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【RIZIN】榊原CEO「魔球はやめました」、地上波視聴率は「民放3位が目標。格闘技が市民権を得られたかの審判の時」

2019/12/30 23:12
【RIZIN】榊原CEO「魔球はやめました」、地上波視聴率は「民放3位が目標。格闘技が市民権を得られたかの審判の時」

勝負論のあるカードを揃えた今年の大晦日、変化球無しの直球でお茶の間と勝負する

2019年12月31日(火)さいたまスーパーアリーナにて、15時から開催される『RIZIN.20』の前日計量が、30日(月)都内にて16:00より行われた。計量は全員が一発でパスしている。


 過去に例をみないほど盛り上がった計量終了後、囲み取材に応じた榊原信行RIZIN CEOは予告していた「最後まで諦めずに魔球を投げようと思っています。消える魔球を投げます」と、プラスアルファを用意したいと話していたことについて、「もうお腹いっぱいなので、魔球は温存しようと思います。見せずに完封勝利を狙います。魔球はまた日を改めて」と、今年は“直球勝負”で行くとした。


 12月31日(火)18時から23時45分まで、フジテレビ系列で全国放送される今大会について「後半5試合を8時後半からノンストップで生放送します」とリンジー・ヴァンザント(米国)vs RENA(シーザージム)、朝倉未来(トライフォース赤坂)vsジョン・テイシェイラ・マカパ(ブラジル)、浜崎朱加(AACC)vsハム・ソヒ(韓国)、那須川天心(TARGET/Cygames)vs江幡塁(伊原道場)、そして朝倉海(トライフォース赤坂)vsマネル・ケイプ(アンゴラ)の5試合が生放送枠と正式に発表。

「基本的には全試合流したいと考えています。あと29日(Bellator JAPAN)のヒョードルvsジャクソンなど印象的な試合も流します」と言い、「民放3位が目標です」と掲げた。


「昨年はメイウェザーvs天心が瞬間最高視聴率で12.2%。注目度が高かった。瞬間最高では民放1位でした。今年で5回目の勝負、どこまで格闘技が市民権を得られたかの審判の時です。奇をてらったカードで瞬間のサプライズを狙うのではなく、これで数字が取れたら本物。どストライクで勝負します。例えば天心と戦う江幡塁選手の知名度は世間では弱いが、映像の力で言うとメイウェザー以上の緊迫感を、本物を届けられると思っています。これで世間と胸を張って勝負する。フジテレビさんはもっとサプライズ的なカードが欲しかったと思います。芸能人のチャレンジ、力士、オリンピック選手…そこに頼りたいところはありますが、本格的な格闘技の試合だけでこれだけの時間をいただけたことに感謝しています。だからこそ結果を出したい」と、純粋な格闘技だけで視聴率をとりたいと訴えた。


RIZINガールも大会に花を添える

 会場には確実に熱が戻ってきている。今大会の前売りチケットは完売で当日券は無し。「完売で25000人以上。去年を抜いて過去最高になる可能性があります。キャンセル待ち組も含めて、関係者も席が取れない状態です」とし、会場の熱気が「お茶の間に届くと信じています」と視聴率につなげたいと語った。

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