【K-1】共にKO宣言で譲らない安保瑠輝也とゲーオ、安保は「今後K-1の顔としてやっていけるかどうかの価値を見極められる場所」

2019年12月28日（土）ドルフィンズアリーナ（愛知県体育館）『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN』の前日計量＆記者会見が、27日（金）名古屋市内で行われた。

　メインイベント（第15試合）のK-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ3分3R・延長1Rで対戦する、王者・安保瑠輝也（team ALL-WIN）はリミットちょうどの65.0kg、挑戦者ゲーオ・ウィラサクレック（タイ/WSRフェアテックスジム）は64.3kgで計量をパス。

　続いての会見でゲーオが「明日は名古屋で戦えることをとても嬉しく思っています。今日は多くを語りたくありません。明日お会いしましょう」と言えば、安保も「ゲーオ選手と同じく、たくさん会見もしたし、言いたいことは言ったので明日白黒はっきりさせるだけ」と、あとは戦うだけとコメント。

前回の対戦は延長Rまでもつれ込み、両者納得いかず即再戦を希望した

　ゲーオは公開練習にて「安保の弱点を見つけた」と発言したが、安保は「客観的に見ても自分の弱点はあると思うし、ゲーオ選手の弱点を自分も分かっている。自分のやってきたことは100％間違いないので、明日はそれを完全に出して、K-1のメインイベントを任されたので自分の実力を思い切り出してKOで締めくくりたいと思います」と、全く動じない。

　ゲーオが改めて「明日は自分が今まで練習してきたことを出すだけです。必ずKOで勝ちます」とKO宣言すれば、安保は「前回の判定はお互い距離感がつかみづらくて攻めどころがあまりなくて、延長Rであの近い距離になってバタバタな試合になってしまいましたが、今回は1Rからガンガン前へ出て行きます。それが作戦です」と、最初の会見で言った通り1Rから勝負を懸けると再度宣言した。

　そして、2019年のK-1を締めくくる一戦になることについて安保は「それが任されている部分だと思う。ゲーオ選手どうこうよりも、最高の形で勝つことが今後K-1の顔としてやっていけるかどうかの価値を見極められる場所だと思うので、それを何が何でも成し遂げたいと思います」と、ゲーオをマットに沈めてK-1の顔になると言い放った。