倒しきるイメージを実戦で積んできた

――試合では、普段の雰囲気と違ってグッと集中している印象があります。周りの言うことが耳に入らないような状態なんですか?
「相手が下がったときや、一発当たった後は、もう『行っちゃえ』となりますね。そんなにチャンスはないと思うので、そこで、もう少し冷静になりたいんです。熱くなって手数でまとめて、レフェリーに止めてもらうことがあるので」
――熱くなって、少し雑になってしまうということですか?
「そうですね。何なんですかね。頭が真っ白になります。そこを冷静にしたいです」
――そういうとき、セコンドの声は聞こえているんですか?
「聞こえてはいるんですけど、理解していないというか。後になって、聞こえていたことは分かるんですけど、そのときは、もう行っちゃっている感じですね」
――考えるよりも先に、気持ちと体が出てしまうような感じでしょうか?
「そうですね。『やらないと、やられる』というのがあるので」
――MARI選手は、同門の寺田匠選手や、先輩の武尊選手も持っているISKAの世界王者です。他団体王者をRISE王者として迎え撃つことについて、どう考えていますか?
「世界チャンピオンという響きは、すごくかっこいいので、自分も、武尊さんや匠くんが持っているISKAのベルトは欲しいです。でも、自分がRISEを目指したのは、そのときの小雪ちゃんだったら、他のどの団体の選手にも負けないだろうと思ったからです。世界一価値があると思って選んだので、自分がチャンピオンになって、それを汚すというか、価値を落とすわけにはいかないです。どの団体の世界チャンピオンであっても、本当に圧倒して勝ちたいと思っています」
――RISEのベルトを持つ自分のほうが実力が上だと、証明する戦いでもあるんですね。
「そうですね。RISEのベルトが一番だと、今でも思っています」

――ベルトを持つ中で、自分がやっていきたいことや、RISEで目指したいところはありますか?
「本当に、敵なしの状態になりたいですね。小雪ちゃんも敵なしの状態だったと思うので、そういう、一つ抜けた存在になりたいです」
――試合のサイクルについては、年間で何試合くらいやりたいですか?
「今年は、年始にまだ鼻を怪我をしていたので、2回しかできていないんですけど、年に3、4試合はやりたいですね。やっぱり、試合でしか得られない経験もあると思うので、いろいろな強い選手とやっていけたらうれしいです」
――今回は50戦以上のキャリアを持つMARI選手との対戦です。経験の差については、どう考えていますか?
「平岡選手と対戦したときも、50戦まではいかないですけど、経験の差はあったと思うので。平岡選手とやってからは、そこまで経験の差を気にしなくなりましたね。でも、MARI選手はベテランだと思うので、打ち合うところは打ち合うし、試合の作り方も上手だと思います。そこを、自分のパワーとスピードで惑わせていこうかな、という感じですね」
――フィニッシュのイメージは、頭の中にありますか?
「そうですね。倒しきるイメージを実戦で積んできたので、イメージはできています」
――会場やABEMAで見るファンには、どんな試合展開を見てほしいですか?
「皆さん、相手をISKAの世界チャンピオンという肩書きで見ると思うので、そういう選手を相手に、おなかも、顔も、脚も、全部効かせて、最後は倒しきって勝ちたいです。RISEのチャンピオンの強さを証明できたらいいなと思っています」
――今後、興味のある選手や、対戦してみたい選手はいますか?
「46kgですよね。誰がいるんですかね。この階級は、世界でも選手があまり多くないじゃないですか。あまり詳しくないというのもあるんですけど、強い選手だったら誰でもいいです」
――最後に、いつも応援してくれるファンの皆さんへ、メッセージをお願いします。
「いつも応援ありがとうございます。今回はISKAの世界チャンピオンとの試合ということで、本当にRISEの王者として、絶対に負けは許されないです。ISKAの世界チャンピオンとの差をちゃんと見せつけて、最終的には倒して勝ちたいと思っているので、応援よろしくお願いします」


