2026年6月19日(金)タイ・ルンピニースタジアムで開催された『ONE Friday Fights 159 & The Inner Circle 19』(U-NEXT配信)にて、ONE女子アトム級キックボクシング世界王者ペッディージャー・ルッカオポーロントン(タイ/Team Mehdi Zatout)の挑戦を退け、5度目の防衛に成功したONE女子アトム級(-52.2kg)ムエタイ世界アリシア・ヘレン・ロドリゲス(ブラジル/Phuket Fight Club)。
女子格闘技史上に残る大激闘となった女王対決。ロドリゲスはONE公式サイトのインタビューにて「確かに彼女は私の人生で最も強い対戦相手の一人ですが、試合中は調子が良かったです。序盤は本当に調子が良く、すべてが順調に進んでいました。第3ラウンドでは試合が厳しくなりましたが、そこから巻き返して勝利を手にすることができました」と振り返る。
どのようにして最強女王とも呼ばれていたペッディージャーを攻略したのか。ロドリゲスは「この試合のために一生懸命練習してきたこと、つまり相手の足を蹴ったり、ヒザ蹴りを入れたり、クリンチ(首相撲)したりといったことを全て実行できた。調子も良かった。試合は途中で苦しくなったが、それを乗り越えてクリンチを続けた。ペッディージャーが逃げ始めた時、試合は私の有利な展開になった」と、相手を削ることで自分に有利な展開になっていったとする。
大接戦だったためペッディージャーの勝利を支持するファンもいるが「接戦だったけど、ほとんどのラウンドは自分が勝っていたと思う。落としたのは1Rだけだったから、少し不安もあったけど、勝利に十分なことをしたという自信はあった」と、ロドリゲス自身は取られたラウンドはファーストラウンドだけだったという。
この試合での最大の要因。それは、プレッシャーをかけ続けることでペッディージャーの体力を奪い、ペッディージャーが得意とするパンチのコンビネーションを自由に使わせないことだったと明かす。
「間違いなくプレッシャーが大きかった。ほとんどの時間、前に出てペッディージャーを疲れさせようとしていた。それが勝利の鍵だったと思う」
僅差の判定、そして試合内容から再戦を求める声はすぐさま高まるだろう。ロドリゲスは「私たちは常に準備万端で、ますます強くなっていきます。試合をしてくれて本当にありがとう。あなたとあなたの物語に心から敬意を表します。ペッディージャーとリングを共にできたことは光栄でした。また近いうちにお会いしましょう」と、再戦する準備はすでに万端だとした。
しかし、ONEにおける最長王座保持期間をさらに延長した世界最強女王は、新たなる挑戦も口にした。
「すでにMMAのトレーニングを始めて、本格的に転向する予定です。全てがうまくいけば、次の試合はMMAになるでしょう。もちろん、MMAのベルトが欲しい」と、次の試合はMMAでベルトも狙っていくと話した。