2019年12月3日(火)東京ドームシティホールにて開催されるシュートボクシング協会主催『GROUND ZERO TOKYO 2019』の前日計量&記者会見が、2日(月)都内にて17:00より行われた。
メインイベントで対戦する、S-cup2018世界王者・海人(TEAM F.O.D)は67.15kg、RISEウェルター級王者“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館)は67.30kgでウェルター級リミットの67.50kgをパス。
計量後に行われた会見の冒頭、シーザー武志会長は「メインは2人ともタップロン(元WMC世界フェザー級王者)とやっていて2人とも勝っている。その2人をやらせたらいいんじゃないかと自分がリクエストして、ベイノア選手がそれに答えてくれました」と会長自ら実現させたかったカードだと説明した。
海人は「明日はSB今年最後の大会になるんですが、その最後の大会にメインで出させていただくので、シュートボクサーが締めないと誰が締めるんやって話なので、しっかり倒してシュートボクサーの僕が締めます」と、2019年のSBをKOで自分が締めくくると宣言。
「僕はパンチもキックも全部できるので全部使って、強いて言うなら圧倒して勝ちたいです」と、SBで許される技を全て使って圧倒するという。
一方、ベイノアは「今回はこのようなマッチメイクをしていただきありがとうございます。そしてラウンドガールの皆様もなんかありがとうございます。海人選手は過去最強の相手だと思っています。それに合わせて自分も過去最高に仕上げてきました。明日はどうなるか楽しみでしょうがない。明日は極真とRISEと僕の故郷・成増を背負って全力で今持っているものをぶつけます」と意気込む。
33勝(17KO)5敗1無効試合の戦績を持ち、2階級上のRISE王者をも破っている海人に何で立ち向かうかと聞かれると、ベイノアは「適応力ですね。どんな相手でもルールでも今まで適応してきた自信があるので。プロの戦績で言ったら僕の方が浅いかも知れませんが、空手で6~7試合やるトーナメントで自分よりも大きい、どんな相手かも分からない男と戦ってきた経験があります。普段と違うルールではありますが、空手で培ったものを出せれば自然と結果につながると思います」と答える。
自分の何が優っているかとの質問には「髪のボリュームですかね」と一度ボケてから、「持って生まれた野性味ですかね」とした。
さらに、今回は異種格闘技戦であり、極真空手家の異種格闘技戦と言えばウィリー・ウィリアムスがいるがとの質問には「極真の大先輩、熊殺しと言われた方ですね。熊は殺せませんが、僕も令和のウィリーを目指していて。極真最強、地上最強を異種格闘技戦で証明して来た先輩、強さを証明してきた先輩がたくさんいるので、僕も一人の空手家として最強を目指していきたい」と、令和のウィリー・ウィリアムスを目指すと言い放つ。
迎え撃つ海人は「僕はもう何年もシュートボクサーとは試合をしていなくて、他団体の強い選手とさせてもらっているので変わらずシュートボクサーの強さを証明するだけ。倒して勝ちたい」と、シュートボクシング最強を証明すると話した。
また、大晦日のRIZIN出場を狙うのかとの問いには「そうですね。でも今は明日の試合に集中して、しっかり倒さないと何も言えないので今は倒すことだけを考えています」と、目の前の試合に集中しているとした。