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インタビュー

【Bellator JAPAN】鮮烈KO勝ちのマイケル・“ヴェノム”・ペイジがNARUTOコスプレした理由

2019/12/30 10:12
【Bellator JAPAN】鮮烈KO勝ちのマイケル・“ヴェノム”・ペイジがNARUTOコスプレした理由

【写真】『NARUTO』のポーズをとるMVP。コスチュームのイメージは「イタチ」でロンドンのコミケで購入したのだという。

2019年12月29日(日)さいたまスーパーアリーナ『Bellator JAPAN:Fedor vs. Rampage』の第4試合で、安西信昌(日本/TEAM CLIMB)を2R23秒、KOに葬った“MVP”ことマイケル・“ヴェノム”・ペイジ(英国/ロンドン・シュートファイターズ)が試合後のインタビューに答えた。

「素晴らしい気分だ。日本で驚異的な時間を過ごしているよ。日本で戦うのは『死ぬまでにしたいこと』の一つだった。それが実現できて嬉しく思っている」と笑顔のペイジ。


(C)Bellator MMA

 対戦した安西については「タフだったけど、特に感想はないね。試合前にも言ったけれど研究はコーチに任せているので私は自分の力を出すだけだった」とし、ノーガードで戦うことについては、「マイガード・イズ・マイムービング。ガードの必要が無いんだよね。『ガードを上げていないとノックダウンされるぞ』なんて言われたりもするんだけど、ガードしててもKOされる選手はいるわけだし、自分の中では、最もパンチを当てられず、自分が当てることが出来ている数少ない選手だと思うから、常に動いてることでガードになっているんだ」と、動き回ることで相手のパンチをもらわないと答えた。


 試合前インタビューでは「新しいキックを用意した」と予告しており、「ひとつアウトサイドに、身体を逆さまにしたような姿勢のキックを出したんだけど、距離を見誤った部分があってミスしてしまって。あともう一つ隠しているキックがあるんだ、それはお楽しみに(笑)」という。

「パフォーマンスすることが大好きなので、また日本のファンの皆さんを楽しませたい。残りの滞在期間中はできるだけ多くのサケ、日本酒を飲みたいと思うよ」と、勝利の美酒でも日本びいきなところを見せた。


(C)Bellator MMA

 日本のアニメファンとしても知られており、入場コスチュームにアニメの『NARUTO』を使用したのは「『NARUTO』は子どもの頃から長い間見ていた、アニメの中でもベストシリーズなんだ。今回こういったパフォーマンスをすることで、アニメが好きだってことを日本のオーディエンスにも伝えられたと思うけど、同時に日本の文化に対する敬意を表したかったんだ」と嬉しそうに答えた。

 アニメからインスピレーションを得て、実際の試合に役立てることもあるのかとの質問には「アニメは現実的ではないので取り入れるのは難しい。しかし、昔のマーシャルアーツ(武道)やアクション映画からインスピレーションを得て実際に使うことはある」という。


 2020年の展望を聞かれると「今年も数多くの試合をこなしてきたが来年もアクティブにこなしていきたい。チャンスがあればタイトルにも挑みたい」と、現Bellatorウェルター級王者のドゥグラス・リマとの再戦を含め、多くの試合をやっていきたいと意気込んだ。

マイケル・ペイジ「『NARUTO』は日本の文化に対する敬意を表したかった」

──試合の感想を。

「グレイト! 最もアメイジングな体験だった。長い間、死ぬまでにしたいことリストに入ってた夢のひとつがここ日本のさいたまスーパーアリーナで戦うということだったので実現できて本当に嬉しいよ」

──今回の経験が「バケットリスト・モーメント」(死ぬまでにやりたいこと)だということだけど、どんな経験でしたか。

「何もないさいたまスーパーアリーナに入って場所をチェックして照明が点灯しているのを見たときに、違うセンスのエネルギーを得たっていうのかなあ、すごいアメイジングで、違う形で自分をアゲてくれたんだよね。時差によるものもあるけど、2回目にアリーナを歩いた時に覚醒したっていうのかな、自分自身のエネルギーを感じたっていうか、ウォーミングアップの前に、照明の当たったケージを見て、いかに全てがアンビリーバブルなことかって。それで実際に足を踏み入れると家にいるような感じというかものすごく最高な気分だったんだよね」


【写真】花道をNARUTO走りで駆け降りたMVP

──いつもと違う不安はなかったですか。ヘッドライナーじゃないとかヨーロッパじゃないとか、対抗戦じゃないから注目度が低くないかなとか。

「今週はね、まるでただの観光客だった感じなんだよね。ここで試合があるなんてことを忘れてたくらいに日本をすごい満喫してて、買い物しまくっちゃったりして(笑)、本当に文化を吸収している感じというのか。それがなんていうか、自分を補正してたっていうのかな、四六時中試合のことを考えることがなかったから。それで違うエネルギーが沸き起こったのかもしれない」

──対戦相手の安西信昌選手をどう感じましたか。

「相手に対しては特に感想はないかな。もともと、試合前にも言った通り、対戦相手の研究っていうのはコーチを信じて任せていて、僕は自分の力を出してやるべきことをやるだけだったから。ただ、彼はちょっと体裁が悪かっただろうね。でも本当になかなかガードが固くて開かなくてプレッシャーをかけ続けてきていて、僕としてはやりたいことをするために、取るべき距離感を探ってみるのにちょっと時間がかかってしまった。2Rに入って自分から相手のガードをこじ開けて、『よし、これでゲームオーバーだな』と思って彼を仕留めた。でも彼は俺が打撃で試合を終わらせてるのに、まだ何もなかったかのようにもう使うことのない腕を構えて見たりしていたよね。タフだったよ」

──あなたの構えがほぼノーガードに近いのは、パンチを出しやすいからですか?

「My guard is My Movement。ガードの必要が無いんだよね。『ガードを上げていないとノックダウンされるぞ』なんて言われたりもするんだけど、ガードしててもKOされる選手はいるわけだし、自分の中では、最もパンチを当てられず、自分が当てることが出来ている数少ない選手だと思うから、常に動いてることでガードになっているんだ」

──前々日会見で「特別なキックを出す」と言っていたのは、あのカンガルーキックのような蹴りのことでしょうか。

「ひとつアウトサイドに、身体を逆さまにしたような姿勢のキックを出したんだけど、距離を見誤った部分があってミスしてしまって。あともう一つ隠しているキックがあるんだ、それはお楽しみに(笑)」

──そういった動きはアニメからインスピレーションを受けることも?

「いろんなものにインスパイアされるけど、アニメだとやっぱり現実じゃない動きになっちゃうから参考にはしづらいんだけど、昔のマーシャルアーツだったり、アニメよりは、主にアクション映画とかからインスピレーションを受けて取り入れてみたりしているよ」

──勝利後のセレブレーションをしなかったのは、ここさいたまで戦うことと関係がありましたか。

「100パーセントね、いつも言ってるけど俺は周囲を気にかけていて、観客の空気を読んで、瞬間を読む必要があって、俺はここに来たことで若い頃に格闘技を学んだ古いスクール時代のことを思い出したんだ。すべてのことに礼をするという。スイッチを切ってよかったかな、それで、入場はリスペクトを持ってあの入場になったんだ」

──『NARUTO』の衣装にしたのはどんな理由だったのですか。

「『NARUTO』は子どもの頃から長い間見ていた、アニメの中でもベストシリーズなんだ。今回こういったパフォーマンスをすることで、アニメが好きだってことを日本のオーディエンスにも伝えられたと思うけど、同時に日本の文化に対する敬意を表したかったんだ」

──「日本にまた来たい」と言っていましたが、戦ってみたい選手はいますか

「日本で誰というのはいまは思い浮かばないけど、ケージ上のパフォーマンスが好きで一番大事だから、また素晴らしい観客のみんなの前で、このアメイジングなアリーナで、楽しませたいと思っているよ」

──今後の展望は?

「今年も多くの試合をこなしたけど、来年も同様に常にアクティブな試合をこなしたいと思うし、2020年は機会があればベルトに挑みたいな」

──ロレンズ・ラーキンは先ほど「敬意を持って、正直あなたとは戦いたくない」と。彼はMVPのことが好きで、それで、多くの人はMVPとラーキンがいい試合をするだろうと言う。あなたはナンバーワンになろうと思ってるのかどうか。ラーキンは自分がナンバーワン・コンテンダーだと思っているわけだから、どれくらい十分な状態で、いかにしてリマと再戦(2019年5月にリマが2R KO勝利)を迎えることを考えているのでしょうか。

「ドゥグラス・リマの答えっていうのはおかしくって、彼は以前は俺とやりたがっていたんだけど、『もう興味がない』とか言って、出来るだけ間を開けようとしてるみたいだ。でもそうはいかない、俺は誰でも他の選手と戦い続けて、彼は俺の記録の中に唯一鎮座してる。何度でも何度でも何度でも繰り返しリマインドするよ、実現した暁には楽しい一夜になるだろうね」

──残り短い日本の滞在でしたいことはありますか。

「出来るだけ多くのサケ、日本酒を飲みたいな(笑)」

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