2026年8月28日(金)の『ROAD TO UFC』準決勝に続き、8月29日(土)15時30分から中国・上海オリエンタルスポーツセンターにて『UFC Fight Night: Nurmagomedov vs. Song』(U-NEXT/UFC Fight Pass配信)が開催されている。前日計量では日本から参戦する朝倉海(JAPAN TOP TEAM)と、鶴屋怜(THE BLACKBELT JAPAN)がともにパス。
▼バンタム級 5分3R ※試合見どころアオリ・チロン(中国・内モンゴル自治区/Fight Ready)26勝13敗(UFC 4勝5敗1NC)135.5lbs(61.46kg)朝倉 海(日本/JAPAN TOP TEAM)22勝6敗(UFC 1勝2敗)135.5lbs(61.46kg)
(C)Zuffa LLC/UFC
元RIZINバンタム級王者の朝倉は、2024年12月のUFCデビュー戦で階級を下げて、いきなり当時のフライ級王者アレッシャンドレ・パントージャに挑戦も、2Rにリアネイキドチョークで一本負けで戴冠ならず。25年8月にはティム・エリオットにもギロチンチョークを極められ、2連敗。
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バンタム級に戻して、26年5月30日の前戦でキャメロン・スモザーマンと対戦、1R TKO勝ちで初勝利を掴んでいる。その後、試合翌日のみ休んで、すぐに普段の練習に戻り、前戦前のファイトキャンプと同じ強度で取り組んできたという。そのため体重もキープし、減量もほぼ無く、最後の水抜きのみの状態となっていた。
会見・公式インタビューでは「フライ級ではこんなふうに短い期間で次の試合に出ることはできませんでした。前の団体(RIZIN)では、怪我をしていないときにはたくさんの試合に出ていました」と、バンタム級に戻したことで減量のダメージが蓄積せずに連戦に臨めると語っていた。
▼フライ級 5分3R ※試合見どころ鶴屋 怜(日本/THE BLACKBELT JAPAN)11勝(4KO・TKO/5SUB)1敗(UFC 2勝1敗)125lbs(56.70kg)ケビン・ボルハス(ペルー)11勝(8KO)5敗 126lbs(57.15kg)
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鶴屋は、5月30日の前戦マカオ大会で、1年2カ月ぶり復帰戦を当初のへスス・アギラーの欠場により、急遽ルイス・グルレー(米国)に変更。一階級上のバンタム級で対戦し、1R 3分19秒、リアネイキドチョークで一本勝ち。ジョシュア・ヴァン戦からの再起を果たしている。今回は本来のフライ級に戻しての試合で125ポンドでクリア。+1ポンド許容を使わずパスしている。
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また、メインのバンタム級戦のウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)vs.ソン・ヤドン(中国)、コメインの女子ストロー級・ヤン・シャオナン(中国)vs.デニージ・ゴメス(ブラジル)の4選手も無事、計量をクリアした。
『UFC Fight Night: Nurmagomedov vs. Song』速報
▼バンタム級 5分5R ※選手名から前戦ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)20勝1敗(UFC 8勝1敗)3位 135.5lbs(61.46kg)ソン・ヤドン(中国)23勝9敗1分(UFC 12勝4敗1分)5位 136lbs(61.69kg)
ダゲスタンのウマル・ヌルマゴメドフは、プロ12戦無敗で2021年にUFCに参戦。オクタゴン6連勝で25年1月にメラブ・ドバリシビリとタイトルマッチも判定負け。
25年10月のマリオ・バティスタ戦で判定勝ちすると、26年1月の前戦でデイブソン・フィゲイレードに判定勝ちで2連勝中。
中国のソン・ヤドンは、2023年にリッキー・シモン、クリス・グティエレスを相手に連勝で2024年3月にピョートル・ヤンと対戦も判定負け。 2025年2月にヘンリー・セフードと対戦し、パンチとカーフキックで攻勢になるも3Rにヤドンのアイポークでセフードが続行不可能となり、テクニカル判定で勝利。26年1月にショーン・オマリーに判定負けも、5月の前戦でデイブソン・フィゲイレードを2R ギロチンチョークに極めている。今回は母国で連勝なるか。強い体幹から放たれる右の強打、左フックの返し・回転力のある打撃のヤドン。近年はテイクダウンの融合がその打撃にも奏功している。
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▼女子ストロー級 5分3Rヤン・シャオナン(中国)19勝5敗(UFC 9勝4敗)115.5lbs(52.39kg)デニージ・ゴミス(ブラジル)12勝3敗(UFC 6勝2敗)※UFC4連勝中 115lbs(52.16kg)
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▼バンタム級 5分3R ※試合見どころアオリ・チロン(中国・内モンゴル自治区/Fight Ready)26勝13敗(UFC 4勝5敗1NC)135.5lbs(61.46kg)朝倉 海(日本/JAPAN TOP TEAM)22勝6敗(UFC 1勝2敗)135.5lbs(61.46kg)
(C)Zuffa LLC/UFC
元RIZINバンタム級王者の朝倉海は、2024年12月のUFCデビュー戦で1階級下げたフライ級で参戦。いきなり王者アレッシャンドリ・パントージャのベルトに挑戦するも、2R リアネイキドチョークで一本負け。25年8月の2戦目で当時フライ級11位のティム・エリオットと対戦し、2Rにギロチンチョークで一本負けで2連敗。
26年5月30日の前戦でバンタム級に戻すと、UFC1勝2敗のキャメロン・スモザーマンと対戦。右カーフキックを効かせて1R1分50秒、左フックでKO勝ち。オクタゴン初勝利を飾っている。32歳。
対するアオリ・チロンも、UFCではフライ級からの転向組。朝倉海と同じ1993年生まれで、モンゴルの遊牧民として育ち、その名はモンゴルで「宇宙」を意味するという。
散打ベースのストライカーで、MMA26勝13敗と戦績は多く、9KO・TKO、1一本勝ち、16の判定勝ち。黒星は2つのKO・TKOと3一本負け、8判定負けとなっている。
2009年に散打を始め、中国の西安体育学院で、中国人初のUFCファイター・ジャン・ティエチャンやヤン・シャオナンを育成した趙学軍(ジャオ・シュエジュン)コーチの下でトレーニングを始めた。
2012年内モンゴル全国運動会52kg級、2013年内モンゴル散打トーナメント56kg級優勝などの実績をあげて、2013年にMMAに転向。2015年には、CKF(Chinese Kungfu Championships)でプロMMAを戦っていることが確認されている(中国の地方大会で20勝9敗)。
2016年に100%Fightのバンタム級ワンデートーナメントで優勝すると、2019年にWLFでもバンタム級王者に。WLFライト級王者のロン・ジューとともに防衛に成功すると、21年4月にUFCデビュー。
フライ級でジェフ・モリーナとファイト・オブ・ザ・ナイトの激闘も判定負け。同年11月に堀口恭司の盟友コディ・ダーデンにも判定負けでオクタゴン2連敗。
朝倉海と同様に、UFC3戦目でWLF時代のバンタム級に戻すことを決意。スモザーマンとは異なる“キャメロン”エルスと対戦し、右アッパーから左ボディ、右ストレートでダウンを奪いパウンドアウト。UFC初勝利を飾っている(このエルスも、スモザーマン同様にこの試合を最後にUFCをリリース)。
バンタム級2戦目でもジェイ・ペリンとの打ち合いを制して判定勝ち。
現在、UFCバンタム級では4勝3敗1NCの勝ち越し中で、敗れた相手は、メディアパネルランキングで現在6位のアイマン・ザハビと12位のラウル・ロザスJr.、そして、26年5月の前戦、朝倉海が初勝利を挙げたマカオ大会で2R TKO負けしたコディ・ハドンの3選手。ヘンリー・セフード率いるFight Ready MMAで練習する。
どうなる? 朝倉vsチロン──強打の影に被弾も。組まない両者が引き出しを開けるか
アオリ・チロンは、スタンスの広い半身気味の構えから、対グラップラーには手の位置は低く、細かい前後のステップで右の強打、近い距離でも右アッパー、左ボディと、基本はスモザーマン同様にパンチの選手。
蹴りは左右下段と三日月蹴り、跳びヒザ蹴りはその場跳びでも前進しても打っており、注意が必要だが、直線的な攻撃が多い。
2戦前のコディ・ギブソン戦では、ギブソンのスイッチしてのインローにカウンターの右ストレートでダウンを奪うなど、半身の遠い奥手を踏み込んで真っすぐに突き刺して初回TKO勝ちを収めている。
一方で直線的な動きで顔の位置が変わらないこともあり、パンチも蹴りも打ち終わりを狙われるなどディフェンス面に課題があり、UFCスタッツでは、1分間の被弾した有効打数は5.56と少なくない。
また、前後に大きく開くスタンスのため、前足をダニエル・マルコスにカーフで蹴られてダウンを喫するなど、散打スタイルのリスクも孕んでいる(その後は互いにローブローの蹴り合いでノーコンテストに)。
スピード、コンビネーションともに朝倉海が上で、アオリ・チロンの5月の前戦では、ケージに詰まっての組み際にハドンのボディヒザを受けてダウン、TKO負けを喫しているように、朝倉のカーフキック、速い飛び込みで角度のある攻撃、近距離でのパンチ、ヒザと、朝倉の武器がハマる相手だ。
そしてこれまでの相手が示してきたアオリ・チロン攻略のひとつに、テイクダウンからの削りがある。アオリ・チロンのUFCテイクダウンディフェンスは60%と高くなく、15分の平均テイクダウンは1.11。つまり、自ら組むことはあまりなかった。
互いに種類の異なるストライカーのなか、これまでのスタッツを越える動きがどうみられるか。テイクダウンプレッシャーがその後のスタンドにも影響してくるため、ここまではあまり見ることができなかった「進化」した朝倉のMMAグラップリングが見られる可能性もある。実際、朝倉はスモザーマン戦でもテイクダウンを狙っていたことを明かしている。
5月30日のバンタム級初戦から「すぐに試合を」望んだ朝倉にとって、8月29日の上海大会は、時差が1時間とほとんどなく、近くて理想的な調整が可能な場所。
同時に、前日の『ROAD TO UFC』も含め、地元での戦いに、UFC PIを上海に持ち、アリゾナのFight Ready MMAでも練習するアオリ・チロンは、エディ・チャコーチらとの対戦相手の徹底研究と、地元の利を活かしたコンディションで臨むだろう。そして何より“ホーム”のファンの応援は、ファイターを強く鼓舞することになる。
朝倉はYouTubeで、「アオリ・チロンはマカオの大会も出ていて、当日は見れてなかったんだけど、試合終わって同じバンタム級の選手だから後でチェックして、その試合では負けてるんだよね(コディ・ハドンに2R TKO負け)。勝った選手が来るかなと思ってたけど、まさか、中国上海でやるってことで、相手の地元の選手とやるってことで、“ドアウェイ”になりますね」とアウェイ戦に覚悟。
その上で、「今年の初めに『3試合やって3試合勝つ』っていう目標を立てていて、今回いいペースで試合組んでもらえたんで、しっかり勝って(年内に)もう1試合っていうのを目標にやっていきたい。相手もしっかりUFCでも10戦やって、すごい経験もある侮れない選手。自信はあるけど、しっかり戦略立てて準備して、また今回もKOを狙っていきたいと思います。これはもう100%、絶対面白い試合になると思います」とKO決着を予告した。
そして、「RIZINの頃のバンタム級の俺の実力じゃなくて、もうその時よりはかに強くなってる。金原(正徳)さんがコーチになってくれてから、この期間ずっと成長してるんで、そこを楽しみにしてもらいたいなと」、成長を見せたいとした。
同じ1993年生まれで、散打・空手というそれぞれのストライキングバックボーンからMMAに転じたアジアの2人は、UFC3戦目で適正階級に戻して勝利をあげている。異なるのは、アオリ・チロンがそこから7試合をこなしていることだ。互いのMMAの進化が問われる、上海決戦だ。
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▼フライ級 5分3Rアレックス・ペレス(米国)26勝10敗(UFC 8勝6敗1NC)126lbs/57.15kgスムダルジ(中国)19勝7敗(UFC 6勝4敗1NC)125lbs/56.70kg
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▼ライトヘビー級 5分3R ※試合見どころリュウ・ツァー(中国)3勝1敗(UFC 0勝0敗)※元K-1 WORLD GPクルーザー級王者 206lbs/93.44kgレヴィ・ホドリゲスJr.(ブラジル)5勝1敗(UFC 0勝1敗)206lbs/93.44kg※ジュニア・タファ(豪州)7勝6敗(UFC 3勝6敗)
ライトヘビー級では、元K-1 WORLD GPクルーザー級王者のリュウ・ツァー(中国)が、地元でのUFCデビュー戦に向け、筋骨隆々の206ポンド(93.44kg)でクリア。対するUFC2戦目のレヴィ・ホドリゲスJr.(ブラジル)も同じ206ポンドで計量をパスした。
“中国の進撃の巨人”の異名を持つリュウ・ツァーは、第4代K-1 WORLD GPクルーザー級(90kg)王者、K-1 30周年記念無差別級トーナメント優勝、ISKA K-1ルール インターコンチネンタル・スーパークルーザー級(-95kg)王者、2023年中国キックボクシング選手権-90kg級優勝、2017年中国全国散打優勝試合準優勝などのタイトルを持つ。
キックボクシング18勝(14KO)3敗。2016年に16歳で散打を始め、2017年に大東翔クラブでウェイ・ルイに出会い、18年にプロデビュー。23年にK-1無差別級トーナメント優勝、24年3月にシナ・カリミアンをKOに下して、第4代K-1 WORLD GPクルーザー級王者となっている。
並行して23年5月にはWLFでMMAデビューも果たしており、MMA3勝(3KO・TKO)1敗。24年9月のK-1でマハムード・サッタリに判定勝ちで初防衛に成功後、MMAに専念していた。
身長195cm、MMAでは205ポンド(93.0kg)のライトヘビー級で戦い、オーソドックス構えからK-1時代同様に強いカーフキックを武器に、散打ベースの組みでもテイクダウン耐性を持つ。強い腰と小手からの内股でテイクダウンを奪うなど、MMAの適正を見せている。
しかし、2024年10月の『Happy Elephant MMA Champions League』マカオ大会では、当時3勝無敗のイヴァン・ジニディスキイ(ロシア)を相手にテイクダウンの圧力を乗せた打撃を受けて後退して左を被弾。ボディロックやダブルレッグテイクダウンで下になり、最後はバックマウントからのパウンドでTKO負け。テイクダウン後の動きに課題を残している。ジニディスキイはその後、『ONE Friday Fights』で2連勝し、MMA7勝0敗の強豪だったが、それ以上の猛者が集うUFCでいかに戦うか。
対するホドリゲスJrは、リュウ・ツァーと同じ29歳。当初、リュウ・ツァーと対戦予定だったジュニア・タファの欠場により代役で参戦する。身長191cm・リーチ197cmのリュウ・ツァーに対し、ホドリゲスJrは身長183cm・リーチ194cmとリュウ・ツァーより小さい。ムエタイの黒帯を取得しており、キックボクシングやボクシングを含めた打撃試合も経験しているが、リュウ・ツァーほどの実績は無い。
アマチュアMMAで7戦全勝・すべて1R決着をマークしてプロMMAでは5勝1敗。LFAで3勝を挙げ、2025年のコンテンダーシリーズ(DWCS)で当時無敗のコロンビアのフレディ・ヴィダルと対戦し、1R TKO勝ちもドーピング陽性判定により結果はノーコンテストに。その後、怪我の治療による薬物反応と認められ、26年7月のオクラホマ大会でUFCデビュー。フェリペ・フランコと対戦し、2Rに左ジャブ、右ストレートを浴びて後退し、テイクダウンで下になるとあっさりマウントを許してパウンドでTKO負けを喫している。
前に出てのオーソの打撃はスピードに欠け、さらにグラウンドに難があるため、リュウ・ツァーとしては長い打撃で圧力をかけ、テイクダウンも混ぜたMMAで上回りたいが、組み技の進化はいかに。
GLORY王者のアレックス・ペレイラやイスラエル・アデサニヤ、散打ベースのムスリム・サリコフらのように立ち技で頂点を極め、MMAに転向した選手は少なくない。また、近年のUFCはよりスタンド打撃が重視された展開が増えており、ケージレスリングを習得したリュウ・ツァーは、師匠のウェイ・ルイとともに世界最高峰のUFCでその武器を発揮できるか。
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▼フライ級 5分3Rビラル・ハサン(インドネシア)9勝0敗(UFC 0勝0敗)※DWCS 2026出身 124.5lbs/56.47kgニルソン・ロハス(ペルー)9勝0敗(UFC 0勝0敗)124.5lbs/56.47kg
2026年のDWCS第1週で45秒 TKO勝ちしたフライ級のビラル・ハサン(インドネシア)は、朝倉海、鶴屋怜が出場する8月29日の『UFC Fight Night: Nurmagomedov vs.Song』上海大会でニルソン・ロハス(ペルー)との9勝無敗対決に臨む。
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【プレリム】
▼フライ級 5分3Rナムスライ・バトバヤル(モンゴル)10勝1敗(UFC 0勝0敗)※RTU4優勝 126lbs/57.15kgアンドレ・リマ(ブラジル)11勝1敗(UFC4勝1敗)127lbs/57.61kg※体重超過
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▼フライ級 5分3R ※試合見どころ鶴屋 怜(日本/THE BLACKBELT JAPAN)11勝(4KO・TKO/5SUB)1敗(UFC 2勝1敗)125lbs(56.70kg)ケビン・ボルハス(ペルー)11勝(8KO)5敗 126lbs(57.15kg)
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24歳の鶴屋は、MMA11勝1敗(UFC2勝1敗)。第8代フライ級キング・オブ・パンクラシストとして『ROAD TO UFC』シーズン2に出場し、24年2月に優勝でUFCと契約。24年6月の本戦デビューでカルロス・ヘルナンデスに判定勝ち。
25年3月の『UFC 313』で、現フライ級王者のジョシュア・ヴァンと激闘の末に判定負けでキャリア初の黒星を喫した。
2025年8月にはモンゴルのニャムジャルガル・トゥメンデムベレルとの試合が発表されていたが、負傷欠場。26年5月の前戦マカオ大会で1年2カ月ぶりの復帰戦、当初はフライ級でへスス・アギラーと対戦予定だったが、アギラーの欠場により、バンタム級でルイス・グルレーと対戦。
初回に、サウスポー構えからの左を当てた鶴屋は組んで3分19秒、リアネイキドチョークで一本勝ち。ヴァン戦からの再起を果たしている。
対するペルーのボルハスは28歳。MMA11勝(8KO)5敗でUFC2勝4敗。22年にインカFCフライ級王座につくと、23年8月のDana White's Contender Seriesでヴィクター・ディアスに判定勝ちでUFCと契約。
23年11月のUFCデビュー戦では、現王者のジョシュア・ヴァンに判定負けも、初回に踏み込んでのワンツー、内側を突く右の打ち下しでヴァンからダウンを奪っている。
24年5月にアレッサンドロ・コスタと対戦し、右カーフを被弾し、2R TKO負けで2連敗も、25年3月にロナウド・ロドリゲスにまたもワンツーの右ストレートでダウンを奪う判定勝ちでオクタゴン初白星。
25年8月にスムダルジと対戦すると、サウスポー構えの長い弾幕に苦戦。飛び込んでの右を当て、自らシングルレッグを仕掛けるもテイクダウンを防がれ、最終回に離れ際の右ヒジを受けて崩れるなど判定負け。
26年2月に柔道・サンボベースの無敗のイマノル・ロドリゲスと対戦。初回にワンツーで飛び込んできたロドリゲスに近距離でカウンターの左フック、さらに追い打ちの右フックでダウンを奪い首相撲ヒザで崩すも、ロドリゲスのレッスルアップからの小外刈に下に。2Rにケージに詰められての右にダウンを喫し、パウンドTKO負け。再び2連敗を喫した。
しかし、26年6月の前戦、堀口恭司vs.マネル・ケイプが行われたMETA APEX大会で金星。
ボルハスの3ポンド体重超過により、129ポンドのキャッチウェイトで11勝無敗・UFC4連勝中のアンドレ・リマと対戦すると、アウトボクシングを駆使し、パンチのヒット数を増やしたボルハスがリマに判定勝ちで、無敗のプロスペクトに初黒星をつけている。
プレスもアウトボクシングも巧みなボルハス、一本負けは7年前に一度のみ
ボルハスは、空手・ムエタイがバックボーンのルタ・リーブリがベースだが、前に出る圧力と手数を出すストライカーで、変則的なステップで蹴りからパンチのコンビネーションも多彩。
右三日月蹴りを刺して、そのまま着地前に右ストレートや、左ハイからそのまま前方に左足を着地させての右ストレートは空手の動きが応用されている。
サークリングしながら前足のピポットで後ろ足でストップして左ジャブ、右ストレートの飛び込みにはヴァンも対応できずにダウンを喫している。
カウンターのテンカオ、相手が下がれば跳びヒザ。右後ろ廻し蹴りと蹴り技も多彩で、下がりながらのワンツー、特にインサイドを突く右ストレートが最大の武器。
一方で、UFCでのテイクダウンの成功率は0%となっており、自ら組むより、テイクダウン防御率73%のディフェンス力を駆使して、16戦で一本負けは7年前の『Combate 53』で左ハイを効かされてのリアネイキドチョークでの1敗のみ。
ペルーのアイヴァン・イベリコ率いるPMAC(Pitbull Martial Arts Center)所属のボルハスは、UFCのガストン・ボラニョス、元PFL王者のヘスス・ピネド、エンリケ・バルボーザらとトレーニングを積んでおり、寝技での対処も穴ではない。
連勝のプロスペクトキラーのボルハスはスタンドで危険な相手だが、前戦でバンタム級ながら、サウスポー構えでシャープなワンツーを効かせてがぶりからバック、RNCを極めた鶴屋にとって、スタンドから組みの繋ぎの進化に注目のUFC4戦目となる。
ボルハスは、UFCのMETAランキングでは10位(※メディアパネルランキングではランク外)。トップ10に入っているボルハスを下せば、鶴屋が希望する上位ランカーとの対戦も見えてくるフライ級のチャレンジマッチとなる。
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▼フェザー級 5分3Rジャック・ジェンキンス(豪州)14勝4敗(UFC 4勝2敗)145.5lbs/66.00kgショーン・ウッドソン(米国)13勝2敗1分(UFC 7勝2敗1分)145lbs/65.77kg
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▼バンタム級 5分3Rシャオ・ロン(中国)27勝11敗(UFC1勝2敗)135lbs/61.24kgフランチェスコ・ヌッツィ(イタリア)11勝2敗2NC(PFL 1勝1敗1NC)136lbs/61.69kg
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▼バンタム級 5分3Rローレンス・ルイ(ニュージーランド)8勝1敗(UFC 1勝0敗)135.5lbs/61.46kgヘクトル・サンティアゴ(ブラジル)6勝1敗(UFC 0勝0敗)135lbs/61.24kg
[nextpage]▼女子ストロー級 5分3Rション・ジンナン(中国)19勝3敗(UFC 0勝1敗)117lbs/53.07kg※体重超過ジュリア・ポラストリ(ブラジル)14勝6敗(UFC 2勝3敗)118.5lbs/53.75kg※体重超過
[nextpage]▼ウェルター級 5分3R〇キャム・ネルソン(カナダ)8勝1敗(UFC 1勝0敗)170lbs/77.11kg[判定3-0] ※29-28×3×メン・ディン(中国)35勝11敗(UFC 0勝2敗)170lbs/77.11kg
1R、ともにオーソドックス構え。ワンツーから左の蹴りに繋ぐディン。ネルソンも右カーフを返す。サウスポー構えにスイッチしたディンは左ストレートを当てる。さらにネルソンと右が交錯。レベルチェンジからネルソンがシングルレッグテイクダウン。
ハーフからディンの下の右手首を後ろから掴んで左でパウンド。ケージに押し込み連打。手首を外したディンが頭を起こすと首を狙って寝かせてパウンド。
2R、開始早々、後ろ蹴りを腹に突くディン。顔を腫らしながらも左右の前蹴り。ネルソンは右ミドル。ディンは左ミドルも、ネルソンが圧力。ディンは歩いて左インロー。ワンツーの右がかすめる。
詰めるネルソンは2R 残り半分でダブルレッグテイクダウン! 立つディンを再びテイクダウンしてマウントでブザー。
3R、左右で詰めるディンにネルソンは2度のテイクダウントライも切るディン。なおもダブルレッグでケージまでドライブするが、突き放すディン。ネルソンは4度目の組みに。四つにして離れたディン。右オーバーハンドから5度目、6度目のダブルレッグも突き放すディン。差し上げるディンに7度目の組みを背中を見せて足を抜いたディンだが、そこにすぐについたネルソンがボディロックテイクダウン! 押さえ込んでブザー。
判定3-0(29-28×3)でネルソンが勝利。「ショートノーティスだったが勝てて良かった。以前のコーチが亡くなった。この勝利を彼に捧げたい」と語った。