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2026年11月8日(日)東京・ニューピアホールで開催の『PANCRASE 368』の会見が10月24日、都内にて行われた(U-NEXT試合配信)。
当初、菊入と対戦予定だったアロンゾ・マルティネスがパスポートの取得が遅れ、来日に必要な手続きが大会までに完了しない見込みとなったため、今大会を欠場。代わって、南アフリカEFCを主戦場とするコール・ヘニングがPANCRASE初参戦の予定だったが、ヘニングも欠場、急遽“暴走柔術ファイター”平信一の参戦が決まった。
ヘニングから平に変わる前に行われた会見で、Bellator&PFLから、5年ぶりにPANCRASEに参戦する菊入正行は、北米での戦い、リリースの状況、国際戦で得たもの、PANCRASEで勝利し、再び海外に挑戦する思いなどを語った。
▼ウェルター級 5分3R
菊入正行(NEVER QUIT)第14代同級王者 11勝4敗1分
平 信一(綱島柔術/ZST)ZST第2代ライト級王者 27勝22敗11分
コール・ヘニング(南アフリカ/ヒットマン・アカデミー)6勝8敗1NC
※ヘニングの事情により出場辞退の申し出があったため欠場
菊入は、2017年にPANCRASEでデビューし、22年にウェルター級王者に。2023年4月にBellatorデビューし、アレクセイ・シュルケヴィッチに2R KO勝ち。2度の網膜剥離の困難を乗り越え、2024年9月に1年5カ月ぶり復帰。ハーマン・テラドに3R TKO勝ちでBellator2連勝。
25年4月からPFLウェルター級世界トーナメントに出場。1回戦でCage Warriorsウェルター級王者にしてTUFにも出場したヤニス・バサールを2R終了時、TKOに下すと、25年6月の準決勝で元Bellator世界ウェルター級暫定王者のローガン・ストーリーと対戦。初回のパウンドのピンチを凌いで2Rに打撃で反撃も、最終回のストーリーのテイクダウンに判定負けで決勝進出ならず。
前戦は、26年3月の『PFL Pittsburgh: Eblen vs. Battle』。Tuff-N-Uffウェルター級王者のエルネスト・ロドリゲス(キューバ)と対戦し、判定2-0で惜敗していた。
当初、菊入と対戦予定だったアロンゾ・マルティネスが、パスポートの取得が遅れ、来日に必要な手続きが大会までに完了しない見込みとなったため、今大会を欠場。代わって、南アフリカEFCを主戦場とするコール・ヘニングがPANCRASE初参戦の予定だったが、ヘニングも欠場、急遽、“暴走柔術ファイター”平信一の参戦が決まった。
平は、張豊、畑大晴、美木航を相手に3連勝を飾ったが、26年5月大会では鈴木慈也との大熱戦の末に判定負け。それでも今回、ショートノーティスでの元王者との対戦に名乗りを上げた。勝利した試合でさえ「投げていないから負け」と言い放つ異色のファイター・平が、世界を舞台に戦ってきた菊入に挑む。
菊入にとっては、対戦相手の変更が続いた末に迎える復帰戦。元王者として世界で磨いた実力を見せつけるか。それとも、百戦錬磨の曲者・平が大番狂わせを起こすのか。
会見での一問一答と、公式インタビューの言葉を紹介したい。
菊入正行「PANCRASEは家に帰ってきた感じ」

【写真】会見時は手に持つ写真のヘニングだったが欠場により、対戦相手は平信一に変更となっている。
「お久しぶりです。 5年ぶりに参戦させていただきます。対戦相手が変わってしまったりとかで、ちょっとバタバタしてたんですけど、PANCRASEさんと対戦を受けてくれた選手、ありがとうございます。 しっかり試合当日は盛り上げようと思いますので、よろしくお願いします」
──PFLから日本での復帰戦をPANCRASEでとなった経緯を教えてください。
「これはもう、恥ずかしながらPFLから首を切られまして、リリースされたら絶対にお世話になったPANCRASEで試合しようと思ってたので。そんな感じですね」
──たしかまだ新婚さんだと思うんですけれど、ご結婚されてPFLのことはその後で聞いた感じですか。
「いつだっけな……嫁と付き合って三年記念日の次の日に、あの首切りの話が来て『ごめん』って。ほんとそんな感じだったんですよね(苦笑)。でも付き合いは変わらず、ただそろそろ稼がないと怒られちゃうんで、しっかりKOでボーナス勝ち取って、嫁にしっかり取られたいと思います(笑)」
──そんな中、今回、対戦相手がアロンゾ・マルティネスからコール・ヘニングに変わりましたが、印象を(※会見後、ヘニングも欠場で平信一に変更)。
「ヘニングは何でもできるファイターかなと。打撃も組みもどっちもできると思うんで、。そのどちらでも戦えるようにしっかり準備しています」
──海外メジャーでたくさん試合をしてきた経験は今回の試合にも必ず生きると思うんですけど、特にどんなシチュエーションでその経験だったり、やってきたことが生きると考えますか。
「うーん、難しい質問ですね。でもやっぱり、外国人独特のフィジカルだったりバネだったり、そういう強いところをやっぱBellatorで経験してきてるので、そこに対して慣れとかじゃないですけど、それは海外を経験してきて生きるのかなとは思いますね。 今回の試合でも」
──このウェルター級の王者はゴイチ・ヤマウチ選手です。そこを越えてほしいという団体の起用にも感じますが、いかがですか。
「正直今はそこまで考えてないというか、まずはランキングに入るところかなと。一個ずつ勝っていったらゴイチにたどり着けるかなとも思うんで。段階踏んでまずは一つひとつ行こうかなって思ってます。そうして挑戦できるタイミングが来れば挑戦したいなっていう風には今思ってますね」
──あらためてですが、菊入選手にとってPANCRASEというのはどんな場所なのか教えてもらえますか。
「本当、自分は海外行くまではPANCRASEだけしか出てなかったので、PANCRASE一筋なんで、もう本当に何ですかね……家に帰ってきた感じです。嬉しいですね。PANCRASEで試合できることは」
──また試合後にその感慨を教えてください。
「わかりました……多分泣くかもしれない(苦笑)」
──どんな試合をしてどんなフィニッシュを狙いにいきますか?
「(林源平の誕生日が試合翌日と聞いて)源平さんが誕生日ということなので、俺のKOをプレゼントします!」
「しっかり勝って、PANCRASEからまた海外に挑戦できるように」──公式インタビュー
──天弥選手、五明宏人選手、安藤晃司NEVERQUIT代表が仕切り、練習にも加わり、結構強度強めの練習のようでした。
(練習仲間は、菊入について「独特な打撃の強さ、我慢強さが強み」(天弥)、「休まずずっとやっていて万全な状態で挑めると思うので試合が楽しみ」(五明)、「ずっと練習量が多くて身体の強さ、基礎がしっかりしていて淡白な試合にならない。地力がついている。日本で経験できないことも海外でこなして試合をしてきたことは大きい」(安藤)と語る)
「もう月曜からこれなんで、もう超キツいスね。いつも大体このメンツで、1時間半ずっと回すんで……結構キツいですね(笑)」
──5年ぶりのPANCRASEの試合が決まりました。
「もう本当に5年ぶりのPANCRASEで嬉しく感じたというか、だいぶ久々に日本で試合できるんで、ちょっとワクワクしてますね。海外でいろんな選手とやってきたんで、減量もそうですし、やっぱり日本だけじゃないというか、日本では経験できない自差なども経験しましたし、それを含めてやっぱ日本でどれだけいいコンディションを作れるかっていうのが今回、すごい楽しみというか」
──海外での経験を経て、格闘技との向け合い方だったり、価値観が変わるようなことも?
「海外で試合をして、世界の広さを感じたというか、やっぱり海外でやる前は日本で有名になりたいとか、そういうことを思っていた時期もあるんですけど、海外で試合に出てもっと──PFLにリリーされてしまっても、もう1度海外で挑戦したいなっていう気持ちがすごい今もまだあるんで、もう一度、しっかり勝って、PANCRASEからまた海外に挑戦できるように頑張っていきたいなって思ってます」
──Bellator&PFLで通算5戦して3勝の戦績で自信になった部分を教えてください。
「3フィニッシュして、それが海外の強いファイターをフィニッシュしてきたっていう部分がすごく自分の中で自信になりました。自分の立ち位置みたいなものを世界のなかで把握できました。正直差はそんなに感じなかったというか、もう本当にBellatorのチャンピオン(ローガン・ストーリー)とやった時も、自分の中ではもっと想像以上に強い相手だと思ってたんで、やってみて自分の中で“あっ、意外といけるじゃん”みたいな感じで思ったんで、そういうとこも含めてもう1回海外にやり返したいですね」
──今回5年ぶりなんですけど、その間のPANCRASEの大会はご覧になっていましたか。
「ウチのジム(NEVER QUIT)から、ISAOさんも出ますし、ストロ級ーの植松(洋貴)も出てますし、毎回見てましたね。海外から強い選手もめちゃくちゃ来ていて、強い日本人選手もどんどん育ってるし、若手もこれからどんどん強いのが出てくるなっていう風には思います」
──あらためて最後に意気込みを。
「今回、メインとして、しっかりフィニッシュできるような試合を見せたいですね。11月8日の『PANCRASE 368』、ぜひ自分の試合を見てください。絶対KOするんで。応援よろしくお願いします!」








