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【PANCRASE】ライカが、あの問題UFCファイターと好勝負を展開したブラジリアンと対戦=4月14日(日)「PANCRASE 304」スタジオコースト

2019/02/05 00:02
4月14日(日)、新木場スタジオコーストで開催される「PANCRASE 304」にて、「レジェンド女子三連星」=「BBAなめんな! 三連戦」の一人として、藤野恵実(vsクセニヤ・グーセヴァ)、端貴代(vsシッジ・ホッシャ)とともに、国際戦に臨むことが発表されていたライカ(RIGHT THING ACADEMY)の対戦相手が、ブラジルのマイラ・カントゥアリアに決定した。 カントゥアリアは167cmと長身のサウスポー。MMA4勝3敗1分のカントゥアリアだが、試合数以上にタフなファイターが多いのがブラジル。 ジャングルファイト、修斗ブラジルなどで活躍したカントゥアリアは、2人の現UFCファイターと対戦している。その1人は、2月に強豪リビア・ヘナタ・ソウザと対戦し、スプリット判定で敗れているサラ・フロタだ。 フロタは2月UFCで契約体重から8ポンドオーバーで試合に臨み、INVICTA時代の浜崎朱加に勝っているソウザとUFCで対戦。体重大幅超過とはいえ、ソウザ相手にスプリット判定まで持ち込んでいる(フロタの負け)。 そのフロタとカントゥアリアは2017年6月に対戦し、カントゥアリアがスプリット判定負けも、組み技ではハイクラッチのシングルレッグでフロタをリフトしてのテイクダウン、さらにダブルレッグも決めている。また、打撃では劣勢になりながらも、強気な姿勢で左右を打ち返す場面も見せている。 プレスリリースに「左ミドルとねちっこい柔術をベースに戦うマイラ」と書かれている通り、スピードや極めの強さで圧倒するというより、左構えからのカウンター、そして粘り強いテイクダウンを武器としているカントゥアリア。戦績では、2つの腕十字での一本勝ち、ひとつのKO勝利も記録している。 もう一人のUFCファイター アマンダ・レモスとは1分1敗とドロー裁定の熱戦も繰り広げており、カントゥアリアはワールドクラスのトップファイターと好勝負を展開する実力の持ち主だといえる。 カントゥアリアの低い手の構えから繰り出す打撃は、シャープさには欠けるものの力強く、ライカとしては、しっかり見て、有効打を当てたいところ。 組みの展開では、相手が抱え込んできたときにテイクダウンの強さを発揮することが多く、近年はケージレスリングでも進化を見せているライカが、遠間でも金網際でも後手を踏むことなく、対処する必要があるだろう。 プロボクシング世界王座三階級制覇からキツクを経て、MMAに転向したライカ。約4年半のキャリアで4連勝から2018年7月にはロシアのクセニヤ・グーセヴァを相手に、スプリット判定で初の黒星を喫している。 43歳にして、一回り以上も若い30歳のカントゥアリアとの対戦は、ライカと世界の最高峰との距離が見えてくる、そんな好カードだ。
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