2026年9月8日(日本時間9日)米国ネヴァダ州ラスベガスのMeta APEXにて、UFCとの契約を賭けた『Dana White's Contender Series 2026: Season10 Week 5』(U-NEXT/UFC Fight Pass配信)が開催された。
第5週の全試合後、ダナ・ホワイト代表がUFCとの契約選手を以下の通り発表した。
「クレイジーな夜だったな。さっきの試合も最高だったが、今夜の試合もすごかった。
(クリスチャン・ナティヴィダッドvs.コルトン・ラウド)まずは最初の試合だ。クリスチャン・ティヴィダッド(10勝0敗)の試合。自分よりずっと大きな相手に、最後は素晴らしいボディショットで決めた。パフォーマンスも良かったし、見事な動きだった。UFCへようこそ。
(アポロ・ゴメスvs.クォン・ウォンイル)ゴメス、いい試合だった。二人とも素晴らしい動きを見せてくれたよ。彼は私をがっかりさせるようなことは何もしなかった。『こいつを絶対に獲らなきゃ』と思わせるようなインパクトはなかったかもしれないが、まだ若い、もっと経験を積めば化ける可能性がある(※契約ならず)。
(マルティン・コザックvs.クリスチャン・アコールズ)今夜の試合を見たよ。24歳で7勝0敗、フィニッシュ率も高い。アマチュアでの経験もある(6勝0敗)しね。UFCでの未来は明るいと思うよ、友よ。UFCへようこそ。
(アイザック・モレノvs.レジナルド・ジュニア)よし、アイザック。今夜は君のいろんな面が見られてよかったよ。フロリダ出身で、KOも一本勝ちも多い選手が相手だったから、危険な場面もあったね。そこで一つ聞きたいんだ。3ラウンドの残り2分、かなり悪いポジションから立ち上がった直後に、タックルに行ったよね? 悪いポジションから脱出したばかりだったのに。コーチや父親に言われたのかは知らないけど、どうしても聞きたかったんだ。いいか、君は28歳で、戦績は9勝0敗だ。正直に言うとね、マッチメーカーたちを説得するのに少し苦労したんだよ。彼らは君を信じていなかったからね。でも、俺は信じていた。番狂わせを起こした。おめでとう。結婚おめでとう。UFCへようこそ。
(クエンティン・ペイズリーvs.アーリンド・ベリシャ)さて、今夜の対戦カードを見ていると、10勝0敗の選手と7勝1敗の選手、12勝2敗の選手、7勝0敗の選手などがいる。そこでスタッフに聞いたんだ。『なぜ3勝0敗の選手がメインイベントなんだ?』と。すると彼らは『その理由がわかるはずだ』と言った。24歳というのは、MMAの経験を積んでUFCに入るには非常に若い年齢だ。でもいやはや、すごい試合だった。試合後、私を含め、みんなジョン・ジョーンズの話で持ちきりだった。今夜、多くの人がジョン・ジョーンズを思い出したよ。君の試合には本当に興奮させられた。みんな、君の次戦を楽しみにしている。こっちへ来て。UFCへようこそ」。
第5週を終えて24選手がUFCと契約
これで、2026年のDWCSシーズン10は第5週を終えて24選手がUFCとの契約を獲得。
そのうち第1週のヘビー級で34秒 TKO勝ちした元NFLのアンソニー・ウィント(米国)は、なんと11日後の8月22日にUFCデビューを果たし、1R 一本勝ちを収めている。
同じく第1週で45秒 TKO勝ちしたフライ級のビラル・ハサン(インドネシア)は、朝倉海、鶴屋怜が出場した8月29日のUFC上海大会でニルソン・ロハスとの9勝無敗対決で鮮烈な右の一撃でKO勝ち。アンドレ・リマに宣戦布告した(ちなみに同大会で一本勝ちした鶴屋はフライ級13位にランクイン)。
また、第2週で66秒 TKO勝ちしたクリスチャン・ペレス(メキシコ)も、9月12日の『UFC Fight Night: Rodriguez vs. Silva』=UFCノーチェでオクタゴンデビューが示唆されている。
さらに第3週では、女子バンタム級でアレックス・アポダカがUFC史上最大のフェイバリットだったベラ・ミア(フランク・ミアの娘)に判定勝ちし、大アップセットを起こしている。
また第4週では、K-1 WORLD GP 2025 -90kg世界最強決定トーナメント南米地区予選にも出場し、決勝まで進出したモデスティノ・ホドリゲスが、ブランドン・ホームズを1R 15秒KO。UFCとの契約を決めている。
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『Dana White's Contender Series 2026: Season10 Week 5』速報
▼ライトヘビー級 5分3R〇クエンティン・ペイズリー(米国)4勝0敗(4KO)[1R 4分41秒 KO]×アーリンド・ベリシャ(アルバニア)5勝1敗(4KO・1SUB)
1R、サウスポー構えのペイズリーはワンツーの左。左前蹴りもオーソのベリシャの下腹部に。ローブローで中断。再開。ペイズリーは左ミドル。圧力をかける198cmの長身ベリシャは右前蹴り! さらに右を強振する。これはかわしたペイズリーも左ミドルを届かせる。左の関節蹴りを打つベリシャに。左ミドルのペイズリー。ベリシャは圧力をかけて左関節蹴り、左ミドルと喧嘩四つの蹴り合い。
左関節蹴りから組んだベリシャは両脇を差す。右小外がけから回すペイズリーは尻下でクラッチしてリフトし中央に向けてテイクダウン!
立とうと亀になったベリシャの頭をネルソンで押し下げてからダース狙い。外してハーフになったベリシャにペイズリーは上から右ヒジ! これで意識が飛んだベリシャにさらに右ヒジ! 完全に失神のベリシャにレフェリーが間に入った。
身長196cm、アマチュアで7戦全勝・全フィニッシュ勝利で23年10月にプロデビュー。今回でプロ4試合全試合フィニッシュ勝利としたペイズリーは、試合後、「UFCの次なるライトヘビー級のスターになる準備ができているのか?」と問われたペイズリーは「……そうだな。戦いそのものが、すべてを物語っていると思う」と簡潔に語った。
また、全試合後、UFC契約を告げたダナ・ホワイト代表から「ジョン・ジョーンズを想い起こさせる」と評されたペイズリーは、司会のローラ・サンコから「クエンティン、あなたはプロデビュー直後に前十字靭帯(ACL)を断裂し、長期のブランクや再負傷による手術を乗り越えてオクタゴンを目指してきたけど、落ち着いていて派手なタイプじゃない。口数の多いタイプでもない。でも、ジョン・ジョーンズに例えられる人はそう多くない。それを聞いてどう感じた?」と問われると、「彼は僕の一番好きなファイターだから、アナウンサーがそう言ってくれたのは嬉しいね」とコメント。
続けて「自分の中に、ちょっとジョン・ジョーンズ的なスタイルがあると思う?」と聞かれ、「僕は僕自身だけど、前進しているよ。いろいろと」とここも口数少なく低い声で答えた。
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▼ウェルター級 5分3R〇アイザック・モレノ(米国)9勝0敗(5KO)[判定3-0] ※29-28×3×レジナルド・ジュニア(ブラジル)11勝2敗(4KO・5SUB)
1R、サウスポー構えのモレノに、オーソのレジナルド・ジュニア。右前手ジャブで前に出て右ローも突くモレノ。バックステップのレジナルド・ジュニアに左ミドルも突くが下がるレジナルド・ジュニア。
モレノは左を当てるがまだ浅い。半身構えで両手を下げて空手の出入りの動きから左の突きで前に。下がってかわして組んだレジナルド・ジュニアを差し上げて突き放すモレノは左から右。さらに右から左、ボディでモレノがレジナルド・ジュニアを崩すが、すぐに立つレジナルド・ジュニアが左右から右を効かせて反撃! モレノは跳びヒザで押し戻す。
2R、腰を低くしレベルチェンジを見せるモレノは右前手ジャブ。右から左。バックステップでかわすレジナルド・ジュニア。モレノは左前蹴りから右カーフに繋ぐ。右ローはかわしたレジナルド・ジュニア。モレノは右から左の飛び込み、左ミドルに繋ぐ。
モレノの左に下がったレジナルド・ジュニア。モレノは左ボディも。しかし効かされると左右で前に出るレジナルド・ジュニアはシングルからダブルレッグテイクダウン! 崩してバックについて右足をかけて右ヒザも離れるレジナルド・ジュニア。
右サイドキック、右ジャブを見せるモレノに圧力をかけるレジナルド・ジュニア。モレノは右ジャブ、近くなると左右を強振! 左フックでレジナルド・ジュニアを下がらせるが、レジナルド・ジュニアも左オーバーハンドが空振り残像を残す。
右ミドルを当てたレジナルド・ジュニア。ブザー前に動きを止めてグローブタッチ。
3R、右から左を突くモレノ。レジナルド・ジュニアの左に右前手をかぶせにいく。右から左ボディを突くモレノは右ローも。出入りで行き過ぎない。圧力をかけなおすレジナルド・ジュニアは、左ジャブ。モレノは首相撲ヒザもそれをつかんでテイクダウンのレジナルド・ジュニア! バックから崩して左足をかけて寝かせて肩固め狙い。
上体を起こしてきたモレノにアナコンダチョーク! ずれたところで外して立ち上がり押し込むモレノにレジナルド・ジュニアはアナコンダチョークからダース狙い。外れかけるとバックに移行。
ボディロックから左足をかけてバッククリンチ、さらにボディロックからリフトしてテイクダウン! モレノはギロチンチョークもブザー。すぐにレジナルド・ジュニアは頭を上げて立ち上がり両手を挙げる。
判定3-0(29-28×3)で接戦をモレノが制した。ひざまずくモレノ。
無敗記録を更新したアイザック・モレノは「まずは神に感謝したいです。神は本当に素晴らしい。まさに激闘でした。相手も非常に手強く、将来性を感じさせる選手でした。言葉が見つからないほど、素晴らしい試合でした。あらゆる扉が閉ざされていても、この試合への扉は開かれていました。そこを歩んでいくことができたんです。
(あなたは独特の伝統派空手スタイルを持っていますね。勝利の鍵は?)距離のコントロール、そして素早い出入りですね。試合まで10日しかなかったので、スピードを重視した作戦を立てていました。タフな戦いになることは覚悟していましたし、実際にそうでした。打たれ強さには自信があります。これまで打たれ強さを試されるような場面はあまりありませんでしたが、今夜はパンチを受けてもすぐに立て直して戦い続けられることを証明できました。
(お父様も会場にいらっしゃいますし、テキサスのご家族も見ています。この夢はあなただけの夢ではありません。ご家族全員の夢でもあります。UFCファイターになるという夢の実現を目前にして、どんなお気持ちですか?)
次世代が続くための道を切り開いているんだと思います。妻、息子、そして父のために。あ、皆さんに報告ですが、実は今日、この後すぐの9時半に結婚式を挙げるんです。ちょうど両親に知らせているところなんです。誰も知らなかったんですが、今夜9時半に婚約者と結婚するんです。ホワイトチョコレートか何かを投げることになると思いますけど……。そうそう、Instagramもフォローしてくださいね……というわけで、話の経緯に戻りましょうか。
(なんて素晴らしい夜だ。もう、これ以上言うことはないですね。最高の勝利です。今夜の結婚、本当におめでとうございます。また(契約が決まれば)お話しできる機会があればいいなと思います)本当にありがとうございました」と語った。
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▼ミドル級 5分3R〇マルティン・コザック(スロヴァキア)7勝0敗(5KO・2SUB)[2R 1分32秒 KO]×クリスチャン・アコールズ(米国)8勝5敗(2KO・6SUB)
1R、194cmの長身オーソから左右フックのアコールズに、サウスポー構えのコザークは長い左の打ち下しを効かせてアコールズの左フックに左ヘッドキックで後方にダウンさせるが。
立つアコールズは左右で押し戻すが、コザークは左ボディ、これがまともに金的を突いて、くの字になるアコールズ。そこにコザークは左ヘッドキック! 崩れるアコールズだが、ローブローを主張。レフェリーも止めてリプレイ確認し、左のアッパーがローブローと確認。再開もブザー。
2R、右を突いてすぐに組んだアコールズはダブルレッグテイクダウンも背中につけず立つコザークが左前蹴りを腹に。さらに左三日月蹴りに下がるアコールズ。金網背にしながらも右を返す。そこに跳びヒザのコザークは左三日月蹴り。右前蹴り。
さらに左アッパーから右フック! ガード固めていたアコールズだが動けず。連打にダウン、レフェリーが間に入った。
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▼フェザー級 5分3R〇アポロ・ゴメス(ブラジル)13勝2敗(5KO・4SUB)[判定3-0] ※29-28×3×クォン・ウォンイル(韓国)14勝7敗(12KO・1SUB)
第5週目唯一の再チャレンジのクォン・ウォンイルが出場。ONEからDWCS2025に出場したクォン・ウォンイルはは、ジュアン・ディアズに2R スピニングバlチウクエルボーでKO負け。
1R、サウスポー構えのゴメスが蹴りのフェイントから組んで組んでバッククリンチから足をかけようとするが、向き直り突き放したクォン・ウォンイル。左でダウンを奪うと、立つゴメスが前に。しかし。左ボディ打ちでダウンを奪ったクオン・ウォンイル。ゴメスはブザーまで凌ぐ。
2R、左右で詰めて組んで崩してバッククリンチ狙うゴメスを突き放すクォン・ウォンイルは左ボディを当て、右バックフィストは空振り。ゴメスの左ローに右ローを合わせに行くがローブローに。
再開。左ボディを打つゴメス。右を突いて胴に組むが離れる。今度はゴメスの左の前蹴りがローブローに。座り込んだクォン・ウォンイル。「立って回復を待て」と指示される。
再開。左インロー2発のゴメスは左ストレートで前に。クォン・ウォンイルも右ハイ。ガードのゴメスに右ストレートのクォン・ウォンイル。ゴメスは打ち終わりにダブルレッグテイクダウンへ。凌ぐクォン・ウォンイルは動きたいがゴメスは脇潜りバックを奪い、両足をかけて前方に崩してリアネイキドチョークへ。凌ぐクォン・ウォンイルに背後からパウンド。
3R、前蹴りの打ち終わりにシングルレッグのゴメスを受け止め返したクォン・ウォンイルは右ミドル。左を顔面、ボディと打ち分けるゴメス。ワンツーから右まで繋ぐ。バックステップのクォン・ウォンイル。左右で押し戻すと左ジャブを返して左ボディも、前に出たところにゴメスの右でヒザが落ちる。
さらに左右ボディのゴメス。左ボディストレートから右フックを対角に散らし、右ジャブ。ケージ背にしてサークリングのクォン・ウォンイル。ゴメスは左インロー。クォン・ウォンイルの右は空振りも前に出るとボディ打ちもブザー。クォン・ウォンイルは座り込む。
判定は3-0(29-28×3)でゴメスが勝利。クォン・ウォンイルは2年連続で敗北。しかし、ゴメスも契約なるかは全試合後の発表となる。
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▼フライ級 5分3R〇クリスチャン・ナティヴィダッド(米国)10勝0敗(4KO)[1R 1分10秒 TKO] ※左ボディ×コルトン・ラウド(米国)7勝2敗(4KO・3SUB)
1R、サウスポー構えから右、左の蹴りと歩きながら蹴るラウドナ回ってかわすオーソのナティヴィダッドにラウドは右ロー。右ジャブ、スイッチしてオーソになると右ストレートを伸ばす。
かわして右から左を突くナティヴィダッド。ラウドは左ハイを打ってそのまま右バックフィストのセルジオ・ペティス式コンビネーション。かわすナティヴィダッドに右ローを蹴るラウド。
左オーバーハンドで詰めるウッド。近づくと組むナティヴィダッドに左ヒジを突く。右前蹴りを見せて左ローのウッド。右から左フックで飛び込むナティヴィダッドは、回るウッドに右から左フック、左に回りオーソから右ジャブ、左のナティヴィダッドに、ラウドは右前蹴り。
さばくナティヴィダッドに詰めるウッドは左ミドル! 被弾したナティヴィダッドだが、その打ち終わりに左ボディ!
レバーに受けたラウドは、腹を押さえてくずれ落ちた。
前戦まで9勝中6つが判定勝ちだったナティヴィダッドは、DWCS初戦の第1試合で、インパクトあるレバー打ちでブザーを鳴らした。