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レポート

【RISE】基康が憂也の執念を打ち砕く合計3度のダウン奪い新王者に、島田知佳がパンケックを問題にせずTKO勝ち、伊藤澄哉がケースケの逆襲に遭うも連敗脱出、奥平将太が粘る金ちゃんを壮絶KO、有井渚海がTKO勝ち、久津輪将充が怜虎を豪快TKO

2026/06/28 17:06
RISE 1992026年6月28日(日)東京・後楽園ホール ▼メインイベント(第11試合)第6代RISEミドル級(-70kg)王座決定戦 3分5R延長1R×憂也(魁塾/同級2位)判定0-3 ※44-49、43-50×2〇基康(TAKEDA GYM/同級4位、WMOインターナショナルスーパーウェルター級王者)※基康が第6代王座に就く。  憂也は長らくRISEミドル級のトップ戦線で活躍し、56戦のキャリアを誇るベテランファイター。破壊力のある右ストレートで、これまでに緑川創、匡志YAMATO、T-98といったトップファイターを撃破している。2025年11月にシュートボクシングに乗り込みSB日本スーパーウェルター級王者・都木航佑に延長戦で勝利すると、2026年2月にはONE Friday Fightsに初参戦。モロッコのモハメド・ハディディを見事TKOに破り、ボーナスも獲得した。戦績は39勝(20KO)15敗3分。  基康(旧リングネームはモトヤスック)は2020年1月、治政館の同門・政斗と初代王座決定戦を争いジャパンキックボクシング協会ウェルター級王座に就いた。2021年8月に当時のミドル級トップクラスの緑川創に挑むも完敗。強烈な右ストレートと左フックを武器に、2022年9月にはWMOインターナショナル・スーパーウェルター級王座も獲得。  2023年3月には初参戦のRISEでトップランカーの憂也を延長戦で破り、10月にはRISEで元ラジャダムナン王者のT-98にも勝利と連勝街道を驀進していたが、2024年4月の『RWS』でサジャド・ヴェナムムエタイにTKO負けで連勝はストップ。さらに7月のジェット・ペッマニー戦、10月のサモ・ペティ戦と外国人に3連敗を喫し、2025年5月に髙木覚清にも敗れた。心機一転、TAKEDA GYMに移籍して2026年2月、NJKFに参戦してクンタップにTKO勝ち。4月には高橋幸光からも勝利を収めた。戦績は20勝(11KO)9敗1分。  前述の通り、両者は2023年3月に対戦し、この時は基康が延長戦で判定勝ちしている。約3年3カ月ぶりの再戦は王座を懸けた戦いとなる。  1R、両者ジャブとロー。憂也が右ボディ、左ボディも当てて早くも距離をつかんだ様子。基康は左右のローを蹴り続ける。基康は強いジャブを一発。オープンスコアは10-10×3。  2R、基康がいきなり打ち合いを仕掛け、応戦した憂也だが右ストレートで前へ出ていったところに左から右の4連打をもらってダウン。その後も右ローを蹴りながら打ち合いを仕掛ける基康に憂也も右ストレート、基康は右ストレート&左フック。基康の右ローが強く決まり、それに伴ってワンツーも入る。オープンスコアは10-8×3で基康。  3R、左フックからの右ストレートで2度目のダウンを奪う基康。逆転を狙って右ストレート、左フック、左三日月を使う憂也。基康は時折、打ち抜くような右ストレート。  4R、憂也はジャブ、右ストレート、左フック。左右ボディ、前蹴り、三日月蹴り、ヒザ蹴りでボディに的を絞った憂也が攻勢となるが、そこで基康がワンツーを打ち抜いてダウンを奪う。立ち上がった憂也は再びボディ攻め。  5R、憂也は逆転を狙ってボディからのハイキック、右ストレート、飛びヒザ蹴りを狙うが基康のブロックを壊し切れない。基康は時折放つワンツーで憂也を脅かし、強い右ローを蹴る。最後まで逆転を狙って憂也だが、基康は最後まで崩れることなく、勝敗は判定へ。  合計3度のダウンを奪った基康が大差の判定勝ち。新王者となった。判定が告げられると、基康は男泣き。  基康はベルトを巻かれると声を詰まらせながら「家族もずっと支えてくれて、でもまず先生の元に行かせていただいた応援してくださったスポンサーの皆様、そしてなにより武田先生と僕の師匠・長江館長に巻かせてもらったベルトです。まだまだなのでもっともっと強くなって戻ってきます」とマイクで語った。基康のコメント「ホッとしたし嬉しかったんですけれど、内容が満足できないし、すぐ先生にも叱っていただいて次に向かって頭が動いているので、まだまだ強くなって戻ってきたいと思います。先生は作戦考えないと言っていたけれど、意外と考えてくださって(笑)。1Rはどうするって組み立てていて。相手の動きが見えてきたら倒しに行こうと、スタミナはお前の方があるからというゲームプランでした。RISEさんはボクシングキックだと思うんですけれど、武田先生の弟子なのでローキックから行かせていただきました。 (セコンドは)ローとストレートしか言われなかったんですけれど、それが面白いように入って。今までも5Rあったんですけれど、2、3、4とダウン取ってラッシュかけた試合はなかったので疲れました。相手あっての試合だと感謝しています。内容まだまだですけど僕は先生を信じて、ジムのみんなを信じて、RWSやGLORYを目指して毎回強くなったなと思われる選手になっていきたいです。 (海人とやりたい気持ちは)もちろん。海人選手が譲ったベルトだと思っているので、ここがスタートラインなのでもっと強くなって今なら海人に勝てるんじゃないかって言われるくらい強くなりたいです。先生からは『お前、俺が何回ジャブ・ロー、ロー・ストレートと言った』と言われました(笑)」 [nextpage] ▼セミファイナル(第10試合)SuperFight! アトム級(-46kg)3分3R延長1R〇島田知佳(team VASILEUS/第3代RISE QUEENアトム級王者)TKO 2R 1分08秒 ※レフェリーストップ×パンケック・ソー・コンクラパン(タイ/Sor.kongkrapan)  島田は武尊率いるteam VASILEUS唯一の女子選手で、伝統派空手をバックボーンに持つ。2024年7月にRISEでプロデビューすると、岩永唯伽との無敗対決を制するなど5戦全勝(1KO)で第3代RISE QUEENアトム級王座決定トーナメントに出場。2025年5月のトーナメント1回戦では奥村琉奈に初KO勝ち、8月の準決勝では風羽に判定勝ち、12月の決勝で平岡琴を判定で破り、第3代王座に就いた。今回が王者としての初戦になる。戦績は6勝(1KO)無敗。  パンケックの詳細は不明だが、島田はこれが初の国際戦。タイ人ファイターを相手にどんな戦いを見せるのか。  1R、じりじりと前に出て圧をかけていく島田に、パンケックはロープを背負って左ミドル。ロープ伝いに動くパンケックに島田はアタックを繰り返すが、近付きすぎてそのたびに組まれてしまう。終盤、コーナーへ詰めた島田が連打を見舞い、スタンディングダウンを奪った。  2R、右カーフを蹴ってから息をもつかせぬ左右の連打でダウンを奪う島田。さらにラッシュで畳みかけ、ワンツーと左右フックが決まり、一方的になったところでレフェリーがストップした。  島田は「チャンピオンとしての初戦で綺麗にスカッと倒したかったんですけどまだまだ実力不足で不甲斐ない試合になってしまったんですけれどKO出来てよかったです。これから自分もっとしっかり一からやり直してちゃんと倒せる選手になるので、誰が相手でも倒せる選手になるのでこれからもよろしくお願いします」と、まだ満足していないようだった。島田のコメント「ラッシュ賭けた時に下を向いちゃったので、そのまま倒し切ろうと思ったんですけれど、もっと試したかったのはあります。強い選手とやっていきたいし、いると思うのでそういう選手とやりたいですね。粗かったですけれど、自分がどういうチャンピオンになりたいかは見せられたと思います」 [nextpage] ▼第9試合 スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R〇伊藤澄哉(戦ジム/ライト級3位、スーパーライト級5位)判定3-0 ※29-27×3×ケースケ(HIDE’S KICK)  伊藤は地下格闘技キックの大会『益荒男』や『飛車角』で活躍、17勝(15KO)無敗の戦績を引っ提げて2019年11月にRISEでプロデビュー。3戦3勝2KOの快進撃を続けていたが、2021年9月の4戦目で実方拓海に初黒星を喫した。2022年4月にはYA-MANと初のOFGマッチを行ってダウンの応酬の末にKO負けし3連敗を喫したが、2023年10月に北井智大を破ると3連勝(2KO)でライト級1位に躍り出た。しかし、2024年11月に高橋聖人にまさかの初回KO負け。2025年6月のLFSトーナメント1回戦に抜擢されたが、ペトル・モラリに敗れた。その後、塩川琉斗、YURAにも敗れ3連敗中。戦績は6勝(4KO)8敗。  ケースケこと渡邉奎介は、NexusSPROUTで白星を重ね、2023年5月のプロデビュー戦で元K-1の小久保裕気を1R TKO。8月大会では新日本キックで日本フェザー級タイトルマッチ経験者の瀬川琉に2度のダウンを奪う判定勝ち。2023年12月の『STRIKE NEXUS』旗揚げ戦ではシュートボクシングに参戦する魅乃麒を1R 39秒でKOに下している。2024年3月の「初代スーパーフェザー級王者決定トーナメント」準決勝では堀大助に1Rわずか20秒でTKO勝ちしたが、決勝でRISEランカーの藤井重綺に敗れて王座を逃した。2025年6月のRISE初参戦でスアレックに敗れ初の連敗を喫したが、9月のSTRIKE NEXUSで町田光にTKO勝ちで再起。しかし、12月のKROSS×OVERで倉光改にKO負けを喫した。戦績は7勝(5KO)4敗。  1R、いきなり右の強打をヒットさせる伊藤。サウスポーのケースケに圧をかけていき、ローを蹴っていく。終盤、ロープ際に追い詰めた伊藤が右回転のバックハンドブローを見事に決めてダウンを奪う。  2R、伊藤は蹴るとケースケが蹴り返してくるところに右ストレートの強打を合わせ、ヒザも織り交ぜて右を次々とヒットさせていく。さらにバックハンドブロー。伊藤の強打を浴びるケースケだが、タフに左ストレートを打ち返す。  3R、逆転を狙うケースケのワンツーで伊藤が鼻血を出す。ケースケの強打に慎重になる伊藤は返しの右ストレートを狙うが、逆にケースケの左フックをもらう。このケースケの返しの左フックを何度ももらい、大きくグラつく伊藤。逆転KOの予感に場内は沸くが、伊藤も耐えて試合終了。  ダウンを奪った伊藤がリードを守って判定勝ちした。  伊藤はマイクを持つと「しょっぱい試合してすいません。次戦は倒す試合をお見せしますので、レベルアップして帰ってきます。1年ちょっとぶりの勝利で、この期間ちょっと詰まるものがあって、KOではかったですが勝利を見せられてよかったです。皆さん、いい時も悪い時もありがとうございます」と、時折声を詰まらせながら語った。 [nextpage] ▼第8試合 ライト級(-62.5kg)3分3R〇奥平将太(KSR GYM/第7代Bigbangスーパーライト級王者)KO 3R 1分42秒×金ちゃん(KICK-BOXING K style)  奥平はビッグバンアマチュア大会6階級を制し、RISEで活躍。2025年3月にビッグバン初参戦、ノンタイトル戦で王者・琢磨を1RKOで倒して、長期離脱に追い込んだ。琢磨が王者返上後の6月の王座決定戦で、林京平をパンチ連打でTKO勝ちを収めて新王者になると、2026年3月には弘輝を破り初防衛に成功。2024年9月以来のRISE参戦となった。戦績は10勝(5KO)5敗。  金ちゃんは2025年5月のRISEで髙橋聖人にTKO負けを喫したが、2025年10月の『GAINA魂』で初回TKO勝ち。2026年2月の『RKSゴールドラッシュ』で郁弥に判定勝ちと連勝して再びRISEに乗り込む。戦績は6勝(4KO)7敗1分。  1R、荒々しく左右フックを振り回す金ちゃんに、奥平はパンチからミドル、そしてワンキャッチのヒザと一発で終わらず流れるような連携を見せる。金ちゃんが打ち合ってきたところに左フックを合わせ、右ストレートでダウンを奪う奥平。突っ込む金ちゃんの頭が当たりバッティングに。これで金ちゃんが流血。  2R、金ちゃんにドクターチェック。再開後、奥平は左三日月、右前蹴りでボディを狙い撃ち。右カーフからワンキャッチのヒザ、前蹴りからワンキャッチのヒザとヒザにつなげる攻撃、さらに離れ際にハイキックと流れるような動き。  3R、金ちゃんの大きな右フックがいきなりヒット。その後も思い切りのいい左フックでヒットを奪う金ちゃん。徐々に金ちゃんの乱戦ペースになるかと思われたが、奥平が前蹴り、右カーフ、右ハイ、ワンツー・スリーと散らし、金ちゃんが打ち合ってくるところに左前蹴りからの右飛びヒザ蹴りでKO勝ち。金ちゃんはしばらく立ち上がれないほどのダメージを受けた。 「ビッグバンで4戦修行を重ねてようやくRISEに戻って来れました。まだライト級のトップ戦線と試合出来てないので、いい勝ち方したらやらせてくれると言っていたので、次の試合トップ戦線と試合できると思うので、誰とやったら盛り上がるか皆さん教えてください」 [nextpage] ▼第7試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R〇有井渚海(team VASILEUS)TKO 2R 2分34秒 ※レフェリーストップ×松山和弘(ReBORN経堂/CKC2022 -57.5kgトーナメント準優勝)  有井は2019年7月にRISEでプロデビューすると10戦無敗の快進撃を続けていたが、2021年7月の「ケージキックチャンピオンシップ(CKC)-54kgトーナメント」決勝戦で寺山遼冴にプロ初黒星。その後は京介、彪司に連勝も2022年12月に山田虎矢太にKO負け。2023年12月の再起戦も加藤有吾に判定負け、所属と階級を変えた1年4カ月ぶりの再起戦で梅井泰成に敗れ3連敗となったが、2026年2月に松下竜之助をTKOで破り涙の再起を果たした。戦績は12勝(4KO)4敗1分。  今回はかつて自身も優勝したCKCの2022年準優勝者である松山を迎え撃つ。松山は10勝(4KO)9敗1分の戦績で、2026年3月に駿太と引き分けている。  1R、ハイキックとミドルハイの蹴り合いから松山は左奥足ローを狙い撃ち。有井は右カーフを蹴りつつ、左ボディが入ると左右フックにつなげる。終盤、有井が左ボディからパンチをまとめた。  2R、松山は三日月蹴り、インローと蹴っていくが、有井は左ボディ、左フックを命中させていく。回転力を上げていく有井が左ボディ、左フック、右ストレートとパンチをまとめ、最後は左ボディからのワンツーを打ち抜いてダウンを奪う。レフェリーが松山の様子を見てストップをかけた。 「今までは上手い選手で終わっていたんですけれど、ちょっとずつ倒せる選手になりたいと思って倒せる練習を積んできてちょっとずつ変化していってるので、上手い選手でなく倒せる選手になりたいのでこれからも見ていてください。フェザー級狙っているので獲りに行きます」 [nextpage] ▼第6試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R 延長1R〇久津輪将充(RMC/9+nine plus lab./同級8位)TKO 2R 2分53秒 ※レフェリーストップ×怜虎(PITBULL/KSR GYM/第3代KROSS×OVER KICK フェザー級王者)  1R、怜虎は右カーフと左インカーフを蹴りつつ、左右フックを狙う。久津輪は待ちの姿勢で怜虎の打ち終わりや打ち始めを狙い撃ち、左フックが当たる。徐々にスピードを上げてきた怜虎が飛びヒザを連発。蹴りをフェイントにした右フックもヒットさせた。  2R、前に出る怜虎がワンツー、右ローを蹴ると久津輪は左フックを合わせてくる。その返しの左フックがついに命中し、怜虎はダウン。立ち上がった怜虎はさらに前へ出てワンツー、左右フックで逆転を狙うが、左フックを狙い撃ちされて再びダウン。  何とか立ち上がるもダメージは深く、再開してすぐに久津輪が攻めたところでレフェリーがストップした。  超興奮状態の久津輪は「これはヤバいっしょ。全員俺の負け予想しとったから。でも2人くらいXで僕がKOカチッて言って食える人がいて絶対に勝ったろと思って。これマジで今までで一番気持ちいいっす。ヤバいっす。僕も28でここで負けたらやり直すって言える年齢じゃないので、マジでよかったです」とマイクで喋り続けた。 [nextpage] ▼第5試合 スーパーフェザー級(-60kg)3分3R延長1R〇G-REX(TEAM TEPPEN/同級10位、Stand up King of Rookie 2025 -60kg 優勝)判定2-0 ※30-28×2、28-28×健真(BLACK☆Jr/第10代DEEP☆KICK -60kg王者)  1R、G-REXはワンツーを放って前へ出る。健真は前蹴りとミドル。  2R、ワンツーの交差が度々見られ、両者クリンチが多くなる。打たれたら打ち返すスタイルの健真が返しの攻撃を当てる場面があったが、中盤にG-REXの右フックがヒット。終盤には健真の返しの左ミドルがローブローになってしまい、試合中断に。故意ではないがダメージがあるため健真には減点1。再開後、G-REXは左三日月を連打。  3R、G-REXが左フック、ワンツーを見せておいてからの左ボディと明らかなヒットを奪う。健真は前に出てワンツーを打って行くが、クリンチになってしまいはっきりとしたヒットを奪えない。  判定2-0でG-REXの勝利となった。 [nextpage] ▼第4試合 アトム級(-46kg)3分3R延長1R〇奥村琉奈(OISHI GYM/同級4位)判定3-0 ※30-28×2、30-27×綾芽(楠誠会館) 嵐の「BRAVE」を入場曲にする奥村琉奈は8勝7敗。現NJKFミネルヴァ ペーパー級王者のUver∞miyU、現ミネルヴァ アトム級暫定王者RIANA、現KROSS×OVER GIRLS-KICKアトム級王者・菊地美乃里から勝利を収めており、一時期は4連敗を喫するも現在2連勝で調子を取り戻している。 綾芽は高校生で2勝(1KO)1敗とまだキャリアは浅いが、前回RISE EVOL OSAKAで永野美早姫(TEAM TEPPEN)に初回KO勝ちを収めて今回奥村の対戦相手に抜擢された。  1R、奥村がパワーのある右ローと左ボディ、綾芽は前蹴りで応戦。奥村のパワーが目立つ展開となり、左右フックをヒットさせるが、綾芽は左右のハイキックを狙う。  2R、奥村はボディに狙いを絞って左右ボディ。綾芽は前蹴り、ワンツーも奥村が組んでの左ヒザをグサリと突き刺し、明らかなダメージ。左ボディで攻め込む奥村。  3R、奥村のパワーに押される綾芽は前蹴り、ハイキック。奥村の左ボディがクリーンヒットし、そこから左ボディを狙い撃ち。左ボディのダブルを決め、左右フックも。綾芽は最後までハイキックで逆転を狙ったが、奥村のパワーに押された。  判定3-0で奥村の勝利となった。 [nextpage] ▼第3試合 アトム級(-46kg)3分3R〇チョン・ユジョン(BAEBANG TAO GYM/Refresh女子-50kg王者)判定2-0 ※30-29×2、29-29×小西江美香(CYCLONE GYM) ユジョンは2024年7月にK-1に初来日、松谷綺と対戦して判定負けもアグレッシブに攻めるファイトスタイルで会場を盛り上げた。2025年2月のK-1再来日では大西日和に判定負けしており、日本初勝利を狙う。戦績は3勝5敗。 小西は元WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーバンタム級王者、WPMF世界スーパーバンタム級王者・宮本啓介の弟子で2戦2勝。2月にまりもとの試合が決まっていたが、計量当日の午前中に交通事故に遭い、試合が中止となっていた。  1R、ワンツーからロー、ミドルにつなげて前に出てくるユジョンに小西は序盤押され気味だったが、左三日月で反撃。ワンツー、ヒザも突き刺して押し返した。  2R、両選手ともパンチから蹴り、蹴りからパンチと攻撃が単発に終わらずつなげていく。右ストレート、右カーフで攻め込む小西にユジョンは離れ際のハイキック、右ストレートで小西をのけ反らせる。  3R、ユジョンは左右フックを当てるが、前進する小西にクリンチする場面が増える。クリンチになってもボディへヒザを突き刺すのは小西。かなり息が荒いユジョンだが、パンチを的確に当ててクリンチに持ち込む。  判定2-0でユジョンが接戦を制した。 [nextpage] ▼第2試合 フライ級(-52kg)3分3R〇山口 恵(RICHキックボクシングジム)判定3-0 ※30-27、30-26×2×樹里(HAYATO GYM/2024年RISE Nova全日本女子トーナメント-57kg級優勝) 山口は『ホーストカップ』で3戦3勝と負け無し。樹里はアマチュアで2024年RISE Nova全日本女子トーナメント-57kg級優勝、Stand upアマチュア全日本選手権大会2024 Bクラス女子部-58㎏優勝の実績を持ち、プロでは1勝(1KO)。かつてK-1 WORLD MAXで活躍したHAYATOが送り込む女子選手。  1R、広いスタンスのパンチ重視の構えの山口は右ストレートを当てていく。樹里は組んでのヒザと右カーフ。途中見合ってしまう場面があったが、山口が何発かのパンチを当てていった。  2R、山口が左右連打から右ボディからの左フックでダウンを奪う。ほとんど出が出ない樹里に山口も見合う場面が長い。終盤、樹里は右ハイを繰り出すが手数は少ない。  3Rは樹里もローを中心に攻めの姿勢を見せるが、山口が右を上手く当てていき、樹里が前に出ると組み付いて動きを止めてしまう。終盤も前に出る山口が右ストレートでヒットを奪い、判定3-0で完勝を収めた。 [nextpage] ▼第1試合 バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R〇福井萌矢(建武館/同級14位、Stand up King of Rookie 2021 -55kg級優勝)判定2-0 ※30-29、29-29、29-28×金山恵人(TARGET/同級15位、Stand up King of Rookie 2025 -55kg級優勝)  カーフの蹴り合いから右ストレートを互いに当て合う展開に。先に攻める福井、カウンターをとる福井。3Rには福井が右ストレート、左フック、左ボディを決め、金山は後手に回る。金山も右ストレートを打つが福井が最後まで勢いよく攻め、判定2-0で勝利を収めた。
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