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【RIZIN】秋元強真、試合1週間前に左拳を脱臼「なので左を使わないっていう選択肢をしただけ」今後は「いろいろな専門の方にお願いして、もっとバケモノになろうかな」=試合後の全コメント

2026/08/11 22:08
 2026年8月11日(火・祝)東京・TOYOTA ARENA TOKYOにて『RIZIN.54』が開催された。  メインイベント(第10試合)のフェザー級(66kg)5分3Rで、クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)に判定3-0で勝利した秋元強真(JAPAN TOP TEAM)が試合後インタビューに答えた。以下、その全文。 クレベルに「触らせない」方法とは? ――試合を終えた率直な感想を教えてください。 「安心しました。ちょっとプレッシャーはあったんですけれど。本当に打たれ強くて、拳も折れるハプニングもあって、無事勝ちきれて本当に安心しています」 ――拳が折れたというお話がありましたが、どの辺で折れたんですか? 「ヤマニハ戦で左手の薬指の中指骨が折れちゃって。多分そこをまたやっちゃったっていう。多分1Rの…1R辺りかな。2R目はちょっと流し気味だったんですけれど。まあ、だけど大丈夫でした」 ――先ほど打たれ強いというお話がありました。対戦したクレベル選手、実際にどんなファイターだったか教えてください。 「いや、もう本当に打たれ強くて、殴ってる手がだんだん痛くなってくるぐらい打たれ強くて。喧嘩ファイトで怖いし、どんだけ目が腫れても目の奥に殺気を感じるぐらいのプレッシャーがあったので、これがみんなが言うやりづらいっていうアレなのかっていう感じでしたね」 ――戦いが終わった後に、クレベル選手がパシンと肩を叩いた場面がありました。そこで秋元選手も笑顔になりましたが、あの時は言葉を交わしたんですか? 「あなたなんちゃらかんちゃらじゃん、みたいに言ってくれて。変なアレじゃないんですよ。試合中もクレベル選手は話しかけてきて、僕もゴーゴーレッツゴーみたいなことを言ってたんですけれど、すごい楽しく殴り合ってましたね。一瞬でしたね、5分3Rが」 ――今後の目標、展望を教えてください。 「すぐ練習したかったんですけれど、拳の状況は明日病院に行かないと分からないので、まずしっかり治して。ベルトに向かって駆け抜けたいですね」 ――秋元選手の作戦がハマってたのかなと見えたんですけれど、その点についてはいかがですか。 「ハマってたんですけれど、1R目に効かせたじゃないですか。それで失神させる予定だったんですよ、僕は。右に被せての左を当てたんですけれど、そこで倒れなかったので、こんな打たれ強いの? と思って。作戦通りにはいったんですけれど、組みの展開にもなっちゃったので。だけど7割ぐらいはハマってたかなっていう」 ――試合前のインタビューの時に、触らせないために参考になった試合は試合後に答え合わせとおっしゃっていました。 「クレベル選手が蹴って、相手が下がって、みんな下がったのに慌てて手を出したら入られてたんですよ。けど、僕はそこで絶対手を出さないぞと思って。ちょっとパンチをもらってもいいから、どっちかに回ろうってやってて。だから1R目とかはほとんど。でも基本がっつり触られてはないと思うんですけど。だから僕の見る目は間違ってなかったっていう」 ――それは過去の試合からの分析で。 「はい」 ――クレベル選手も秋元選手の距離であったりとか、バックステップが速かったと言っていました。そこは練習通り? 「バックステップとかはいつも通りなので。けど、確かによく見えてましたね」 ――ストーリーとしてはシェイドゥラエフかAJ・マッキーとのタイトルマッチっていうところが待ってると思うんですけれど、拳さえ万全になれば大晦日に? 「そうですね。けど、さっき未来さんとも話して、練習時間が数カ月しか取れないんだったら、そんな無理してやる相手じゃないっていう言葉もいただいて。確かにそんなナメた勢いで行けない相手ではあるので。チームとも話して、マネージャーとも話して、慌てずに。とりあえずはこっち(手の怪我)を治さないと。僕の必殺技の手なんで」 [nextpage] 「そこだけに重点を置いてやってきた」こととは? ――クレベル選手の打撃が変なリズムっていうか、なかなか読みづらいっていうか、やりにくそうだと思ったんですけど、実際やっててその辺はあったのか、それとも途中から慣れてきたのか? 「みんなやりづらいっていう理由が分かるというか、本当にやりづらくて。一番やりづらかったのがリズムというより、こんな打たれ強いの? と思って。なんで倒れないのかなっていう。顔とかも切れてたし、途中両眼もこう(目を細める)なっていたので、それでも前に出てくるんだっていう、そういうやりづらさがありました」 ――あまり組ませなかったって言われてたんですけれど、スタンドでボディロックを取られてる時に、秋元選手がずっと小手を巻いていて。知識として小手を巻くのが常識として存在したとしても、クレベル選手にあそこまで巻き続けて脇をくぐらせなかったのが印象に残ってるんですが、自身でどういうふうに捉えて戦ってました? 「僕は2年前に元谷さんにあそこの部分でやられて。何カ月もかけてそこを研究したというか、そこだけに重点を置いてやってきて、それが活きたのかなっていう」 ――小手の部分は朝倉未来選手がクレベル戦で非常に使ってた部分だったと思います。朝倉選手の動きのアドバイスがこの試合に活きたというところもありますか? 「『バックを取らせない方がいい』って教えてもらってたので、徹底して。バックを取らせても大丈夫だろうなと思ってたんですけど、そこまで行かせないっていう。どんどん離して、っていうのを意識してやってました」 ――もしグラウンドになったとしても、そこから立ち上がる、あるいはリカバリーする術っていうのは練習で持ってきていた? 「っていうか試合中の心境的に、寝技ができないって結構言われてたので、『見ろ見ろ』と思って、すごい楽しみながらやってましたね」 ――怪我をされて2Rは流し気味だったという話だったんですが、スタンドでコーナーにプレッシャーをかけて追い詰めていって、手を出せそうなタイミングで左を出さなかったのは、使えなそうだから出さないって感じだった? 「めちゃくちゃ痛くて…こういうの言うと冷めるんで言いたくないんですけど、試合1週間前ラストの練習で左の拳を脱臼しちゃって。打ったら嫌な予感するなとは思ってたんですけれど、試合だったらぶち壊れてもいいやと思ってたので。1R目で打ったらやっぱり違和感が出ちゃって。これは2R目使ったら本当に壊れるなと思って、2Rは前手とたまにヒザ蹴りも出したりして。3R目にまた出し始めたんですけれど。そんな感じです」 ――無理してKOを狙うためだったりとか、あとはめちゃくちゃ追い込まれてるような状況じゃないから使わないっていう感じで、ある意味余裕があった? 「左が使えないからって他の武器がないかって言われたら、僕は別にそうじゃないので。最近右のフックも強くなってるし。なので左を使わないっていう選択肢をしただけです」 ――それも一つ想定の中にあった? 「そうですね。今回は左で倒す作戦じゃなくて、正直右アッパーか右フックかなと思ってたんですよ。その2つとも当たったのに倒れなかったので予想外の部分もあったんですけれど、上手くいったので良かったかなと」 ――組まれても寝技にはいかなかったっていう状況でしたけども、青木選手との練習はやっておいてよかったなっていう感じではありましたか? 「これで仮にまた組みの展開にならずに勝ってたとしても、やってる意味あるなというか。本当にいまだにボコボコにされるんですけれど、これがなければ多分成長も止まっちゃうなと思って。また手が治ってから、ゆっくり青木さんだけじゃなく、いろいろな専門の方にもお願いして、もっとバケモノになろうかなという」 ――試合前、時計屋さんに行く動画を拝見しまして、とんでもない高価な時計を見てましたけれど、勝った後にまた行きますか? 「いや、買ってしまっちゃって(笑)。勝つぞっていう自分にプレッシャーをかけて。もう勝たなきゃ破産だぞぐらいの勢いで買いました」 ――お値段は聞かない方がいいですか? 「それはいいじゃないですか(笑)。ボーナス欲しい。KOしてないけれどお願いします(笑)」
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