ONE Championshipで活躍する“ムエタイの鉄人”セクサン・オー・クワンムアン(タイ/Or. Kwanmuang)が、自身のInstagramにて次の試合で引退することを発表した。
37歳のセクサンはタイのビッグマッチには欠かせないムエブー(アグレッシブに前へ出てムエタイの全ての技を使って戦うタイプ)のスター選手の一人。元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者。2015年9月のラジャダムナンスタジアムにて梅野源治を迎え撃ち、勝利を奪って梅野の進撃をストップした。同年にはラジャダムナンスタジアムの年間MVPにも選ばれている。また、2019年にはロッタン・ジットムアンノン戦が同スタジアムの年間最優秀試合に選ばれるなど多くのベストバウト賞を受賞。
【写真】泰・英のレジェンド対決となったリアム・ハリソン戦でKO勝ち、ハリソンはこの試合でグローブを置いた 2度来日しており、2019年3月にRISEで大雅に判定勝ち、同年7月に白鳥大珠に判定負け。2023年1月から『ONE Friday Fights』に参戦し、怒涛の8連勝でONE本契約を獲得したが、2024年4月に麻火佑太郎に判定負け。その後はリアム・ハリソン、ソー・リン・ウーを撃破したが2025年4月にエイサー・テン・パウにTKO負け。6月には宿敵ムアンタイと5度目の対戦も大激闘の末に敗れ、9月のスーブラック戦でも判定負け、そして2026年3月に長年のライバルであるパコーンに1Rわずか59秒でTKO負けと4連敗を喫した。戦績は203勝78敗6分。
ONEでは4度のパフォーマンスボーナスを獲得、ONEにおける年間最多勝利(8回)、ONEでの2番目に長い連勝記録(8連勝)も持つなど、大ベテランにして大活躍。「何者にも屈しない男」と呼ばれ、その勇敢な戦いぶりからタイのファンも多く、尊敬を集めている。まさにムエタイの生ける伝説である。
【写真】セクサンは過去5度も対戦した“エルボーゾンビ”ムアンタイを引退試合の相手に希望している そのセクサンが2026年7月8日に自身のInstagramにて「長く厳しいキャリアを経て、私の身体はムエタイから引退すべき段階に至りました。次はムエタイの引退試合に臨みます。皆さん、リングでお会いしましょう!」と、次の試合で引退することをファンに告げた。同投稿にはタイのみならず、世界各国のファンから労いと引退を惜しむコメントが届いている。
引退試合の相手には、過去5度対戦して4勝1敗の宿敵ムアンタイを希望しているという。両者は2025年6月に5度目の対決をONE FFで行い、ムアンタイが初勝利をあげた。