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【K-1 KRUSH】王者レオナ・ペタス「何でファンの人たちが僕より皇治選手の方が上と言っているのか分からない」

2019/12/12 13:12
2019年12月15日(日)東京・後楽園ホール『K-1 KRUSH FIGHT.109』で、挑戦者に山本直樹(優弥道場)を迎えての初防衛戦を行うK-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級王者レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS)が、11日(水)都内にて公開練習を行った。  レオナは“石の拳”と称される強打を武器に、大雅、山本真弘、朝久泰央らを撃破し、今年6月のK-1ではK-1 WORLD GP第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント準優勝(優勝は武尊)の実績を持つ小宮山工介をもKOした。9月16日の『K-1 KRUSH FIGHT.105』で西京佑馬を下し、第9代王座に就いたばかり。戦績は25勝(10KO) 5敗1分。  大会4日前の公開練習(ミット打ち)にも関わらずレオナはワンツー、ローを中心にヒザ蹴りやミドルも交えたキレのある動きで充実ぶりをアピール。「見てもらっても分かると思うんですけど、めちゃくちゃ調子良いです。まだちょっと疲労は残っているので試合当日は万全にしたいなと思っています」と最終調整に抜かりはない。  今回は王座戴冠から3カ月という短いスパンでの防衛戦となったレオナだが「僕は別にタイトルマッチどうこうよりも、自分が強いうちにたくさん色んな選手とやっていきたいと思っています。なので防衛戦というよりも僕が普通に試合をするっていう意識ですね」と気負いは全く感じられない。  公開練習を行ったLARA TOKYOは、レオナが「世界一のトレーナー」と信頼を寄せる半澤英俊トレーナーがオープンしたジムで、現在はLARA TOKYOとバンゲリングベイ江古田を練習の拠点にしている。「まだ慣れない環境なので、ちょっとストレスや負担にはなってるかもしれない」と新たな環境に順応している最中のレオナだが「自分がこのジムの代表選手としてやっていきたいと思っているので、ここで僕が負けてベルトを失ったら0からスタートになる。せっかくベルトを獲ったのでこのままいきたいなって思ってます」とKRUSH王者としてジムを引っ張っていくつもりだ。  会見では山本の「泥臭くても良いので必ず勝ちたい」というコメントを聞いて「挑戦者なんだからKOする気で来ないとチャンピオンには絶対勝てない」と一蹴したレオナ。山本は公開練習で「あの会見を聞いて舐められてるなって思ったので、倒して黙らせてやろうと思っています」と反骨心を露わにした。  それを聞いたレオナは「舐められてる舐められてないとか関係なく、自分はこの前のタイトルマッチよりも仕上げてきたし『やれるもんならやってみろよ』『勝てるんだったら勝ってみろよ』って感じです」と一刀両断。  さらに「ポイントアウトして逃げてもかっこよくない。チャンピオンは一番トップにいる選手で、格下相手にポイントアウトして勝ってもしょうがない。しっかりとKOして勝ちたいなと思いますね」とKRUSHチャンピオンとしてKO防衛は絶対条件だと考えている。  以前はベルトと武尊戦以外は興味はないと発言をしていたレオナだが、試合前のインタビューでは「僕からすると上だとは思ってないんですけど、見ている人たちからすると僕より上にいると思われている選手たちがK-1にはいる。そいつらを狩りに行こうかなと思ってます」とK-1を主戦場にするファイターたちに宣戦布告した。 「例えば皇治選手とかは別にKRUSHのベルト持ってるわけじゃないし、K-1のベルトも持ってるわけじゃない。何でファンの人たちや周りの人間が僕より皇治選手の方が上と言っているのか分からない。試合をやったら僕の方が絶対に強いし、負けるはずがないのにそういう風に言われているのは意味が分からない(苦笑)。  だったら実際にやって勝負すれば、どちらが強いか分かるじゃないですか。それが出来るのが格闘技だし、自分より上にいると言われているヤツらに勝っていけば誰が一番強いか分かると思います。僕の中で格闘技は強いヤツが上に立つものだと思っているし、自分は単純に強さだけで勝負したいと思っています。格闘技は強さと強さの勝負だと思っているし、強いヤツが上に行くのが当たり前だと思ってます」  今回は自らがメインイベントで防衛戦、セミファイナルで弟の加藤虎於奈が牧平圭太と対戦する。以前から虎於奈のポテンシャルを高く評価しているレオナだが、2019年最後のKRUSHを加藤兄弟で締めるため、そして同じ位置まで上がってこいと弟に発破をかける。 今回も弟の虎於奈(左)とのダブルKOなるか「年内最後の大会だし(来年からKrushに名称を戻すため)K-1 KRUSH FIGHT最後の試合になるので、最後の大会を加藤兄弟で締められれば、歴史に名を刻めるんじゃないかなと思っています。僕ももちろん頑張りますけど、まずは弟の方にもしっかり勝ってもらわないと始まらないですね。  弟発信で兄弟でベルトを4本獲りたいって言っていて、だったら自分の位置まで上がってきてもらわないといけないし、僕もこの先やらないといけないことがある。そのためには今の現状じゃお互いに駄目だと思っています。まだ1本もベルトを獲れてない弟にはもっと厳しく言ってちゃんと努力させて。ポテンシャルは元々凄いものを持ってるんで頑張ってもらわないとって感じですね。  過去に兄弟で2回同じ大会に出場してて、2回ともどちらもKO勝ちでした。2度あることは3度あると思うので、3度目も2人でKO出来るんじゃないかなと思ってます。2人ともKOで最高の形で年を締めたいですね」  最後には「2019年最後の試合、KOで試合を締めくくって自分がチャンピオンだということを証明します」とファンにメッセージを送った。
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