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【RIZIN】勝利の山本美憂「試合後に相手にお母さんと呼ばれて、とても微笑ましく思えました」

2019/12/31 21:12
 2019年12月31日(火)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN.20』の第3試合で、アム・ザ・ロケット(タイ)を判定3-0で破り、再起戦を勝利で飾った山本美憂(KRAZY BEE/SPIKE22)が、試合を振り返った。 「前回負けていたのでlその負けが続かなくてよかったと思っています」と、連敗を防げてホッとした様子の山本。 「もうちょっと蹴りが来ると思っていたので、それにパンチを合わせていこうとして相手を見すぎて堅くなってしまったのがありました。立ち技で行きたかったんですが、なかなか前へ出られなかったのが悔しい。寝技は今までやってきた中で一番忙しかったです。次から次へと手が入ってくるので。集中しないといけないとの危機感はありました」と、緊張感のある試合だったと振り返る。 「ゲームプランは本当はこんな感じではなかったんです。蹴りが来たら合わせていくプランでした。全てが上手くいくわけではないので、終わってからのコーチ陣の反省会が凄く厳しかったですね。ひとつひとつがいい勉強になりました」と、反省も多かったという。  最後に腕十字を仕掛けながらも極められなかったことは「3Rもう少しで極められた、確かにもう少しでした。それはコーチにも厳しく言われました。キムラ(アームロック)って聞こえていたんですが…もうちょっとグラップリングに自信がなかったので。次は極めたいと思います」と、自信が足りなかったとした。  29日の試合で同じチームのあい、ジョン・タック、矢地祐介が勝利を収めていることが「プレッシャーにもなった」という山本。「チームメイトが29日に勝っているので勝ててよかったと思っています。SPIKEとしてもKRAZY BEEとしても良かったと思います。あい、タック、矢地が勝って自分も勝って。最後の自分にプレッシャーがありましたが、力強く終われてよかったと思います」  また、ヒョードルやランペイジ・ジャクソンよりも年上であることを指摘されると「彼らは私より若いの!? 赤ちゃんじゃない(笑)。この年齢でも戦えているのは自分でも嬉しいこと。裏を返せば彼らより若く見えるってことですよね。今日の相手も21歳下ということで、試合後にお母さんと呼ばれて、とても微笑ましく思えました。彼女はタフでグラップリングもよくていい戦いだったと思います。満足しています」と、年齢を笑い飛ばした。  また、RIZINで戦った試合の合計時間が2番目に長いとの指摘も受けると「えっ、本当に? 自分がそれだけスタミナがあるということだと思います」とポジティブ。  今年1年を振り返り、「素晴らしい1年だったと思っています。家族を亡くしたのは残念ですが、それ以外は素晴らしい年でした」とし、試合後は「クリスマス返上で練習していて、試合が終わったらクリスマスをやろうよと子供たちと約束したので楽しみです。その後はグアムに戻ってトレーニングをやりたい」と、1週間遅れのクリスマスを過ごすという。  次の試合は「言われればいつでも飛んできます」と言い、「一戦一戦目の前の試合に勝つだけです。(ベルトは)後からついてくると思います」と今後も一戦一戦勝っていくことが目標だと語った。
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