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レポート

【QUINTET】「Team UFC」がお膝元ラスベガスで優勝! 「Team PRIDE」は1回戦敗退。先鋒で五味隆典がオマリーに一本負け。桜庭は大将戦ドロー=写真追加

2019/12/13 00:12

Team UFC vs Team Strikeforce決勝戦

決勝戦では1回戦で戦わなかった選手から優先的にオーダーを組むことがルールによって決められている

△先鋒 クレイ・グイダ(米国)
[時間切れ]

△先鋒 ヘナート・ババル(ブラジル)

「Team Strikeforce」の先鋒は、1回戦で大将として出番のなかったヘナート・ババル(ブラジル)から。元Strikeforce世界ライトヘビー級王者のババルは、ファス・バーリトゥードからグレイシー・バッハ、キングスMMAという経歴を持つ。古くは2006年の「Tuff-N-Uff 1」でミシャ・サークノフに三角絞めで一本勝ちし、2014年の「Metamoris 3」ではディーン・リスターのヒールフック、ヒザ十字からエスケープし、ダースチョークを仕掛けるなどの見せ場を作っている。

「Team UFC」の先鋒はクレイ・グイダ。上からギロチンを仕掛けてパスを狙うグイダだが、首を抜きスイープしたババルが上に。サイドを奪うと、脇を差して起き上がりに来たグイダにギロチン狙い。ここはMMA同様に察知するグイダだが、バックを狙うババルはリアネイキドチョークへ。しかし、グイダが守り、体重差あるババルをドローに持ち込んだ。

△次鋒 キング・モー(米国)Team Strikeforce
[時間切れ]
△次鋒 アンソニー・ジョンソン(米国)Team UFC

「Team Strikeforce」の次鋒はキング・モー(米国)「Team UFC」の次鋒はアンソニー・ジョンソン(米国)とレスリング対決に。

頭を下げてきたジョンソンをがぶりダブルアンダーフックするモー。頭抜くジョンソン。今度はジョンソンが首相撲からネックロックへ。首を抜くモー。

モーの頭後ろを掴むジョンソン。外したモーはダブルレッグもジョンソンは切る。1回戦動揺にアイポークで試合を止めるジョンソン。

再開。低いダブルレッグにからシングルレッグに入るジョンソン。それを切るモーは亀のジョンソンにキムラ狙い。さらにバックからアタック。ジョンソンはスタミナ厳しいか。
亀を崩してジョンソンの右手を両手で後ろ手に持っていくモーはレスリングコントロール。さらにジョンソンの立ち際にアームインギロチンへ! しかし極めきれず時間切れに。

△中堅 ショーン・オマリー(米国)
[時間切れ]
△中堅 ギルバート・メレンデス(米国)

シングルレッグテイクダウンはメレンデス。クローズドガードのオマリー。スタンド再開。

手繰りから投げるメレンデスだが抑え込みにはいかず。すぐに立つオマリー。メレンデスの投げをすかしてスクランブルからがぶりもメレンデスも立つ。

シッティングガードからアンクルピックで上になるメレンデス。またもオマリーはクローズドガードも蹴り上げから立つ。体重で重いメレンデスは追うが、その差した左を切りギロチン&バックを狙ったところでゴング。痛み分けに。

△副将 アンソニー・スミス(米国)
[時間切れ]
△副将 ジェシアス・カバウカンチ(ブラジル)

体重差のあるスミスとカバウカンチの対戦。足払いで崩すスミス。カバウカンチもすぐに立つと跳びつき十字を狙う。

スタンド再開。スミスのダブルレッグにギロチンを合わせたカバウカンチ! しかしスミスも腰を振って首を抜く。蹴り上げから立とうとするカバウカンチ。右で差しに行くが、そこにスミスはダースチョーク狙い。

首を抜いたカバウカンチにスミスは今度はキムラ狙い。いったんはロックが外れるが防ぐカバウカンチ。ならばとスミスは腕十字へ! ここもカバウカンチはまたいで腕を抜く。
ラバーガードを狙うスミス。そこから右手を首もとに差し入れてダブルバーガーも。外すカバウカンチが上になったところでゴング。軽量のカバウカンチがスミスと痛み分けに。

△大将 ギルバート・バーンズ(ブラジル)
[時間切れ]
△大将 ジェイク・シールズ(米国)
※判定で「Team UFC」が優勝

素早いパスからバックに着いたドゥリーニョ。シールズは落とそうとするが、4の字ロックでついていくドゥリーニョ。腰をずらし正対するシールズにハーフから攻めるドゥリーニョ。シールズはその立ち際を下から草刈りを狙う。

バタフライガードからスイープを狙うシールズ。跳ね上げられないドゥリーニョは、体を離しトップからパス狙い。互いにアキレス腱固め狙いも外すとブレークに。

シールズがパーテルポジションから再開。すぐに正対するシールズ。ハーフでニーシールド、またごうとするドゥリーニョは左に飛ぶが、シールズは足を効かす。

今度は右にパスしたドゥリーニョはすぐにトップへ。マウントを奪取! 徐々に脇を開けさせようとするそこは硬いシールズがハーフに戻すと、すぐに右へ飛んでパス! サイドからキムラを狙うもシールズもがっちりハーフガード。ゴングが鳴り大将同士の戦いはドローに。

全試合がドローとなった決勝戦。判定は「Team UFC」に軍配が上がり、お膝元ラスベガスで行われた「QUINTET ULTRA」を制した。

※判定(大将同士の試合のみ)「指導」の数の少ない方が勝利。数が同じ場合はチーム全体の「指導」の数が少ない方が勝利。それも同じ場合は大将同士の試合の優劣を審判の旗判定により決定。

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