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【DEEP☆KICK】-65kg王座決定トーナメントは加古稟虎が初回TKO勝ち、近藤大晟が判定勝ちで決勝へ。フレッシュマン1DAYトーナメントは17歳の我妻怜晟が制す

2026/07/11 11:07
DEEP☆KICK ZERO 302026年7月5日(日)大阪・176BOX ▼メインイベント DEEP☆KICK-65kg王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R×竹市一樹(MA二刃会)TKO 1R 1分55秒 ※レフェリーストップ〇加古稟虎(team Bonds)※加古がトーナメント決勝に進出。  -65㎏戦線では恵まれた身長(190㎝)とリーチで新人時代から将来を嘱望されていた加古。まさかの3連敗を喫するなど足踏みをする時期もあったが、それも試練と捉えたらもっと強くなれる。  今回は王座決定トーナメント準決勝という大切を試合をマッチメークされ、しかも試合順はメインイベント。いやがうえにもKO勝利への期待が高まるが、準決勝を争う相手は一筋縄ではいかないベテランだった。  過去に2本のチャンピオンベルトを巻いた経験を持つ竹市一樹(MA二刃会)。上半身のタトゥーから抱くいかついイメージとは裏腹に、日々練習を欠かさない中年の星だ。  しかし竹市とて16㎝という身長差を攻略することはできなかった。加古の蹴りをキャッチしてどうにかしようとするが、2階から打ち下ろされるような右ストレートを食い止めることはでない。1R開始早々、右ハイでグラつかせられると、右ストレートで追撃され、再び食らった右ハイで先制のダウンを奪われる。  なんとか立ち上がってきたものの、ダメージが残っているのは明らか。このチャンスを加古が逃すはずはない。右ストレートを畳みかけ2度目のダウンを奪って勝負を決めた。  試合後、9月20日の決勝戦で拳を交わす近藤がリングインすると、「次の対戦相手である加古選手がいまKOで勝ったけど、僕との試合はそんなにうまくいかない。僕はこの65㎏に挑戦しにきているので、次はしっかり倒して勝つ」と宣言した。  一方の加古は「2週間前に愛犬が亡くなってしまって、一緒に今日戦って勝ててうれしい。9月のタイトルマッチ(王座決定トーナメント決勝)では強い近藤選手をしっかり倒して、僕が65㎏のベルトを巻きます」と涙ながらに心優しき一面をみせた。  加古と近藤の間にも11㎝の身長差がある。近藤はこのハンディを攻略できるのか。楽しみな大一番だ。 [nextpage] ▼セミファイナル DEEP☆KICK-65kg王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R×山本裕規(teamYAMATO)判定0-3 ※28-30、28-29、27-30○近藤大晟(及川道場)※近藤がトーナメント決勝に進出。  DEEP☆KICK-65kg第6代王者TETSUの王座返上により空位の第7代王者を決める王座決定トーナメント準決勝が実施された。セミファイナルで激突したのは同級8位の山本とDEEP☆KICK初参戦となる近藤。  山本はもう一方のブロックから出場する加古稟虎を相手に1勝1分と勝ち越している大和のスラッガー。対する近藤はRISEやStand upでキャリアを重ね、過去に原口アンドレイから2勝するなどTEAM TEPPEN勢から5勝を収めているTEPPENキラーだ。  1R、山本はハイやローなど、左の蹴りを軸に攻め込もうとする。近藤は蹴りの動作を読むように、すぐワンツーやボディフックを合わせていく。中盤になると、右のテンカオをボディに突き刺し、さらにボディアッパーで追撃し山本の体力を削っていく。  2Rになっても、近藤の攻勢は止まらない。再びボディに照準を合わせ集中砲火。終盤近藤のパンチにカウンターを合わせる山本だが、劣勢は否めない。  続く3R、山本は必死に左の返しや左ハイで反撃を試みようとするが、リズムに乗った近藤の手数は止まらず、最後まで自分のペースで戦い続けた。案の定、判定は3-0で近藤。  現在DEEP☆KICKのベルトを巻く及川道場勢としては-63㎏王者・吉岡龍輝に続く王座獲りに王手をかけた。 [nextpage] ▼第9試合 DEEP☆KICK-51kg フレッシュマン1DAYトーナメント決勝 2分3R×KING琉(ROYAL KINGS)判定0-3 ※28-29×2、27-30○我妻怜晟(OISHI GYM)※我妻が1DAYトーナメント優勝。  出場する4選手が全てデビュー戦というDEEP☆KICK -51㎏フレッシュマン1DAYトーナメントは初戦となる準決勝から好勝負となり、決勝では我妻がKING琉を3-0の判定で破り優勝し、-51㎏へのランキング入りを果たした。  迎えた決勝。翌6日は18歳の誕生日という我妻は琉がサウスポーのため、今度は力強くタイミングのいい右ミドルを見舞っていく。踏み込んでのワンツーにも破壊力が感じられた。  一方、琉の方はなかなか距離感を掴むことができなかったが、2R中盤以降は攻めのタイミングも合ってくる。それでも爆発力すら感じさせる我妻の右ミドルの攻勢を崩すことはできず、試合終了のゴングを聞いた。  ジャッジのスコアは29-28(×2)、30-27と三者とも我妻。その刹那、3割の不安を7割の自信で包み込むようなキリリとした少年っぽい面構えが魅力的な17歳は破顔した。  その後、初めてヒーローインタビューを受けた高校生は「大石会長には感謝してもしきれない。ちょっとずつでも恩を返していきたい」と涙ながらに声を絞り出すと、リングエプロンにいた大石会長から抱擁された。  熱き師弟愛。大石会長と我妻の間には祖父と孫くらいの年齢差があるが、これがOISHI GYMの躍進の秘密なのか。  -51㎏にニューヒーローが現れたと言いたいが、決勝で敗れた琉、あるいは初戦で姿を消した長谷川や琥太朗もポテンシャルを感じさせる逸材だった。  3年ぶりの開催となったルーキーによるワンデートーナメントは大成功を収めた。選手層が拡充の一途の-51㎏級戦線がますます楽しみになってきた。 [nextpage] ▼第2試合 DEEP☆KICK-51kg フレッシュマン1DAYトーナメント準決勝 2分3R○我妻怜晟(OISHI GYM)判定3-0 ※29-28×2、29-29(マスト判定赤)×長谷川心(TEAM TEPPEN)※我妻が1DAYトーナメント決勝に進出。  我妻は武尊も卒業した通信制の中央高等学院に通う高校生で、この日同じ大会に出場した同門の奥村幸美とは同い年だ。まだ17歳とはいえ、先日RISE世界王者とともにラジャダムナン認定王者となった大﨑孔稀やRISE世界王者・大﨑一貴ら強豪をあまた輩出するOISHI GYMで揉まれている実力はホンモノだった。  長谷川との準決勝では1Rから激しいシーソーゲーム。我妻がタイミングのいい左ミドルでムチのような破壊音を響かせれば、長谷川はTEPPEN仕込みの右フックで場内をどよめかせる。  そうした中、時間が経つにつれ我妻は左ミドルのピッチを上げ試合の主導権を握る。それでも2R終了時点のオープンスコアでは長谷川のパンチを評価するジャッジもあったので3R我妻はさらに左ミドルで猛攻をかけ、粘る空いての前進を拒んだ。判定は3-0で我妻。 [nextpage] ▼第1試合 DEEP☆KICK-51kg フレッシュマン1DAYトーナメント準決勝 2分3R×琥太朗(NJKF TOKEN KICKBOXING GYM)判定0-3 ※27-30×2、28-29○KING琉(ROYAL KINGS)※KING琉が1DAYトーナメント決勝に進出。  もう一方のブロックの準決勝はKING琉と琥太朗が激突。琉は1Rこそ動きが硬かったものの、中盤以降は硬さもとれ、チャンスと見るや飛びヒザ蹴りを見舞っていくなど旺盛な闘争本能を魅せる。琥太朗もスピーディーなパンチの連打を軸に対抗したので、琉の一発の破壊力VS琥太朗の手数のような対立図式になった。  与えたダメージを評価して2R終了時点のオープンスコアは2-0で琉。それでも琉はポイントを守ることなく、3Rも琥太朗をコーナーに詰めパンチの連打をヒットさせるなど、最後まで攻める姿勢を崩さず3-0の判定勝ちを収めた。 [nextpage] ▼第8試合 DEEP☆KICK QUEEN -46kg王座決定トーナメント準決勝 2分3R延長1R○奥村幸美(OISHI GYM)判定2-0 ※30-29×2、29-29×ののか(BLACK☆Jr)※奥村がトーナメント決勝に進出。  もう一方のブロックではDEEP☆KICKではともに1戦1勝の奥村とののかが拳を交わした。  奥村はHOOST CUPでプロデビュー。黒星スタートとなったが、その後は連勝中。昨年11月15日にはDEEP☆KICKに初登場し、山﨑愛琉から勝利を収めている。  一方、ののかは今年4月5日開催の「DEEP☆KICK ZERO 29」に出場し、牧野騎士の妹・牧野天音に勝利した試合内容を評価され、今回の抜擢となった。ふたりともキックボクサーとして活動する前には空手でキャリアを積んでいるので、格闘技のキャリアは長い。  1Rから奥村が強いプレスをかけていくと、ののかは反時計回りにステップしながらチャンスをうかがう。ワンツーも強烈だ。しかし奥村のフィジカルは高校生離れしており、ののかをロープにつめヒザ蹴りを打ち込む。  2Rになっても、奥村のプレスは弱まらない。ワンツーからのヒザでののかのスタミナを削りにかかる。ラウンド終了間際、ののかは鮮やかなバックハンドを見せるも試合の流れを変えるまでには至らさない。案の定、オープンスコアは三者とも20-19で奥村。  続く3R、ののかは奥村の打ち終わりに反撃を試みるが、決定打とはならず試合終了のゴングを聞いた。判定は2Rの猛攻が効き、2-0で奥村。試合後、カメラマンからポーズを要求されると、奥村は左手を斜め上に伸ばす独特のポーズで応えた。  試合後インタビューを受けると、「今日の内容はいいとはいえなくて、まだまだの試合をしてしまった。決勝戦は山﨑選手と2回目の対戦になるけど、ずっと目標だった高校生チャンピオンになる最後のチャンスなので絶対勝ってヒーローになります」と宣言した。  対する山﨑も現役高校生なので、「今回高校生で獲れる最後のチャンスだと思うので、しっかり自分が勝ってチャンピオンになります」と結んだ。9月20日はどちらが勝っても高校生チャンピオンの誕生だ。 [nextpage] ▼第7試合 DEEP☆KICK QUEEN -46kg王座決定トーナメント準決勝 2分3R延長1R×ミツダマン(ナックルズGYM)判定0-3 ※29-30×3○山﨑愛琉(TEAM TEPPEN)※山﨑がトーナメント決勝に進出。  DEEP☆KICK QUEEN-46kg初代王者となった桃花・シンデレラの王座返上により、空位となった王座を争う王座決定トーナメントがスタート。この日は準決勝2試合が行われた。  6月7日のDEEP☆KICK 78でのチャ・ミンジュ戦から1カ月という短いスパンでの出場となった山﨑愛琉(TEAM TEPPEN)はプロ戦績4戦全勝と波に乗るミツダマン(ナックルズGYM)との対戦になった。  1Rから接近戦になると打ち合いも辞さない山﨑とミツダマン。お互いしっかりと対策は練ってきたようで、セコンドから「練習通りいけ」といった指示が飛ぶ。  そうした中、山﨑はミツダマンの動きをよく見て、入ってくるところに前蹴りを決め、ワンツーで追撃するなど、成長の跡を見せる。続く2R、ミツダマンは果敢に攻め込もうとするが、タイミングを外されなかなか連打を打ち込めない。セコンドから「少ないぞ、手数」という厳しい声を浴びせられていた。  オープンスコアは三者とも20-19で山﨑。続く3Rもワンツーからヒザ蹴りを見舞うなど山﨑は作戦を忠実に遂行する。ラウンド終了間際、ミツダマンは痛烈な右をクリーンヒットさせるが、時すでに遅し。ジャッジは三者とも山﨑の勝利を支持した。山﨑は9月20日実施の決勝へと駒を進めた。 (文・布施鋼治/写真・石本文子) [nextpage] 〈試合結果〉 ▼第6試合 NEXT☆LEVEL提供試合 -60kg契約 1分30秒2R×長島一汰(K-1ジム心斎橋)判定0-3 ※18-20×2、19-20○元島悠聖(TEPPEN GYM 大阪) ▼第5試合 NEXT☆LEVEL提供試合 -52kg契約 1分30秒2R×土橋海凛(一心会)判定0-2 ※19-20×2、19-19○柏原璃空(LoTgym) ▼第4試合 NEXT☆LEVEL提供試合 -57kg契約 1分2R×藤野将臣(藤野塾)判定0-3 ※18-20×2、19-20○柏木隆之介(HAMA・GYM) ▼第3試合 NEXT☆LEVEL提供試合 -55kg契約 1分2R×平田晴弥(TEAM LEA)判定0-3 ※18-20×2、17-20○竹内虎大(A.M.E.STARS)
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