2019年12月28日(土)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN』の前日計量&記者会見が、27日(金)名古屋市内にて13:00より行われた。
第7試合のスーパーファイトK-1ライト級(62.5kg)3分3R・延長1Rで対戦する、篠原悠人(DURGA)はリミットちょうどの62.5kgで計量をパスしたが、対戦相手のSEIYA(MAD MAX GYM)は64.8kgで2.3kgオーバー。記者会見終了後の15:00に再計量したが64.45kgで62.5kgをクリアーすることができなかった。
当初、この試合は大沢文也が篠原と対戦するはずだったが大沢が負傷のため欠場。そこでSEIYAに白羽の矢が立った。
巡ってきたチャンスに懸けたSEIYAだったが、9日間で14kgの減量は無謀だったか… 大会10日前のオファーで、オファーを受けた時点でのSEIYAの体重はライト級のリミット62.5kgから14kg上の76.5kg。過酷過ぎる減量にも思えるが、SEIYAはオファーを受けた。公開練習では「オファーを受けたのが10日前ということもあって、体重の問題もあったんですけど、率直にこの大舞台でこういったチャンスをいただいて嬉しかったです。ここで何としてでも自分に打ち克って、このチャンスをものにしたいと思ってます。10日で14kg落とさないといけないということで大丈夫かなと最初は思ったんですが、まあなんやかんや順調に体重も落ちてきてるので案外いけるなと」とコメントしていた。
また、「無謀な挑戦だと思うんですけど、ここは意地でも男を見せて、何としても勝ちきるところを皆さんにお見せしたい」と人生の大勝負にかける覚悟と勝利への執念を口にしてもいた。
しかし、結果は1.95kgオーバー。K-1公式ルールでは2kg差以内なら規定のペナルティ(減点とグローブハンデ)を課し、対戦相手が了承すれば試合は行われる。そのためK-1実行委員会は篠原サイドと試合実施を調整したが、最終的にDURGAおよび篠原が出場を拒否したため、この試合は「中止」となった。
1人で会見に出席していた篠原 篠原は計量後の記者会見で、「相手も変わってその選手が体重オーバーしてしまいましたが、自分は問題なく絶好調なので明日は自分のやる事をやるだけです。KOしたいと思います。SEIYA選手には急なオファーを受けてもらったのは感謝しています。でも、あれだけ14kg落とすとSNSにも書いていたのでそこはしっかり落としてもらいたかった。ダサい、ナメんなよって感じなので明日はしっかりKOでぶっ倒したいと思います」とコメントしていた。<関連ニュース>10日前のオファー、14kgの減量、人生一発逆転狙うSEIYA「ここは意地でも男を見せる」篠原悠人「判定に行ったら自分の負け。だから絶対KOで勝たないといけない」