヘビー級王座戦としてヘビー級王者のブランドン・ベラ(フィリピン)も2R TKOに下しており、盤石の地位を築いている。重量級では日本勢で唯一ミドル級で長谷川賢が5位にランキングされている。 ONE女子アトム級(※52.2kg)は、クアラルンプール大会で地元のヒーロー、ジヒン・ラズワンを判定で破ったフィリピンのデニス・ザンボアガがランクイン。ONEデビユー戦で勝利し、URCCなど6連勝を飾っている。 また、11月大会でストロー級からアトム級に転向。アルゼンチンのラウラ・バリンを右ストレートで1R TKOに下した中国のモン・ボーがいきなり5位にランクイン。MMA14勝5敗。2013年11月にMMAデビュー戦だった現UFC世界女子ストロー級王者ジャン・ウェイリに判定で唯一の黒星をつけているボーは、2度試合が流れている2位のV.V Mei(山口芽生)との試合を望んでいるが……。ザンボアガとボーの活躍により、平田樹とリトゥ・フォーガットがランク外となっている。 ONE女子ストロー級(※56.7kg)は、12月大会でソバンナリー・エム(米国)をギロチンチョークで極めたブラジルのラヤネ・バストスが4位の三浦彩佳に続く5位にランキングされた。サマラ・サントスは6位に降格。イリナ・キセロヴァに1R TKO勝ちするなど3連勝中だったエムに1Rで一本勝ちしたバストスはジャングルファイト時代にはサマラ・サントスにも一本勝ちするなどMMA4勝1分と負けなし。 1月10日(金)タイ・バンコク大会でONEデビューとなるマイラ・マザール(ブラジル)と対戦する4位の三浦にとっては散打出身のマザールをしっかり下して念願の王座挑戦に繋げたい。しかし、MMA6勝2敗のマザールの敗戦はデビュー戦と2016年のウェイリ戦のみ。新鋭が続々参戦するなか、ストライカー相手に三浦は女子ストロー級戦線で後続を引き放すことができるか。
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