塚本(右)は挑発するように王者・松本の前で構えた
2026年9月19日(土)東京・EBARA WAVE ARENAおおた『ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2026 TOKYO.2』の対戦カード発表記者会見が、7月10日(金)都内にて行われた。

会見の冒頭で伊藤隆RISE代表は「今後タイトルはどんどん防衛させていってタイトルの価値を上げていきたいという主催者としての思いがありますので、今後タイトルマッチをどんどんやっていきたいと思っております」と、各階級のタイトルマッチを活性化させていく方針を発表した。その第一弾として今大会ではトリプルタイトルマッチが行われる。
RISEフライ級タイトルマッチ3分5R延長1Rで、王者・松本天志(TARGET SHIBUYA)が同級2位・塚本望夢(team Bonds)の挑戦を受けての初防衛戦に臨む。

塚本は「僕は物心ついた時から格闘技だけしかやってこなかったんですけれど、相手は格闘エリートやと思うし、自分は中学校とかでうまいこといかなくて、ちょっとグレたりヤンチャな道に行ったりして道を踏み外してしまった時もあったんですけれど、そういう僕が格闘エリートをしっかり倒すところを見せるところで、同世代や下の世代に勇気や希望を与えられると思ってるんで、しっかり倒して僕がベルトを獲るところをみんなに見届けてもらいたいですね」とメッセージ。

迎え撃つ松本は「今回初防衛戦になるんですが、相手も本当に強い選手なので、一切気を抜くことなくしっかりKOで勝って、このベルトの価値を上げようと思います」と挨拶。
すると塚本は「いやいやお前さ、何も無いように喋ってるけれど、まず詫び入れろよ。7月に決まってたやん。お前の怪我で流れたんやから、まず詫び入れんかい。7月が8月になって、8月が9月になったんやろ? まず待たせてすいませんやろ。自分の体調不良やろ。まず詫び入れろよ」と語気を荒げる。
松本は「まず感謝しろよな」と返すが、塚本は「まず詫び入れろよ。詫び入れられへんねんな? ダッサい男やな、お前。悪かった時にすいませんって言える男がカッコいいやろ」と怒りを増していった。

司会者に遮られ、質疑応答へ。松本は塚本が挑戦者に決まったことに「いや、こんな早く来るんだっていう感じでしたね、自分の中では。もうちょっと試合してから再戦になるのかなと思ってたんですけれど。でも次の相手は塚本選手なのかなっていうのは、自分の中では第1候補としてありましたね」と、昨年11月に再戦して勝利しているため、初防衛戦の相手になるとしてもこんなに早く組まれるとは思っていなかったという。
マイクで先制攻撃を喰らった形になったが「全然どうってことないというか。この口喧嘩というか分かんないですけれど、それよりも自分はチャンピオンとして試合でしっかり白黒つけたいと思っているので、そこに期待して欲しいですね」とクールに答える。

塚本はこのタイミングでタイトル挑戦のチャンスが来たことをどう思うかと聞かれると、「さっきも言いましたけれど、元々7月の200回大会で決まってたんですよ。会見の日時も決まってたのに、(松本の)体調不良か何かで8月にして欲しいみたいな。分かった、8月にしようと。そうしたら9月にして欲しいみたいな。自分は200回大会でやりたいって一番思ってたので。100回大会の大田区を見に行ってたし、200回大会で僕がタイトルマッチをやるっていうのは自分的にもここまで来たなみたいな感じもあったので。自分は盛り上がってたので7月にやりたかったんですけれど、ちょっと熱は冷めたかなというのはありましたね」と、自分がやりたかったタイミングで出来なかったことに腹を立てていたようだ。
2カ月延びたことで、さらに強くなって挑めるのではと言われると「僕は200回大会でやりたかったので。2カ月長くなろうが、勝つのは僕なんで別にどっちでも良かったんですけれど。長すぎやぞっていう。チャンピオンなら体調だけはしっかり整えろよって感じですね」と怒りは収まらない様子。

過去2度の対戦(いずれも松本が勝利)も踏まえて、対戦相手の印象・実力評価を聞かれると、塚本は「強いのは認めてますけれど、チャンピオンになってからちょっと甘えが入ってんちゃうかなっていうのはあって。あとお前、金的蹴って来たら本気で蹴り返してやるからな。金玉潰してやるからな、ほんまに。蹴ってくるなよ。俺から金的蹴ったろか」と、再びヒートアップ。
これは過去2度の対戦で、いずれも松本の蹴りが急所に当たって試合が中断しており、2戦目の時は「お前、何回目やねん!」と塚本がリング上で激怒する場面もあった。
塚本は「RISEに新ルールを作って欲しいです。金的を蹴られたら蹴り返すのOKにして欲しい。ムエタイって蹴られたらダウンなので、蹴り返すのOKなんですよ」と無茶な要求をするが、伊藤代表は「そうなんだけれど、ムエタイじゃないんでブロックしましょう。ブロックしたら相手の蹴ってきた足が壊れるんでね。それも技術なので」と言い含めた。
一応納得した塚本だが、松本には「お前、蹴んなよ、マジで。これタイトルマッチやから。マジで金的潰したろか」と怒りが収まらないが、気を取り直して「ファイターとしての印象は強いのは認めてますけれど、ジャニーズ系やなっていう。そんな感じです。それ以外ないです」と答える。

松本は「相手の印象はイケイケで、ずっと強いなって感じなんですけれど。強い選手には別に勝ってないのかなと思うので、今回3回目ですけれど、3回目もしっかり勝って防衛して、もう相手じゃないんだぞっていうのを皆さんに証明したいですね」と返り討ちにするとした。
これに塚本は「逆に、お前は強い選手誰に勝ったの? お前が思う強い選手は誰?」と突っかかるが、松本は「自分も自分が納得する強さではないので、別に自分のことを強いと思ったことないですし、そんな感じですかね」と受け流す。
差は埋まっているのか、と聞かれた塚本は「差は金的の差ですね。絶対に金的の差なんですよ、マジで。今回僕は5R戦うつもりはないので、1Rから倒しに行こうと思ってる。この前の試合で勝った気分でおったら足元をすくわれるぞっていうのがありますね」と、過去の敗因はローブローがあったからだという。

松本は「差っていうのは別に。本当に差があるとも自分は思ってないですし、試合の時の調子だったり、試合の時にどれだけ自分も塚本選手も最高のパフォーマンスが出来るかなというところの差かなって思いますね。技術とかそういう面での差は特にないのかなと思っています」と、差はないとした。
過去2勝していて3回目の対戦はもうやる必要がないのでは、と思ったことはなかったかと聞かれた松本は「タイミングなのかなと思っていて。僕のファンの人たちが、前回試合したのが11月なので、この短いスパンで塚本選手と僕の試合を見たいっていう声が上がるのかなっていうのは思いましたね」と答えるが、塚本はすかさず「違う、違う。お前のファンで回ってるわけちゃうからね。ランキングで回ってるから考えなあかんよ。お前のファンが見たいってどうでもいいよ。ランキングの問題でしょ。考えろ」と口を挟む。松本は「自分はファン目線で考えて、そうなのかなって感じで」と返した。

塚本は、金的の差以外の部分で自分の勝っている部分は何かとの質問に「ビジュアルです(笑)。冗談はさておき、とりあえず僕は明後日からタイに行こうと思ってるので、全体的に勝って帰ってこようかなって思ってて。蹴り技も出来るし、パンチも出来るしっていう感じでいこうかなと思っています。ファンがどうちゃらこうちゃら言ってますけれど、ビビって逃げてんじゃんって思っていますね」と言いたい放題だ。
さらに「チャンピオンがメリット・デメリットの話すんなよなって。それXで問題になってたでしょう。だったら返上しろよ」と追撃したが、松本は「ちょっと口うるさいんで、試合で黙らせようかなと思いますね。もう2回も負けてるので、3回目もぶっ倒します」と、試合で黙らせると宣言した。
また、いつも真っ黒に日焼けしている塚本だが、この日は白い肌。そのことを聞かれると「そうなんですよ。今回は真っ白で行ったろかなと思ってるんですけれど、黒い方がいいですか? 元々、色白なんですけれど。心配しないでください。黒くするんで任せてください」と、試合の時はいつも通り肌を焼いてくると笑った。
なお、今大会よりRISEのビッグマッチである『WORLD SERIES』と『ELDORADO』は毎回ABEMA PPVでのLIVE配信となる。





