SBで2階級制覇、他団体の強豪にも勝利している川上(右)がONE FF初参戦
2026年9月4日(金)タイ・ルンピニースタジアム『The Inner Circle 29&ONE Friday Fights 169』(U-NEXT配信)に、今週は日本人選手2名が出場する。
「The Inner Circle 29」の第1試合で、シュートボクシング2階級制覇の川上叶(龍生塾)がイザヤ・バダト(オーストラリア)とONEフライ級キックボクシング3分3Rで対戦。

川上は2016年8月にデビュー。2019年11月に初代SB日本バンタム級王座決定戦を制して王座に就くと、2022年4月には同フェザー級王座決定戦にも勝利して2階級制覇を達成。RISEにも参戦して安本晴翔、京谷祐希に勝利し、2023年4月に山田彪太朗に敗れ王座を失うも、12月にはK-1で斗麗からも勝利して実力を証明した。2025年2月には彪太朗の弟・虎矢太から勝利を奪ったが、4月の彪太朗との再戦では僅差で敗れ王座奪還ならず。S-cupでは1回戦で安本にリベンジを許した。戦績は15勝(6KO)9敗。現SBフェザー級1位。

【写真】指田を頭部へのヒザ蹴りでKOしたバダト(C)ONE Championship
バダトはISKAなどのナショナルタイトルを3度獲得している。左右ローキックを主体に左フック、左ボディへつなげ、後ろ蹴りや胴廻し回転蹴りといった大技も繰り出す。2026年4月にONE FF初出場、RISEフェザー級15位・指田烈を1R1分14秒、頭部へのヒザ蹴りでKOした。
他団体との対抗戦でも強さを発揮してきた川上は、ジャブ&ローで堅実に試合を進めるサウスポーのテクニシャンタイプ。意外にも外国人選手との対戦は2023年2月にタイ人のガオパヤックのみ(判定勝ち)で、外国人相手にもテクニックで完封してみせるか。ONEには初参戦。
『ONE Friday Fights 169』の第1試合には、稲井良弥(TARGET大森)が初出場。フェザー級キックボクシング3分3Rでダニエル・ワウティア(ガーナ)と対戦する。

稲井はISKAオリエンタルルール日本スーパーウェルター級王者、第4代DEEP☆KICK-70kg王者で18勝(13KO)3敗1分の強打者。デビューから都木航佑らを相手に5連勝(4KO)を飾り、中野椋太とRISEウェルター級王座を争ったがKO負け。その後、11連勝(7KO)を飾っていたが、前戦の2026年3月には髙木覚清に判定負けを喫した。現RISEウェルター級3位。
なぎ倒すような豪快左右フックでKOの山を築いてきた稲井は、相手の攻撃をもらう危うさもある。序盤からKOを狙って思い切り打って蹴るスタイルはONE FFでも場内を沸かしそうだ。
また、日本で活躍しているムエタイ選手デンサヤーム・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレックフェアテックスジム)が初出場でアルマン・モラディ(イラン)とフェザー級(-70.3kg)ムエタイ3分3Rで対戦。
デンサヤームは85勝(10KO)28敗3分の戦績を持つムエタイの猛者。175cmの長身サウスポーで、ロングリーチを活かして蹴り技を得意とする。2019年『True 4U』のバンタム級トーナメントで優勝。2020年3月の『K'FESTA.3』でK-1初参戦を果たし、判定負けも武居由樹を長い手足から繰り出すパンチと蹴りで苦しめた。2022年から日本に移住し、K-1を主戦場にするも連敗。
2023年11月にKNOCK OUTのオープンフィンガーグローブ戦に臨み不可思に判定で勝利すると、12月のKrushでは町田光にも判定勝ち。2024年2月のKNOCK OUTではマルコス・リオスをヒジでTKOに破って3連勝も9月にエイ・マムリンプートングに延長RでKO負けを喫した。12月のKNOCK OUT-REDスーパーライト級王座決定戦で良太郎を2RにTKOし、王座に就いた。2026年6月、久井大夢と初防衛戦を行うはずだったが前日計量で3.1kgの大幅オーバー。試合はノーコンテストルールで行われてドロー、王座ははく奪された。
モラディは2025年9月のONE FFで初参戦。中国のジャオ・チョンヤンにKO負けを喫したが、2026年3月の2戦目では英国のオーティス・ワグホーン(スアキムと激闘を展開した選手)に判定勝ちしている。今回が3戦目。IFMA世界王者に2度輝き、元イラン王者の実績を持つ。強烈な右ローキックが主体の攻撃的なスタイル。





