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【RIZIN】平本蓮「強靭な顎に産んでくれた親に感謝」「KOするつもりだったんで悔しくて泣いちゃいました」「見返しても2、3R取れてたと思う。RIZINがラウンドマストになったのも大きかった」

2026/09/14 15:09
 2026年9月10日(木)大阪・京セラドーム大阪にて『超RIZIN.5 浪速の超復活祭り』が開催された。 第6試合のフェザー級では、2年2カ月ぶりのMMA復帰戦となる平本蓮(剛毅會)が、久保優太戦を挟み11連勝中のカルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)と対戦。判定2-1(29-28×2、29-27)で、平本が接戦をモノにした。 ▼第6試合 RIZINフェザー級(66kg)5分3R ※選手名から前戦×カルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)65.85kg ※直前インタビュー[判定1-2] ※28-29×2, 29-27〇平本 蓮(剛毅會)65.95kg ※直前インタビュー レフェリー:長瀬達郎ジャッジ:橋本 貴 28-29 (1R 10-9/ 2R 9-10/ 3R 9-10)石川喬也 28-29 (1R 10-9/ 2R 9-10/ 3R 9-10)植松直哉 29-27 (1R 10-8/ 2R 9-10/ 3R 10-9)  試合は、序盤に平本に再三の左を当てたダウトベックが1Rを取ると、2Rからオーソでジャブ&インカーフを当てた平本がダウトベックの組みを切って取り返す接戦に。   3Rはテイクダウン&コントロールのダウトベックと、立って打撃の平本の拮抗したラウンドに。判定はスプリットに割れて、平本が勝利した。試合後、平本は何を語っていたか。下記に試合後の一問一答全文を紹介したい(※ダウトベック試合後コメント)。 テイクダウンされてもそこから(先の攻撃)はないと ──試合を終えた率直な感想をお聞かせください。 「いやまあ、強靭な顎に産んでくれた親に感謝っスね、はい。まあちょっと死闘を想像してたんで良かったっス」 ――ご自身で強靭な肉体と仰いましたが── 「(強靭な)顎ですね、顎」 ──ダウトベック選手のパンチを被弾していましたが。 「1ラウンド目、もっとガードの上からパワー系なのかなと思ったら、もっと思ったよりタイミング系で、最初1ラウンド目タイミングちょっとミスって1発もらったんですけど。逆にそれでもらったんで、2、3(ラウンド)は全部見えた感じで、“テイクダウンされてもそっから(先の攻撃)はない”っていうのを思ってたんで、ま、とにかく自分はコツコツとダメージを稼ぐのと、打ち合いで結構消耗すると思ったんで、組みの展開で、あくまでクリンチじゃないですけど、組みの展開でダウトベックは力使ってる間に自分は回復して、打ち合いに全集中しようと思ったんで。思いのほかテイクダウンとかのタイミングは良かったというか、左をあまりにも警戒してたんで、テイクダウンこんなに来ると思わなかったんで、まあ良かったです。はい」 ――判定の瞬間、ちょっとご自身でも驚いてたような表情が── 「いや、1ラウンド目、取る人によっては10-8取るのかなと思ったんですけど、大塚(隆史)さんとかに『いや、でも2、3ラウンド取ってるから』って。だとしたらもう28-28じゃないすか。で、そうなった場合ラウンドマストなんで『大丈夫、大丈夫』とセコンドに言われたんで、客観視をセコンドはしてくれてたんで、良かったっスね」 ──試合を終えたばかりですが、今後の目標・展望を教えてください。 「そうっスね。ま、あまりにもストライカーとやって、なんかブーブ言われるんで、ま、次はグラップラーとかとやった方が盛り上がるのかなと思うし。ま、大晦日、バンテリンドーム盛り上げたいなとは思います。いや、マジで痛かったっス。痛かったし、2年ぶりの試合で、いやあ11連勝中の相手にこうやって死闘をもぎ取れたのは自分の中で自信になりました。はい。これは剛毅會の日頃からやってる武道の精神のおかげですね。先生と『死闘を、今回地獄を乗り越えるぞ』ってやってきたんで良かったです」 ――怪我に関しては、復帰戦第1発目でしたが、その辺りの調子はいかがでしたか。 「2週間前に右ヒザの内側靱帯の骨を、骨挫傷してしまって。で、逆にそのなんか、人間って痛みって一箇所しか集中できない、みたいなのがあるので、それのおかげで右肩の痛みが右ヒザに持っていかれて、あんま右肩が痛くなかったんですよ。痛いはずなんすけど、右ヒザの方が痛かったんで、痛みの集中がヒザに来てて、で、痛み止め打って試合したんですけど、試合中、ヒザの内側蹴られてちょっと焦ったんですけど、ヒザを怪我したおかげで、右肩全く気になんなかったス。はい。ボロボロだったんですけど、ま、良かったですね」 ――ゆっくりなさってください。 「いやーちょっとゆっくりします」 [nextpage] 見返しても2、3R取れてたなと思う。RIZINがラウンドマストになったのも大きかった ――試合直後、判定出るまでの間に涙が出ているシーンが。それはどういう感情だったのですか? 「いや色々終わってちょとホッとしました。リング上でも言ったんですけど、KOするつもりだったんで、ちょっと悔しくて泣いちゃいました。勝ちは、当たり前っス」 ――では内容に対することですか? 「そうですね。はい。KOしたかったなっていう」 ――判定については自信があったということですか。 「まあ、2、3(ラウンド)見返しても、見返してんですけど、ま、2、3取れてたなと思うんで良かったっスね。ラウンドマストになったのも、RIZINが。トータルじゃなくて。その辺も大きかったかなっていうのは思います。まあ、判定ごちゃごちゃ言う人はUFC見ましょう。時代は打撃なんで。はい」 ──・──・──・── ◆RIZIN『デュアル・マストシステム』とは?  現在のRIZINの判定システムの『デュアル・マストシステム』とは、「世界標準の『10点法』を取り入れつつ、『最後までフィニッシュを狙う姿勢』を評価する仕組み」。  第一基準は「ラウンドごとの結果の差(GAP)を「10点法」で評価。ジャッジは瞬間的なアクションではなく、ラウンド終了時に相手の戦闘能力をどれだけ低下させたかという結果の差(GAP)を評価する。  そして第二基準が、もし判定が同点なら「3Dトータルマスト」で決着する。合計スコアが同点(ドロー)になった場合、第二基準が発動し、各ラウンドの根拠となった3D(Damage5点、Dominance3点、Duration2点)の配分値を試合全体で合計し、必ず勝者を決定する。単なるポジションキープ、コントロールのみでは評価されず『ダメージ至上主義』が徹底される、というもの。 ──・──・──・── ――平本選手に1ラウンドかなり左の被弾があって、もっと効かされてKOされて終了されてもおかしくないなと思ってたんですけど、結局うまく前に出続けられたのは一番は何が要因ですか。 「退がったら余計に向こうは出入りのステップと外取りたいんで、余計良くない距離感になるなっと思ったので、プレッシャーかけ続けようって作戦と。まあカーフキックを最初から1ラウンド目から出しすぎるとタイミング読まれるんで、2ラウンド目までちょっと封印しようっていうのが自分の中であったんで。  で、2ラウンド目はオーソドックス、なんかサウスポーのがやりづらいのかなと思ったら、意外にオーソで構えた時のほうがやりづらそうにしてたんで、ま、そこでうまい具合に下ガンガン蹴れたかなっていうのはありますね。カーフキックとかローキックは2ラウンド以降に蹴っていこうっていうのを大切にして、まず1ラウンド目はしっかりサウスポーで作って、で、右のジャブだったり。ま、ちょっと久々の試合っていうのもあって、ちょっと振っちゃったんで、1、2ラウンドは。ただファーストコンタクトで、ワンツー逆に入ってきたところ合わせられて、それですぐ組みに向こうは切り替えてきたんで、その時点で打ち合いの選択肢っていうのを、自分はもらいましたけど、打ち合いの先(せん)っていう部分は取れたのかなとは思います」 ――オーソドックスで結構流れを変えたと思ったんですけど、ではあれは作戦というよりリング上で? 「そうですね。まあ、はい。触れてみてジャブ刺さる方向で決めようっていうので、オーソでワンツーになった時にワンツーで入りすぎないっていうのを意識してたんで、結構右で距離、喧嘩四つの方が、足外取って。綺麗なボクシングやってくる選手なんで、試合前のイメージは、(UFCのカルロス)プラチスとマダレナの試合と、あとは(テレンス)クロフォードがエロール・スペンスとやっぱ左の、左の強振の強い選手とやった時の対サウスポーの時のどういう位置取りなのかっていうのは、すごい自分の中で参考にして。ワンツーを狙わず、しっかりジャブで刺してくっていうか。  こう、追いかけた時にダウトベックって、結構RIZINでも関鉄矢戦、木下カラテ戦、萩原京平戦って、ちょっと背の高い相手の懐に入り込んだパンチで大体ノックアウトしてるなと思って。で、YA-MAN戦をすごいよく見て、YA-MANがすごい、いい頭の位置でずっと低い姿勢でプレッシャーかけてると、意外に踏み込んでこないっていうのをすごい思ってたんで、その辺はすごい丁寧に浮かないようにっていうのは作りましたけど、たぶん1ラウンド目はちょっと見づらかったすね。2、3ラウンドはもうパンチ全部見えたんですけど。1ラウンド目はやっぱ初手は見えづらかったなっていう風に思いました」 ――リング上で「大晦日は誰でもいい」という発言でしたが、誰とやりたいですか。 「ファイトマネーがいい相手とやりたいですね、仕事なんで」 ――朝倉未来vs.青木真也は見られました? 「あ、見ました。はい」 ――どういう印象でしたか。 「ま、自分が勝った後なんで、どうでも良かったです(笑)」 ――怪我があったということですが、それ以前に、岩崎達也宗師が最後の2週間ぐらいにアメリカに行ってギガ・チカゼのコーナーに着いて、向こうを指導するっていう話を聞いた時は、素直にどう思いましたか? 「最初、先生がもしかしたらセコンド来れなくなるかもってなった時に結構『え! マジっすか!?』って、ちょっと心配になっちゃって。先生が『いやいや行くよ!』みたいな感じで言われたんで。やっぱ先生がいてくんないと自分はダメっスね。はい。良かったっス、先生がいてくれて」 ――コーナーにいてくれたらいい感じで、最後の調整の時にいなかったっていうのは、それほどの影響はなかった? 「いや、そこは生とは常に連絡取り合っていたのと、もう先生が行くまでにしっかり作り上げられた部分はあったんで。あとは、大塚さんと、大珠コーチと、あと(宇佐美正)パトリックとやったりとか、やるべきことを徹底してやってこれたんで。今回本当パトリックにすごい感謝ですね。パトリックが言ったリズムでやっぱ入ってきた部分はあったんで。今後パトリックの手助けになることだったら僕は何でもしたいなと思います」 ――では、パトリックも剛毅會入りっていうことですか? 「ボクシングコーチになりました。勝手に。任命されてました(笑)」 [nextpage] シェイドゥラエフとAJは5R見たかった。打撃はAJより秋元選手の方が強いんじゃないか ――テーブルに持ってこられたスパッツですが、スパッツにされたのはデビュー戦以来? 「そうっスね。復活なんで、ちょっと久々に、デビュー戦じゃないですけど初心に帰ってスパッツでやってみようかなっていうのと、入場曲もRIZINグループに来て、ま、BELLATOR JAPANという名目ではあるんですけど、RIZINのグループに来て一番最初に『リンダ リンダ』で入場したので、復帰戦だから『リンダ リンダ』で入場したんですけど、やっぱトラヴィス・スコットが一番アガりますね、はい。先生とも話して、やっぱりTHE BLUE HEARTSはしんみり聞くもんなんで。ちょっとヒップホップじゃないとな、とは思いました。ただYA-MAN、多分本当に俺のこと好きっすよね。ちょっとあのカニエ(・ウェスト)の『Black Skinhead』流れて。今回トラヴィスとかカニエ流せないのに音響めっちゃ良かったじゃないですか。バンテージ巻いてる間に入場してて。すごい気分アガりました。YA-MANのおかげで。“ありがと“”っていう感じで」 ――スパッツで動きの違いはありましたか? 「いや、なんか練習しててスパッツの方が動きやすいなって思ったのと、あんま僕スパッツ似合わないなと思ってたんですけど、やっぱMMA最初デビュー戦の時は細かったんで、やっぱこうMMAファイターとしてしっかり体ができてきた時にスパッツの方が似合うようになってきて。いや、なんか、“そろそろスパッツで出たいな”みたいな感じで、動きやすかったです。はい」 ――ダウトベック戦が決まる前は、いろいろとリング上から例えば久保優太選手の名前や鈴木千裕選手の名前も。ダウトベック戦を越えたことで、そういった選手っていうのはどうですか? 「誰でしたっけ? ちょっとあんま僕、試合ちょっと壮絶すぎて、ちょっと忘れちゃいました。飛んじゃいましたね(笑)。日本人の名前は。それくらい凄まじかったです」 ――記憶にある選手と戦っていきたいと。 「そうですね。まあ勝って良かったな、って」 ――メインの試合はご覧になりましたか。 「見ました。5ラウンド見たかったなっていう部分もありますし、やっぱシェイドゥラエフ強いっスね。あとAJ・マッキーもやっぱ減量キツそうだなあっていう部分はあったんで。結構、その辺も結構バテなっていうイメージだったっスね」 ――もう次、行けますか? シェイドゥライフは。 「いや、あと1戦、2戦挟みたいっスね、はい。現実的な話を言うと」 ――ちょうど今、シェイドゥラエフ選手と秋元強真選手の試合が決まったそうです。 「あ、決まったんですか?」 ――ええ。はい。今リング上で決まってました。それについてはいかがですか? ご自身の今のポジションと、この試合に関しては。 「うん。ま、そうですね。秋元君からしたら、この試合で3ラウンド見れたのは大きいんじゃないですかね。秋元選手強いと思うんで。打撃とかはAJ・マッキーより秋元選手の方が強いんじゃないかなと自分は思います」 ――今回の平本選手の試合のテーマは「感謝」ということでした。本当にたくさんのファンが復帰する平本選手のことを応援していたと思います。この勝利を喜んでいるファンに、今後に向けて一言お願いします。 「いや、本当にありがとうって気持ちと、試合後先生と話してちょっと反省したんですけど、やっぱかしこまっちゃダメですね、はい。ちょっと今回はエモーショナルになりすぎて腰低くしすぎたなと思ったんで、自分はそういうのはやっぱり性に合ってないなと思いました」 ――では次戦は前回のような……? 「いやまあ、どうなんスかね。ま、自然体で行こうと思います」 ――わかりました。ありがとうございます。 「ま、とにかく本当あの、2年間戻って来れないってマジで思った時もあったんで、こうやってまた戻って来れて、あの、家族もそうだし、チームの皆さんもそうだし、先生もそうだし、ファンの皆さんもそうだし、本当にありがとうございました。ま、こっから、もっといい試合を繰り広げていけたらいいなと思います」
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