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【ONE】秦アンディ代表がONE総括と展望語る。2019年は「まだまだ認知が足りない」。2020年は「五輪後に“最大級”の大会を開催したい」

2019/12/20 23:12
【ONE】秦アンディ代表がONE総括と展望語る。2019年は「まだまだ認知が足りない」。2020年は「五輪後に“最大級”の大会を開催したい」

2020年1月10日(金)タイ・バンコクのインパクトアリーナにて開催されるONE Championship「ONE: A NEW TOMORROW」に向け12月20日、同大会に出場する日本人選手および秦“アンディ”英之・日本代表取締役社長が都内で会見を行った。

秦代表は、ONEが日本に初上陸した2019年を「10月13日にはONE史上初の同日2興行を両国国技館で開催し、大会の評判は良かったが、まだまだ認知が足りない」と総括すると、2020年の展望について「より多くの人々にONEを知ってもらい、より多くの日本人選手を世界に送り出したい」と語った。

2020年のONE日本大会については、「4月に予定されていた日本大会は東京オリンピック後に移し、しっかり準備をしてオリンピックの波を上手く活用し、“最大級”の大会を開催したい」と、下半期の大会に注力してビッグマッチとするプランをあらためて語っている。

また「選手の戦いの場を広げる」ために、ONEの大会のピラミッド構造を強化。ONE Championshipを最高峰とし、キックではONE Super Seriesを頂点に、さらに人材発掘の場である「ONE WARRIER SERIES(OWS)」、国にテーマを置いた「ONE HERO SERIES」を各国で展開していく予定。また、ONE主催のトライアウトや提携団体とのイベントも積極的に行っていくとした。

会見では、秦代表の挨拶に続き、現在ONEと提携中の新空手から久保坂左近館長が登壇。3月の全日本GP王者である有井渚海(及川道場)、基山幹太(Kick Lab)の2選手が、シンガポールのEVOLVEジムでの合宿に参加し、10月に日本で行われたOWSで勝利したことをあらためて報告すると、2020年2月にシンガポールで行われるOWSに、有井と基山の高校生2人が参加することを発表した。

ONE全体としては、2019年は大会開催以外にも、多くの事業に新規参入。MMAをオリンピックスポーツとすることを目標としている非営利団体「グローバル・アソシエーション・オブ・ミックスト・マーシャル・アーツ(GAMMA)」とパートナーシップ契約を締結したことを秦代表が紹介。チャトリ・シットヨートンCEOは、その理由を「MMAのアマチュア部門の発展に投資する。このスポーツにおける全てのアスリートがプロキャリアを追及するための基盤と支援を得られる環境を保証したい」とリリースに記している。

さらに事業の多角化の一環として、eスポーツにも参入。2019年12月20日から22日までの3日間、シンガポールのインドアスタジアムにて大会を開催中で、2020年6月20日から28日にも「The Dota 2」コンペティションを行うことを発表している。

ONEの2020年4月5日の日本大会は延期されたが、継続的な活動のための決断により、今後どのような底上げと認知度アップが図られるか、注目だ(続報あり)。

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