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2026年10月17日(土)都内にて『DELiGHT WORKS presents RIZIN甲子園2026 準決勝トーナメント』が行われる。大会に向け、公式YouTubeにもアップされたトーナメント出場8選手の軌跡を前回に続き、紹介する。
『RIZIN甲子園』3回目となる今回は、高校生限定(15歳~18歳)で「男子バンタム級」(65.0kg ※当日計量)のみ実施。6月20日には、書類審査を通過した約80人が「トライアウト」に参加。90秒のキックボクシングとグラップリングのスパーリングにより、45名に絞られた。
8月16日に行われた「第1回トーナメント」では、2試合を勝ち上がった11名プラス敗者復活の1名が合格。その12名が夏の「合宿ステージ」で「4名脱落」で8名に絞られ、10月17日の「準決勝トーナメント」に出場する。17日の準々決勝4試合、準決勝の2試合で勝ち上がった2名が、大晦日RIZINで行われる「決勝戦」へ駒を進める。
「準決勝トーナメント」に向け、10月14日には『RIZIN甲子園 Vol.4 地獄の理不尽合宿 完結』篇が公開された。
12名→8名=合宿ステージでの模擬試合
合宿では、12名がチーム・パープル、チームブルー、チームレッドに4名ずつに分かれ、「RIFUZIN」合宿に参加。石渡伸太郎コーチによるシャドーから始まり、3kmマラソン、400m×5本=1周1分20秒以内のインターバル走、バービージャンプ10回→25mダッシュ→腕立て10回→25mダッシュの勝ち上がり走、手押し車リレーなどで基礎体力が測られ、合宿2日目には指導に扇久保博正、江幡塁、越智晴雄も参加。扇久保の技術ドリル、スパーリングなどが行われた。
そして最終日は合否を決める実戦形式のスパーリング。1R グラップリング6試合、2R キックボクシング6試合の順で行われ、MMAルールでのスパーは無し。その結果とここまでの合宿内容も加味して合否が判断された。この組み合わせは、非情のチームメイト同士によるマッチアップ。同部屋で寝食をともにした者同士が生き残りをかけて対戦した(※以降、記事内にセレクション結果あり注意)。
▼第1試合
松尾クリスチャン・アキラ(Carlos Toyota bjj)紫チーム
横溝太也(VICTORY GYM)紫チーム
「これが大晦日の決勝戦なんじゃないかと思うほど2人ともハイレベル」(石渡)
1R グラップリング
試合はひざ立ちから開始。引き込む松尾。横溝は体を離し、上四方へ。下から首を抱える松尾はアナコンダへ。首抜く横溝にガードに入れて下から右腕でオーバーフックする松尾だが、横溝はすぐに腕を抜く。
2R キックボクシング
身長差のある両者、長身の横溝は左ボディジャブから右ストレート、左アッパー。右の打ち合いから圧力をかけた横溝がワンツーを当ててコーナーに詰める。コーナーを出る松尾。横溝は左ボディから右から左フックを当ててワンツー。ロープまで下がる松尾をコーナーに詰めて、右を被弾すると、石渡の「もう止めていいよ」の声もあり、レフェリーが間に入る。横溝が松尾をTKO。試合後、松尾は「たぶん落ちると思う。悔しさしかない」と唇を噛み締めた。
▼第2試合
大友彪真(中川道場)赤チーム
相原琉唯斗(フリー)赤チーム
1R グラップリング
同じ宮城県出身の大友と相原。相原は高3のラストチャンス。下の大友にパス狙う相原。マウントを奪うなど攻勢も極め切れず。
2R キックボクシング
左前蹴りで突き放す大友。相原は左アッパーをヒット。スイッチする相原は、サウスポー構えから右前手ジャブ。オーソになって左ジャブ。大友は1発を狙うが中に入れず。相原優勢でゴング。スパー前に大友は石渡から「当落線上」に挙げられていたが……。
▼第3試合
鹿島海成(パンクラス大阪 稲垣組)青チーム
山口 雷(team KIZUNA)青チーム
1R グラップリング
引き込んだ山口。クローズドガードに入れて頭を引き寄せ、手首を掴んで腰を切って腕十字で山口が一本勝ち。
2R キックボクシング
山口は右ハイからの右ストレートの変則攻撃をヒット。鹿島はワンツー連打で押し戻して右ハイまで繋ぐ。ブロッキングの山口をさらに追い、右ハイから左フックを攻勢に。
パンチはあったが鹿島は「終わりっスね。(グラップリングで)一本極められてたんで、KOしないとダメだと思ったけどやりにくかった」と反省しきり。鹿島は前日のスパーで左足首を負傷していたことが明かされる。
▼第4試合
菊地翔空(T-GRIP TOKYO)紫チーム
吉田 剛(パラエストラ天満)紫チーム
1R グラップリング
吉田がトップ、マウントからヒザを抱えてヒザ十字を極める。吉田の一本勝ち。敗れた菊地だが、第6試合で対戦相手不在の内田翔馬の相手に志願はせず。2R目のキックでの挽回に賭けていることを語る。
2R キックボクシング
右の打ち合いは吉田がヒット。近い間合いと回転で勝負、すぐにワンツーで詰める吉田。右の強打と手数で前に。左右の連打に菊地が下がって防戦となりレフェリーが間に入った。吉田がTKO勝ち。
スパー前に両者、石渡から「当落線上」にあげられていたが、吉田は評価を上げ、菊地は崖っぷちに。石渡は「なぜ菊地は内田の相手に手を挙げないのか?」と不満気。
▼第5試合
阿部湊介(OOTA DOJO)赤チーム
金子蒼空(FIGHTER'S FLOW)赤チーム
1R グラップリング
引き込みガードに入れる阿部。マッキーオタインを狙うが、首を抜く金子。トップを奪う阿部はサイドから腕十字。ヒジが伸びた時点で見込み一本か。スパー前は石渡から「当落線上」にあげられていた阿部だが、組みの強さを見せて一本勝ち。
2R キックボクシング
左ハイから入る金子。左ジャブをこつこつ当てて右の踏み込み。L字ガードで阿部の打撃を見切り、右のダブルから左。阿部も右から左フックを振って左ハイに繋ぐが、ガードし左ミドルを蹴り返す金子。左フックでゴング。立ち技で攻勢だった金子は「いいのを当てていたけど倒し切れてないので……わからない」と不安を見せる。
※青チームの遠藤一心(鹿島道場)は体調不良により、合宿を途中リタイアしており、内田の対戦相手はここまでの内容から選抜されることに。
▼第6試合
1R グラップリング
内田翔馬(リバーサルジム横浜グランドスラム)青チーム
TBA→山口 雷(team KIZUNA)青チーム(※6人が対戦相手志願。石渡は山口を指名)
下から三角絞めを狙う内田。作らせない山口は足をさばきサイドに出てニーオン。内田の身体の起こしに首をがぶりマウントへ。脇を開けさせて腕十字を極めた。山口の一本勝ち。
2R キックボクシング
内田翔馬(リバーサルジム横浜グランドスラム)青チーム
TBA→鹿島海成(パンクラス大阪 稲垣組)青チーム ※石渡が指名
石渡の指名に負傷もありながらも「やります」と即答した鹿島。長身を活かし右ヒザで出る内田。鹿島の左右に右を突くが、詰める鹿島は左から右で内田のバランスを崩す。内田の長い右の打ち終わりに中に入る鹿島は左をヒット。しかしロープに詰まる内田もワンツーを返す。コーナーに詰めた鹿島は内田の右ヒザ・ジャブの打ち終わりに右から左フック、右ハイキックをヘッドギア越しにクリーンヒットさせて、レフェリーが間に入った。鹿島のTKO勝ち。
全試合が終わり、石渡をはじめセレクションは難航。「MMAの試合をするわけにはいかないですよね?」の問いに、JMOCは「今日はJMOCとしては認められない」と返す。長考の末に石渡は「最終的な選考にあたりもう1試合だけ」と、グラップリングマッチを追加した。
▼最終選考 追加試合 グラップリング
金子蒼空(FIGHTER'S FLOW)赤チーム
内田翔馬(リバーサルジム横浜グランドスラム)青チーム
引き込んでガードの中に入れたのは内田。慎重な両者にブレーク。ヒザ立ち再開、引き込みの内田にハーフにした金子。パスしてマウント。下の内田は右で差してブリッジで亀に。そこにバックマウントに移行した金子はボディトライアングルからリアネイキドチョークへ。金子がタップを奪った。
全試合が終了し、石渡は、10月17日(土)の『RIZIN甲子園2026 準決勝トーナメント』進出の8選手を発表した。



















