マックス・ホロウェイ「オクタゴンに入ってくる時でさえ、いつものコナーとは違うように見えた」
──マックス、おめでとう。明らかに君のキャリアの中でも最も奇妙な瞬間の一つだよね? 小切手が換金されれば気分も良くなるだろうけど、今夜は少し物足りない感じじゃないかな。今の心境を、何が起こったのか整理できる?
「ああ、つまり、相手をひざまずかせたってことだね。冗談はさておき、彼が無事であることを祈るよ。コナーが色々苦しんでいるのは知っていたし、本当に変わろうとしているように見えた。彼は神を見つけたし、子供たちも連れてきていた。だから、試合中に彼の態度が明らかに変わったのが分かったんだ。レフェリーには感謝しているよ。もっと早くレフェリーに伝えようとしていたんだ。『彼の子供たちが最前列にいるから、不必要なダメージを与えたくない。試合を止めてくれ』ってね。でもコナーのクレイジーなところは、初めてグラウンドに倒れた時、俺がパンチしていたら『戦え、戦え』って言ったんだ。だから俺は『分かった』と言って下がった。『やる気なら戦おう』ってね。でも彼はまた倒れ込んで、試合が終了したんだ」
──君は誰よりも多くUFCのオクタゴンに上がっているよね。でも、相手が負傷していると分かっていながら、精神的に集中し続けるのは難しいんじゃないか?「待て、俺たちがここで何をすべきか思い出せ、この男を傷つけないといけないんだ」と自分に言い聞かせるような。
「全くそんなことはないよ。俺たちはキラーだ。でも結局のところ、俺も人間だからね。だからこそ、このスポーツでこんなに愛されているんだと思う。ファイターとしての自分と、人間としての自分を切り離せるから。だから彼が傷ついているのを見て、“おい、もういいだろう”って思ったんだ。彼は終わっていたし、立ち上がろうとしてまた倒れた。ただ、彼の早い回復を祈っているよ。彼には愛しかない。さっきも言ったけど、彼は人生を立て直そうとしているんだ。だから、彼の無事を祈っているよ」
──誰よりもよく見ていたはずだけど、最初のキックが原因だと思う?
「どうだろうね。ここに来る前にUFCのポッドキャストに出て、ワンダーボーイとそれについて話していたんだ。オクタゴンに入ってくる時でさえ、いつものコナーとは違うように見えた。戦いに来てはいたけど、もっと騒がしくてクレイジーだと思っていたら、すごく冷静だったんだ。だから“おっ、どうなるかな”と思っていたら、案の定、何かで攻撃してくるだろうと分かっていて、それが例のキックだった。だから、残念だよ」
Así termina la noche para el rey del show 😱
— UFC Español (@UFCEspanol) July 12, 2026
Conor McGregor ☘️ #UFC329 | Ver en vivo por @PPlusDeportes pic.twitter.com/9TkUw6Q5OX
──君はトリロジー(3度目の対戦)を要求したね。金銭的な理由もたくさんあるだろうけど、あの男と戦うことが本当に理にかなっているのか、そう思わない部分は少しでもある?
「いや、彼は170ポンド(ウェルター級)のドメイン(領域)について話していただろ。俺は170ポンドで努力を積み重ねてきた。特に3月の試合からすぐに切り替えて、ここまでの準備をしてきた。彼が言っていた、その170ポンドという、全く別の世界を俺も感じてみたいんだ。それが俺の望みだよ。だから、彼の怪我がどういうものか見てみたい。俺に関しては、2027年に復帰するつもりだよ。3月の試合と今回の試合で、家族に時間を借りているからね。妻と息子に家族の時間を。それが今の焦点だ。“ブレス”が2027年に戻ってくるのを見ていてくれ」
──ライト級のタイトルショットも興味深いと思うんだ。どうかな?
「ヘイ、君がそう言ってくれるのは嬉しいよ。俺も155ポンド(ライト級)の王者(ジャスティン・ゲイジー)と同じ考えだ。彼も来年まで戻ってこないと聞いているから、同じ船に乗っているかもしれないな」
──マックス、少し戻るけど、コナーが「戦え、行こう」と言っていた件について。レフェリーに「彼の子供たちが観客席にいる」と言った時、実際にレフェリーにそう伝えたの? それともレフェリーは何と言っていた?
「ああ、レフェリーに言ったよ。『レフェリー、試合を止めてくれ。彼は戦いたがっていない』と。『彼の様子がおかしい』とね。一度は『戦え』と言ったから『分かった、立て』と言って俺は下がった。彼が立って、前にホップして、後ろにホップして、またそれを繰り返したんだ。そして後ろに下がった時、自分の脚を掴んで叫んだんだ。『アーッ!』って。俺はレフェリーに『おい、これ以上何をさせたいんだ? 彼は子供を連れてきているんだぞ』と言ったんだ。傷ついた犬を叩きのめそうなんて思っていない」
──マックス、もしトリロジーを打診されたとして、ファンに「またコナーか」と納得させるのが難しいという懸念はある?
「全くないよ。このイベントが叩き出している数字を見たろ。5年も離れていた男に対してだ。怪我をしただけのことだし、どうでもいいよ。彼が賭けのオッズで本命になるかもしれないし、それはそれで素晴らしいことだ」
──試合後のファンの反応を見ていて、そう思ったんですが。
「それは俺のせいじゃない。言っただろ、俺は人をひざまずかせるのさ。結局のところ、彼が戻ってきてくれることを願うよ。もし戻ってこなくても、仕方がない。ハンターやダナと話し合って、そこからだね」
──コナーと2回戦って、2回とも彼がヒザを負傷している。この対戦カードは呪われていると思う?
「どうかな。でも、俺が彼の頭をマットに叩きつけたから、1勝1敗だ。冗談はさておき、みんな俺をひどい人間にしてしまうな(笑)。でも冗談抜きで、彼には元気になって戻ってきてほしい。本当にクレイジーだよ。俺にはそういうオーラがあるのかもね、“ヒザのオーラ”かな」
──コナーがもし試合前に怪我をしていたとしたら、何か話せることはある?
「みんな怪我をしているんだ。このスポーツはそういうものだよ。もし100%で戦えるなら、それは恵まれている証拠だ。もし彼が怪我をしていたのなら、彼がいかに戦士であるかを示している。彼は莫大な富を持っていて、神を見つけ、家族もいる。それでも戻ってくることを選んだ。彼はワイルドな男だよ。冷やかしたりはするけど、一人の人間として尊敬しているよ」
──キックが放たれた時、彼が蹴りかかってきたことに驚いた?
「全く。サイドキックか何かで来ると思っていた。ただ、空中でスローモーションに見えたことに驚いたよ。“170ポンドの世界は面白いな”ってね」





