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1月31日(木)東京・K-1ジム五反田にて、3月10日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K'FESTA.2~」の[スーパーファイト/K-1スーパー・バンタム級/3分3R・延長1R]で金子晃大と対戦する玖村修平が公開練習を行った。
公開練習では1R1分30秒のミット打ちを行い、得意の蹴りを中心にバックハンドブローも披露した玖村。前回の試合=12月の大阪大会では偶発性のバッティングで負傷し、ノーコンテスト裁定に終わっていた。
「前回の試合で顔は怪我しましたけど、体は元気だったので、1週間ぐらい休んで練習を続けている」という玖村は「今年の4月からチームキングスに移籍してきて、その時からずっと課題としてやっていることを継続的に続けている。仕上がりは順調です」と大阪大会のショックは既に吹っ切れているようだ。
不完全燃焼に終わった大阪大会から3カ月、玖村は「K'FESTA.2」出場し、元Krushバンタム級王者でプロ無敗のままK-1デビューする金子晃大と対戦する。玖村は「相手はスタミナ、手数も多くて前に出てくるタイプで、僕とはタイプが違うので。そこで付き合っちゃったら僕が不利になる。闘牛士のようにかわしながら、攻めるとこで攻めてしっかりしとめたい」と試合展開を予想し「小倉トレーナーと秋元トレーナーが色んな対策を立ててくれて、今はその対策がハマってきているんで、試合でもしっかり使えると思う」とチーム一丸となっての金子攻略に自信を見せる。
さらに金子が(K-1ジム三軒茶屋)シルバーウルフ所属、玖村がムエタイ経験者であることを引き合いに出し「僕がアピールしたいのは蹴り。しっかり蹴って魅せたいと思うし、最初の魔裟斗さんvsブアカーオ(※ブアカーオが蹴りで魔裟斗を翻弄して判定勝ち)を再現できると思う。闘牛士のようにかわして、しっかり仕留めます」と続けた。
またこの一戦は“イケメン対決”としても注目を集めており、玖村自身「そう言ってもらえることで、今までの格闘技の重たいイメージを華やかなイメージに変えられたら、新しい女性のファンの方もついてくれると思う」としたうえで「だからこそ試合で魅せないといけないし、試合でアピールしたいと思います」と試合内容で勝負するつもりだ。
「K'FESTA.2」にはK-1スーパー・バンタム級王者の武居由樹も出場。玖村は「武居選手は今この階級で1つ2つ頭が抜けている素晴らしい選手だと思う。僕と金子選手と武居選手は3人同い年なので、僕たちの世代でK-1を盛り上げたいし、今回、挑戦者決定戦にふさわしいと思われるぐらいの試合をして、武居選手を振り向かせたい」と武居との対戦を熱望する。
同じ階級で戦う弟の玖村将史も2月のKrushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント決勝の先に武居との挑戦を見据えているが「弟に勝たなければ武居選手に挑戦できないと言われたらぶっ倒してやるつもりです。もしスーパー・バンタム級のトーナメントが行われるなら、その決勝戦で弟と戦えたら良いと思う」と兄弟対決も辞さないも構えだ。
最後に玖村は「今回『K'FESTA.2』という素晴らしい大会に呼んでいただいて、相手も凄く注目されている選手なんで、その選手を倒して、僕が一気にタイトルマッチまで駆け上がろうと思っています」とファンにメッセージ。玖村が金子の無敗記録を終わらせ、王者・武居を振り向かせることができるか?