2026年7月10日(金)『ONE Friday Fights 161&The Inner Circle 21』(U-NEXT配信)が開催された。
MMAでは「ONEストロー級(-56.7kg)MMA世界タイトルマッチ」(5分5R)として、王者ジョシュア・パシオ(フィリピン/Lions Nation MMA)と、挑戦者マンスール・マラチエフ(ロシア/Industrial Fighters)が対戦。マラチエフは序盤にテイクダウン奪い、リアネイキドチョークで絞めるも、極めさせなかったパシオが正対してヒジを当ててマウント&パウンド。背中を向けたマラチエフを逆襲のリアネイキドチョークで極めて王座防衛に成功した。
また、日本から磯嶋祥蔵(リバーサルジム立川ALPHA)が参戦し、元ONE世界ライト級王者のエドゥアルド・フォラヤンと対戦。さらに岩倉優晟(シティキックボクシング)、轟轟(総合格闘技道場コブラ会)が出場している。
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▼ONEストロー級(-56.7kg)MMA世界タイトルマッチ 5分5R〇ジョシュア・パシオ(フィリピン/Lions Nation MMA)王者 24勝5敗[1R 4分23秒 リアネイキドチョーク]×マンスール・マラチエフ(ロシア/Industrial Fighters)挑戦者 14勝2敗
「ONEストロー級(-56.7kg)MMA世界タイトルマッチ」(5分5R)として、王者ジョシュア・パシオ(フィリピン/Lions Nation MMA)と、挑戦者マンスール・マラチエフ(ロシア/Industrial Fighters)が対戦。
パシオはMMA23勝5敗(ONE14勝5敗)、チーム・ラカイからLions Nation MMAに移籍。ウーシュー散打ベースで、2018年9月にかつて一度敗れた内藤のび太を破り、ONE世界ストロー級王者となった。
初防衛戦で猿田洋祐に敗れたものの、2019年4月の再戦でベルトを取り戻している。2025年11月の日本大会では一階級上のONEフライ級(※61.2kg)MMA世界王者・若松佑弥に挑戦したが、2RでTKO負け。今回が再起戦となる。
ダゲスタンのマラチエフは、元イーグルスFCの2階級制覇王者。2023年6月にONE参戦。ジェレミー・ミアドからダースチョークで一本勝ちも、続くジョシュア・パシオに判定負けし、キャリア初黒星を喫した。2024年2月に猿田洋祐に判定勝ち、10月にボカン・マスンヤネに判定勝ち、2025年10月にジャレッド・ブルックスにノースサウスチョークで一本勝ちと3連勝でパシオとの再戦に臨む。戦績は14勝1敗。
1R、ともにオーソドックス構えから。パシオの右カーフに足を流すマラチエフだが、ダブルレッグテイクダウン。首を抱えてスイープ狙いのパシオにトップを取ると細かいパウンド。
ニーシールドから背中を向いて立つパシオをバッククリンチで崩してバック狙いのマラチエフは両足フックからボディトライアングル、リアネイキドチョーク! しかし、ずらして胸を合わせてトップになるパシオ。
マラチエフは力を使ったか。パウンド、ヒジを落としてマウントを奪うとパシオがバックに。リアネイキドチョークを狙うも後ろ手を2度剥がしたマラチエフ。しかし、パシオは再度組んで絞めると、マラチエフが失神。
パシオがキャリアで10度目の一本勝ちを決めた。試合後、パシオは、「神に感謝しています。決して簡単なことじゃない。本物の相手と戦うときはね。彼らこそが、僕がレベルアップできる理由なんだ。これからもレベルアップし続けるだろう。そして、このベルトを巻いたまま、これからも何年も戦い続ける姿を見てもらえるはずだ。
ストライキングコーチやグラップリングコーチと共に、この試合に向けて懸命に準備してきた。MMAだから、あらゆる要素を、様々な技を組み合わせて練習したんだ。でも、彼が得意技、つまりテイクダウンを狙ってくることは分かっていた。前回の試合では、ギロチンチョークを極めることができなかった。だから、今回の試合ではそれを狙うつもりだったんだ。とはいえ、現実は現実だ。リアネイキドチョークでほぼタップ寸前まで追い込まれた時、重要なのは粘り強さだった。僕は巻き返して、逆にリアネイキドチョークを極めたんだ。
(次に誰と戦いたい?)正直なところ、誰かの首を絞めるのが得意か、というわけではない。だが、俺は……俺は食物連鎖の頂点にいる。俺こそがチャンピオンだ。チャンピオンシップを勝ち取った相手が誰であれ、俺は立ち向かう。だが、よく覚えておけ。この階級のトップ5のみんな、君の強みと弱みを分析しているから」と大きな黄金のベルトを肩にかけて語った。
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▼ONEフェザー級(-70.3kg)MMA 5分3R×アレックス・カーン(タイ/フランス/Phuket Fight Club)5勝0敗1NC[1R 3分21秒 TKO] ※右アッパー→鉄槌〇轟轟(総合格闘技道場コブラ会)7勝2敗1分
コブラ会の轟轟は、強靭なフィジカルと堅実な試合運びで3連勝中。24年12月の修斗大阪大会で石原“夜叉坊”暉仁に1R KO負けも、そこからグジユン、ヨシ イノウエを相手に2連続KO勝利。前戦25年11月にはシャ・ランディを判定3-0で下している。25歳。
カーンは、Phuket Fight Club所属で、ONEではこれが4戦目。2025年5月の『ONE Friday Fights 108』でヨバニス・デクーズ(パナマ)にマウントからのヒジ連打→肩固めで勝利し、7月の『ONE Friday Fights 117』ではフジュン・カオ(中国)をアナコンダチョークに極めた。
25年10月の『ONE Friday Fights 131』で松田征也と対戦。深く組まずに足技で崩した松田に、四つからヒザ蹴りのカーンが2度のローブローでノーコンテストとなっている。
1R、ともにオーソドックス構え。轟轟の前蹴りを掴んで組んだカーン。左で差してボディロックで崩すも浴びせ倒したカーン。轟轟の立ち上がりにギロチンチョークを狙うも、首を抜いた轟轟がカーンの立ち際にヒザ。
右フックの轟轟。かわすカーンにカギ突きの右フック。カーンも右を大きく振ってくるが、右を合わせる轟轟。
カーンの組みを潰してグラウンドヒザ。立つカーンの左前手のフックの入りに右アッパー! カーンが前のめりに倒れて轟轟が鉄槌3発。レフェリーが間に入った。
5勝無敗のカーンに土をつけた轟轟は「思い通りに練習でもいかない時があったんですけど、今までやってきたことの積み重ねがしっかり出たかなと思います」と語り、35万バーツ(約170万円)のボーナスの獲得に落ち着いて「最高です」と語った。
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▼ONEライト級(-77.1kg)MMA 5分3R〇カン・ミンソン(韓国/KTT)4勝1敗[2R 2分07秒 TKO]×岩倉優晟(日本/シティキックボクシング)4勝3敗
岩倉は柔道出身。22年3月にDEEPウェルター級でコマネチゆうたに判定勝ちでプロデビュー。嶋田伊吹、小林裕に敗れると、23年9月にマッスル岩倉として宇土冬真を1R TKO。
24年9月に山田聖真にもスプリット判定で勝利すると、25年6月の『POUNDOUT 2』で宇土冬真との再戦でケージを背にしながらも右ストレートでダウンを奪い、パウンドアウト。3連勝中。現在はシティキックボクシングに拠点を置いている。カン・ミンソンは3勝1敗で2連勝中。
1R、岩倉の左ミドルを掴んで左右の岩倉はカン・ミンソンのダブルレッグを切ってスタンド。
回るカン・ミンソンに岩倉は詰めるも手が出ない。両者に注意。ジャブ、右ストレートで入る岩倉。右から左、左ミドルも。ガードのカン・ミンソンだが、両者膠着で両者にイエローカード。
踏み込んでダブルレッグのカン・ミンソンを切る岩倉。カン・ミンソンは右フックから左を届かせると前に。岩倉の左ジャブに合わせて組むカン・ミンソンを切ると、コーナーから出て右も単発。カン・ミンソンが左ジャブを当てて右で詰めてゴング。
2R、右で飛び込む岩倉にステップバックのカン・ミンソン。岩倉からの組みを切る。右カーフのカン・ミンソン。ジャブ&ロー。岩倉も左ジャブも手数が少ない。
カン・ミンソンは左ジャブ、右カーフと攻め手に。カン・ミンソンの右オーバーハンドにダウンした岩倉。カン・ミンソンのパウンド連打にレフェリーが間に入った。
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▼ONEライト級(-77.1kg)MMA 5分3R×エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン/Lions Nation MMA)23勝15敗[1R 4分29秒 TKO]〇磯嶋祥蔵(日本/N☆TRUST)7勝2敗
元ライト級王者のフォラヤンは、MMA23勝14敗。2022年3月にムエタイルールでウェイン・パーに判定勝利したが、MMAルールでは22年12月にエドソン・マルケスの右クロスにKO負けで5連敗も、23年9月にアミール・カーンに3R KO勝ちで再起を遂げた。前戦は25年3月のONE日本大会で青木真也と4度目の対戦。1R、青木の抱え込み腕十字で一本負けしている。42歳。
対する磯嶋祥蔵は“三重の戦う教師”として働きながらMMAに取り組んできた。学生時代は柔道に打ち込み、全日本学生選手権に出場。東海大会、三重県大会ではいずれも3位入賞。アマチュアDEEPを経て、GLADIATORでプロデビュー。2年で5戦5勝をマーク。
25年10月『ONE Fight Night 36』で本戦デビュー。アルゼンチンのニコラス・ヴィーニャに2R TKO勝ち。しかし、11月のONE日本大会でタイ・ルオトロにRNCを極められ、エイドリアン同様にプロ初黒星をつけられた。
前戦は26年2月の『ONE Fight Night 40』でエイドリアン・リーのダブルレッグテイクダウンでマウントを奪われ1R TKO負け。28歳。
1R、ともにオーソドックス構え。右ローのフォラヤン。ボディからの右ストレートで磯嶋をダウンさせると、立つ磯嶋の組みを切ってスタンド。
左を当ててダウンを奪う磯嶋はバックについてマウントからスクランブルするフォラヤンにバッククリンチもフォラヤンは正対。
押し込む磯嶋。左右フックを当ててワンツーをヒット。フォラヤンも右を返すと左ジャブでアゴを浮かせる。
コーナーに押し込む磯嶋にヒザを着くフォラヤン。離れ際に左を振る。磯嶋の右をかわして右を打ち込むフォラヤンはクリンチアッパー。
互いの右が交錯するなか、磯嶋の左がヒット! ダウンしたフォラヤンにパウンドで跳びかかり、レフェリーが間に入った。