キックボクシング
インタビュー

【KNOCK OUT】髙橋一眞「重森に付き合うことなく、僕にしか出来ないことを仕掛けていって、前戦と同じようなKO負けを味わわせてやります」=2月11日(月・祝)『KNOCK OUT 2019』大田区

2019/02/08 11:02
2月11日(月・祝)『KNOCK OUT 2019 WINTER 「THE ANSWER IS IN THE RING」』大田区総合体育館大会で、新日本キックボクシング二階級制覇者・重森陽太(伊原道場稲城支部)と対戦するNKBライト級王者・高橋一眞(24=NKB・真門ジム)。 関西のキック三兄弟の長男である高橋一眞は“怒突き合いお兄ちゃん”のキャッチフレーズの通り、兄弟のなかでも好戦的で強打を武器に、1ラウンドから倒しにかかるスタイルを持つ。 当初は前口太尊との対戦が決定していたが、前口がケガにより欠場、代役として重森が12月大会(ボルドバートルにKO負け)に続いての出場で一眞と対戦する。 「厄介な相手に変わりましたね。うまくて正統派なキックボクサー」と重森を警戒する一眞だが、「僕はうまいタイプではないので、前回重森選手がKO負けした時(ボルドバートル・アルタンドルグーン戦)のような試合をイメージして戦おうと思う」と攻略法も見つけたようだ。 「重森に付き合うことなく、僕にしか出来ないことを仕掛けていって、同じようなKO負けを味わわせてやりますよ。ド突き合いを仕掛けます」──一眞は、ライト級のサバイバルマッチを生き残ることが出来るか。 ――昨年8月のヨードレックペット戦以来のKNOCK OUT参戦が決まりました。 「世界最高峰のヨードレックペットと試合をさせていただき、その一戦を終えてから成長した姿をファンの皆さんに観てもらいたいと思っていて気合いが入ってます」 ――ヨードレックペット戦では判定負けでしたが、試合を振り返っていかがでしたか。 「世界最高峰の王者と言われるだけあって凄い蹴りでした。今までに食らったことのない蹴りの強さで凄く衝撃を受けました。5R終わった時点で自分が負けたとは素直に思いましたね」 ――敗因は何でしょう。 「ミドルを蹴らせてしまったところです。前半は自分の距離で戦うことを意識してミドル、三日月蹴りを出しましたが、向こうも後半になると入ってきたので、そのプレッシャーに負けてしまいました」 ――三日月蹴りをもらったヨードレックペットが効いていたように見えました。手応えはありました? 「嫌がっていると思いましたね。今まで僕は三日月蹴りを練習でやったり試合で使ったりしたことがなかったのですが、ヨードレックペット戦が決まった時に『このままの僕のスタイルでは何か足りない』と思っていて練習したのが三日月蹴りでした」 ――三日月蹴りを使う初戦がヨードレックペット戦だったとは!? 新たな武器が増えましたね。 「そうですね。毎回使える技ではないと思うのですが、対戦相手によっては使っていこうと思います」 ――日本トップファイターの森井洋介選手にKO勝ちしているヨードレックペット選手と判定まで行ったことは自信になりました? 「僕は勝つ気で行って負けたので相当悔しかったです」 ――すぐにでも再戦したい気持ちは? 「16年9月のKNOCK OUTで森井に1RKO負けしてからずっとリベンジしたいと思っていて、ヨードレックペットに勝てばすぐに森井とやれると思ってヨードレックペット戦のオファーを受けたんです。すぐにヨードレックペットと再戦しても勝てませんが、まず森井とやりたいです」 ――1度対戦してから以降の森井選手の印象はどうですか? 「変わらず最強ですよね。今も昔もしっかりした強さを試合で見せています。ですが、今やったら勝てる自信はあります」 ――今回、対戦予定だった前口太尊選手がケガによる欠場で、重森陽太選手との対戦が決まりました。 「厄介な相手に変わりましたね。僕はライト級のベルトを狙っているので、いずれどこかで当たる選手とは思っていたのでやるタイミングが早くなっただけです。いつでもやってやると思っていて、前口が欠場になった時に間違いなく重森が来るなと思いました」 ――重森選手にはどのような印象がありますか? 「うまくて正統派なキックボクサーのイメージがあります。僕はうまいタイプではないので、前回重森選手がKO負けした時(ボルドバートル・アルタンドルグーン戦)のような試合をイメージして戦おうと思っています。重森に付き合うことなく、僕にしか出来ないことを仕掛けていって、同じようなKO負けを味わわせてやりますよ。重森選手はどう来るかはわかりませんが、“怒突き合いお兄ちゃん”の異名通り、ド突き合いを仕掛けます」 ――現在、NKBと新日本キックの団体対抗戦が両団体のリングで繰り広げられて注目を集めていますが、KNOCK OUTでもまさか実現するとは思いませんでした。団体の看板を背負っての戦いは意識しますか? 「意識すると逆に動きが硬くなってしまいますから、あえてそこは意識しないようにしています。もう団体どうのこうのではなく自分の強さで勝負していきたいので、勝っていって自分の価値を高めるだけです」 ――今年の初戦をクリアーして2019年をどういう1年にしたいですか? 「勝たないと意味がないと思うので勝ちにこだわって一戦一戦をクリアーしていき、次もKNOCK OUTに繋げるなど、次に決まった試合に向けてやるだけです。僕のド突き合いっぷりを楽しみにして下さい」 ――髙橋三兄弟での目標はありますか? 「去年の年末に次男の亮、三男の聖人も大事な試合で負けてしまったので、もっとチームを意識して3人ともみんなしっかり勝てるように協力、サポートし合って高めていきみんなで強くなりたいと思います」 ――ちなみに、以前亮選手にインタビューしたところ、高校生の頃に家で飼っていた犬を「お兄ちゃんがもう世話をしたくないと言って逃がした」ことで大喧嘩になったと言ってました。世話をしたくなかったのはなぜですか? 「高校の時だったのでとにかく遊びたい時期だったんです。犬は凄く可愛かったのですが、世話が面倒臭くなって逃がしたんです(笑)。そうしたら思いっきり弟に殴られました(笑)」
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