(C)Nobu Yasumura
2019年12月31日(火)さいたまスーパーアリーナにて、15時から開催される『RIZIN.20』の出場全選手個別インタビューが、28日(土)都内にて行われた。
メインイベントで、RIZINバンタム級王座を懸けて朝倉海(トライフォース赤坂)と対戦するマネル・ケイプがインタビューに応じた。
ケイプは「日々、進化している。RIZINでフルタイムファイターになったんだ。これまでのRIZINの試合はすべて自分が“勝った”と思っている。初めてのRIZINでのメインイベントで誇らしい。これまで言った通り、有言実行、第2Rで朝倉海に勝つ」と勝利を予告した。
ケイプ「朝倉選手には攻撃的なスタイルで自分にかかってきて」
――試合を直前に控えて現在の心境は?
「万全な状態でいいコンディションです」
――対戦相手の印象は?
「朝倉選手は優れた選手。彼のスタイルは攻撃的なのでまるで命がけで戦ってくるので、私はそういうスタイルを好んでいます。自分にピッタリな選手なので凄くいい試合になるでしょう」
――どういう試合展開を予想してますか?
「いい作戦を立ててきたので、朝倉選手には攻撃的なスタイルで自分にかかってきてほしい。お互いにいい試合をやりたいと思います」
――5人兄弟とお聞きしました。みんなスポーツはやっている?
「長男はボクシングのアフリカチャンピオンでロンドンオリンピックに出る可能性を持っていましたが、残念ながらアンゴラ代表として選ばれませんでした。僕は次男で、三男はボクシングで彼もアフリカのチャンピオン。四男はボクシングとMMA、五男はサッカーとボクシングをやっています」
――フルタイムのプロファイターはいつから?
「18歳まではサッカー一筋でしたが、当時、審判に暴行してしまい辞めました(苦笑)。それから本格的に格闘技をやっています。18~19歳の時に本格的にMMAをやり始め、同時に生活のために兄弟の面倒を見るためにポルトガルの友人が経営するレストラン、バーでボディガードのアルバイトをやりました。本格的にプロ格闘家としてフルタイムファイターでMMAをやり始めたのはRIZINに出るようになってからです」
――前回の試合から成長した点は?
「何かが変わったというより、毎回試合経験を積んでいて反省する点は反省して修正しています。全体的にものすごく成長していて、冷静さを保てるようにもなりましたし、ある程度の経験は積んだので昔のような爆発的な選手ではありません。冷静さを保ちながら試合の流れを見て判断するようになったので自分は日々成長し続けています」
――今回の試合の勝つポイントは? どのくらいのラウンドで決着する?
「自分は朝倉選手の長所、短所の全てを把握している。前回の試合もまだ自分が勝っていると思います。2Rに勝てると思っていて、今回も有言実行しています」
――会見では荒れていたが、朝倉選手に対して今の気持ちは?
「朝倉選手に対しては深いことは考えていません。むしろ自分のことを考えています。世間的には大切な試合と思われるが、自分にとっては1つの試合にすぎません。勝利を収めてからようやく試合の大切さが実感できると思います」
――ベルトを獲ったら来年はどういう試合をしたいですか?
「とりあえず今は31日のことしか考えていません。勝ってベルトを手に入れたら防衛戦になるので相手はRIZINにお任せします。与えられた選手で結構です」
――タイで練習してきたのはいつも?
「そうです。AKAタイランドで全ての練習をやってきました」
――メインでやることに関してどう思いますか?
「全ては神様のおかげだと思います。ようやく自分の試合がメインに選ばれてやっとのこと。僕はRIZINのために戦ってきて、メインに選ばれて誇らしいですし、とても嬉しい。自分はRIZINの全ての試合で勝ってきたつもり。負けたことはありません。今までいい経験をしてきたので毎日反省、修正をして次に向けてメンタルもより優れた形にしています。これからも前向きに進みたいですし、年末の試合はとても楽しみです」