2019年12月28日(土)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN』の前日計量&記者会見が、27日(金)名古屋市内で行われた。
今大会で行われる「K-1 WORLD GP 女子フライ級王座決定トーナメント」に出場する4選手、KANA(日本/K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)は51.9kg、クリスティーナ・モラレス(スペイン/Team Jesus Cabello)は51.6kg、メロニー・ヘウヘス(オランダ/Mike’s gym)は51.6kg、ヨセフィン・ノットソン(スウェーデン/Allstars training center)は51.6kgで、それぞれリミットの52.0kgをパス。
1回戦は第3試合でKANA vsモラレス、第4試合でノットソンvsヘウヘスが行われ、その勝者がセミファイナルの第14試合で決勝戦を争う。計量後の記者会見で4選手は以下のようにコメントした。
KANA「体調はバッチリ。心も身体も万全に準備が整いました。明日は世界トーナメントまでたどり着けたってことで、たくさんの人に関わってもらってたくさんの人に応援してもらって、本当に強いこの階級で世界でトップクラスの4人が集まったので世界最強のトーナメントができると思うので、しっかり自分がベルトを巻くと決めたので明日はベルトを巻きます」
モラレス「この場にいられることをとても幸せに思います。心身ともに準備してきているので明日をお楽しみに」
ノットソン「3~4カ月いい練習を積んでいて、誰と戦ってもいいように準備ができています」
ヘウヘス「トーナメントに参戦させてくれてありがとう。気持ちも落ち着いています。明日の試合に勝って目の前にあるベルトを自分の腰に巻くことが楽しみで仕方ないです」
目の前に置かれた真新しいベルトを最初に巻くのは誰なのか。KANAは「このベルトを巻くイメージは出来ているので明日、巻きます」、モラレスは「この場に立つことが私の夢でしたし、今とても満足しています。さらにその上、優勝してチャンピオンになるという次の夢へ向かって頑張りたいと思います」、ノットソンは「すぐ近くにベルトがあってとてもワンダフルな気持ちです。でもこのベルトを手にするには勝たないといけません。明日はベルトを必ず獲ります」、ヘウヘスは「こうして初めてベルトを目の前にしましたが、女子フライ級のトーナメントが行われることを本当に嬉しく思います。目の前のベルトは自分にぴったりのサイズになっているとしか見えません」と、全員自分がベルトを巻くことに疑いはない。
トーナメントで勝つためには何が必要だと思うか、との問いには次のように答えた。
KANA「K-1の女子を背負って覚悟を持って挑むだけです」
モラレス「とにかく皆さん強い選手なので強いハートがないと勝てないと思っています。私はそれを持っているので明日はそれを見せたい思います」
ヘウヘス「明日は自分の持っている全てを出し切ることが一番。そしてマイクスジムのスタイルで全部KOを狙っていきます。分かっていることは明日、最後に両手を上げて喜んでいるのは自分です」
ノットソン「ハードにやる事が大事だと思っています。全力で戦ってベルトを獲ります」
以上のように全員が強い意気込みを語った。また、前日に行われた外国人選手の公開練習を全てチェックしたというKANAは「モラレス選手はパンチ主体の選手ですがミットもパンチが固そうな感じなので警戒して1回戦に備えます。メロニーは減量がキツそうなイメージ。ヨセフィンはサウスポーでやっていたのでいろいろな引き出しを増やしてきたのかなって印象ですね」と分析していた。●リザーブファイト選手のコメント
壽美(NEXT LEVEL渋谷)=51.8kg「目の前にいる真優選手のことを一番に考えて、そしてリザーブファイトなので本戦に出る可能性があることも考えて体力面でも自信を持って出られるように準備をしてきました。自信を持って明日は戦おうと思います。(ベルトは)めちゃカッコいいです。自分も格闘技をやるからにはベルトを絶対に巻きたい気持ちがあるので、明日もその可能性があるかもしれないので、とにかく目の前の試合に勝ってそのチャンスをつかみたいと思います」
真優(月心会チーム侍)=51.6kg「明日は年内最後の試合なのでしっかり自分が勝って、月心会チーム侍も勝ったり負けたりが多いので、最後はしっかり自分が締めたいなと思っています。(ベルトは)めっちゃカッコいいですね、素直に。自分も巻きたいと思うので、世界の選手と戦えるようにもっと身体づくりと体力面のレベルをもっともっと上げていきたい。自分はここで止まっていたらダメなので、ここをしっかり勝たないとさらに上には行けない。しっかりここを勝って、本戦の4選手の試合を見て勉強したいと思っています」