修斗修斗
キックボクシング
ニュース

【KNOCK OUT】WBCムエタイ日本王座決定戦の重森陽太「かなり燃えています」vs.REITO「下剋上は得意」、福田海斗「僕の生き様を見てもらえたら」vs.竹内賢一「20年の想いをぶつけたい」

2026/06/30 19:06
 2026年8月2日(日)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT.66』(U-NEXT配信)の記者会見が、6月30日(火)都内にて行われた。  KNOCK OUTは年2回、後楽園ホールでWBCムエタイをメインとした大会を開催していく方針を発表。第1回となる今大会ではWBCムエタイ日本タイトルマッチが4試合組まれた。  会見の第2部には、WBCムエタイ日本スーパーライト級王座決定戦3分5Rを争う同級1位・世界17位の重森陽太(KNOCK OUTクロスポイント吉祥寺)と同級2位のREITO BRAVELY(BRAVELY GYM)、WBCムエタイ日本フェザー級王座決定戦3分5Rを争う同級1位・福田海斗(キング・ムエ)と同級7位・竹内賢一(Ten Clover Gym世田谷)の4名が出席。  重森は16歳でプロデビューし、10戦目で無敗のまま新日本キックボクシング協会の日本バンタム級王者となり、14戦目で初黒星を喫するまで無敗を保った。20歳で日本フェザー級王者となり二階級制覇を達成。2019年7月にWKBA世界ライト級王座を獲得して三階級制覇。2021年7月にはスアレックから勝利を収め、KNOCK OUT-REDライト級王者にも輝いた。2023年2月、悲願であったラジャダムナンスタジアム王座に挑戦したが、判定負けで奪取ならず。  2023年8月からはKNOCK OUTを主戦場にし、2024年6月にレンタを破り国内最強を証明。9月には『ONE Friday Fights』に初出場、シン・ドンヒョンにKO勝ちした。12月にはUNLIMTEDルールに初挑戦したが倉本一真にTKO負け。2025年6月、ゴンナパーにKO負けを喫し、王座を奪われたが、9月に小林司、12月にロムイーサン、2026年5月にソー・バー・ヘインに3連勝。戦績は45勝(20KO)11敗6分。  REITOはジュニアムエタイで三冠王となり、16歳でプロデビュー。2019年10月にKOSスーパーフェザー級王座、2020年12月にはM-1 JAPANライト級王座を獲得。2022年4月の『KNOCK OUT』初参戦ではスアレックから得意の左ストレートでKO勝利を収めている。また、2022年10月の『RIZIN』ではわずか34秒、左ハイキックでTKO勝ち。2024年2月の『RIZIN』でも古村匡平を左ストレートで初回KO。8月には『ONE Friday Fights』に初参戦もKO負け。2025年9月のKNOCK OUTで乱牙を左ハイキックでKOし、2026年2月にロムイーサンとドロー。戦績は19勝(10KO)7敗6分。  なお、この試合は2月に行われることが決まっていたが、重森も怪我で延期となっていた。  日本とタイを股に掛けて活躍する福田は、これまでWPMF世界フライ級王座、プロムエタイ協会同級王座、ムエサイアム・スーパーフライ級王座、True4Uスーパーフライ級&バンタム級王座、IMSA世界スーパーバンタム級&フェザー級王座と数々のムエタイタイトルを獲得。2025年8月には『RWS』で数々の世界王座を獲得しているカルロス・コエーリョ・カナレスにも完勝。  しかし9月の『MuayThai Super Fight』にてチェップカートと接戦の末に敗れ、12月の『RWS』でスラサックにまさかの初回KO負け。2026年5月、スラサックとKNOCK OUTで再戦してTKO勝ちでリベンジに成功した。6月のRWSではメフディ・レザイエにKO勝ち。戦績は55勝(22KO)45敗1分。  竹内は第4代Bigbangフェザー級王者、初代S-BATTLE KICKフェザー級王者の2冠王。ヒジあり・ヒジなしの両方で試合を行い、様々な団体で試合を行っている。前戦は6月のKNOCK OUTで茂木豪汰に判定勝ちした。戦績は34勝(10KO)17敗2分。  会見で重森は「先ほど山口代表から話がありました通り、WBCの舞台でいろいろ行われる展望を聞いて、私は凄く楽しみで心が踊っているところです。私自身、ムエタイを通じていろいろなことを学ばせていただきました。ラジャダムナンスタジアムが凄く好きで、ラジャダムナンの空気・熱を後楽園で8・2に再現できたらいいなと思っておりますので、皆様も熱くなるような試合にしたいなと思っております。ぜひ楽しみにしていてください」との意気込み。  REITOは「こういう大きい大会に出て、大きいタイトルが付いて、そして4年ぶりに重森選手にリベンジ出来るっていうのを凄く光栄に思っています。自分は今リベンジに懸けているので楽しみにしてください」と、2021年10月の新日本キックで喫した敗戦(判定負け)のリベンジを誓う。  福田は「サワディカップ。いい試合をしたいと思っています。竹内選手にはリスペクトを持って試合に臨ませていただきたいと思います」と挨拶。  対する竹内は「WBCムエタイという素晴らしいベルトに挑戦させていただけることを本当に光栄に思っています。思ってるんですけれど、福田海斗選手強すぎないですか。山口さん、やっぱり僕のこと嫌いなのかな」とぼやき、「僕は地元で8歳の頃からキックボクシングを始めて、ちょうど20年経って。ずっと自分の師匠である会長のキックボクシングを信じてやってきたので、そういった20年の想いを全部この試合にぶつけたいと思っています」との決意を話す。 [nextpage] 質疑応答で重森は「日本でムエタイをさせたら一番強い」 ――対戦相手の印象と一番気をつけたいところをお願いします。 REITO「重森選手とは4年前に1回戦っているので分かっているんですけれども、距離感が凄く上手い。重森選手の距離になると絶対勝てないと思うので、距離感の潰し合いだったりとか、そういうところを警戒してやっていきたいと思っています」 重森「相手の印象としましては、私も対戦しているので分かってるっていうのと、試合が終わった後も彼のことはなんとなく気になっていて、試合を見させていただいていました。なので手の内が分かるみたいな感じはしています。彼は練習と試合のムラが出る試合がよくあるというのは多分感じていただいてると思うんですけど、なぜ試合と練習でムラが出るのか、核心的な部分を最近私が気付いてしまったので、最近で一番練習と試合でムラの出る調子の悪い試合になるかなと思います」 竹内「福田選手は日本でトップのムエタイ選手という感じです。ウチの会長がムエタイの先生って言う佐藤会長の下でずっとムエタイにこだわっているので、日本のキックボクシングって派手な舞台があると思うんですけれど、そういうところじゃなくて、本当にムエタイにこだわって凄いなって思います。ムエタイ技術はハンパないと思いますが、リングはKNOCK OUTなので。KNOCK OUTって倒し合うっていうか、KOをバンバン狙ってくるリングだと思うので、ムエタイ技術はちょっと、はい、お手柔らかにして欲しいです」 福田「印象としましては、スピードとかリズムが速いような印象。僕がずっとやってきたムエタイとは、リズムとか戦い方を変えてやらないといけないかなという印象があります」 ――4選手とも、今まで複数のベルトを獲ってきた経歴がありますけれども、WBCムエタイの王座についての想いを教えてください。 REITO「自分もずっとWBCのベルトがプロになった当初から欲しかったので、凄く嬉しいんですけれど、それ以前に今自分の中では1回負けて、絶対どこかで再戦するんだろうなって思っていた重森選手とこのタイミングでするってことになって。自分の中では物語になってきてるなと思っています。ここはもう絶対勝ちたいっていうのと、今はベルトより重森選手とやって、今までやってきた自分の力を全部出し切って倒すっていう、それだけしか考えてないので、ベルトはその後考えたいです」 重森「格闘技をやっている人でWBCを知らない人はいないと思うので。というかメジャーなタイトルをKNOCK OUTの場でやらせていただける。こんな素敵なマッチメイクしていただいて、嬉しく思っています。しかもそのタイトルマッチが昔1回試合したことのあるREITO選手となので非常に嬉しく思っています。私は1回ラジャダムナンのタイトルマッチで失敗していて、別には引きずってはいなかったんですけれど、ふと考えたら獲ってないなと思ったので。その鬱憤を世界のWBCのベルトを獲ることによって、さらにステップアップことが出来ればいいなと思ってるので、今そこでかなり燃えています。通過点としていいスタートを切りたいと思っています」 竹内「正直、WBCすげえみたいな、そんな感じですね、あまりこのベルトと縁がないのかなっていうか、別に正直狙ってもいないし、この話が来ると思わなかったので。でも素晴らしいベルトだって思います。あとはそうですね、福田海人選手は本当に日本のトップだと思うので、この選手にこのルールで勝ったら、ムエタイルールの日本一って自信を持って言えると思うので。こんな素晴らしい相手と出来ることは嬉しいですね」 福田「自分はベルトというものにあまり執着がなくてですね、それよりも選手としての生き様とか、あとは積み上げてきたものを大切にしてきた格闘技人生なので。ただもらえるのであれば何でももらいます(笑)」 ――重森選手は最近オープンフィンガーでやってきて、今回グローブになるわけですが、グローブの重森陽太は自分の中でも最強の自分が出せるという感じなんですか? 重森「私、日本でムエタイをさせたら一番強いと思っています。オープンフィンガーとか、UNLIMITEDだったりとか、そういったいろいろな経験をさせていただいたのは、私にとって強くさせてくれたなって思ってますので。4年前にREITOくんと試合してますけれど、そこで一味も二味も違う変わったところをREITOくんに感じてもらえると思います」 ――福田選手はずっとタイでやってきて、ここで日本のタイトルマッチにはどういうモチベーションで挑むんですか? 福田「多分、日本タイトルマッチをやるのは初めてだと思うんですね。先に言った通り、あまりタイトルに執着というものがないので、僕の生き様をリングで見てもらえたらいいなと強く思います」 ――これがムエタイだ、みたいな試合を見せたいですか? 福田「そうですね。というか、僕がリングの上で見せるものは全てムエタイだと思うので、それを日本向きではあるんですけれど、いい形として出せたらと思っています」 ――竹内選手とREITO選手にお聞きしたいんですが、おそらくファンは実績ですとか、これまでのことを考えても、向こう側が圧倒的に有利だという予想だと思うんですね。それに対して下剋上してやるという気持ちがありますか? REITO「自慢じゃないんですけれど、僕は下剋上が得意で。スアレック選手とやった時も、自分が絶対に不利で負けるって言われていた時もKOで勝っていて。自分より強い選手には本来のいつも以上の力を発揮できるので。それに今回、自分の中では格闘技人生で本当に最高な物語だなと思っていて。重森選手がグローブでムエタイルールでやったら、自分でも分かっている通り、本当に日本一強いと思うし、絶対日本人では勝てないだろうって多分KNOCK OUTファンの皆さんも思ってると思うんですよ。そういう選手を自分が倒すと、それが格闘技の醍醐味だと思うので、そういう格闘技の醍醐味を皆さんにお見せしようかなって思っています」 竹内「僕は下剋上得意じゃないですね(苦笑)。最近REDルールでずっとやってきて、正直ムエタイ技術はあまりREDで出そうって僕は思ってないんですね。組んだらヒジは出してるんですけれど。ずっとオープンフィンガーでやってたので、オープンフィンガーでならワンチャン倒せるかなと思ってたら、今回グローブじゃないですか。いや、どうしようかなって感じですね。だから、はい、頑張ります」
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.344
2026年5月22日発売
日本人初のUFC世界王座獲得を目指した平良の挑戦を追う。ロッタン撃破で引退の武尊特集、悲願のRIZIN王座戴冠のグスタボ、扇久保博正、鶴屋怜も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント