伊藤代表の前で涙を流す原口
2026年6月6日(土)東京・EBARA WAVE ARENAおおたで開催された『OURO presents RISE WORLD SERIES 2026 TOKYO』。今大会で1年間かけて争われてきた-65kg世界最強決定トーナメント「GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT STANDING TOURNAMENT Final」の決勝・準決勝が行われた。

優勝は原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)。準決勝でYURA(DIATIGER GYM)、決勝でペットパノムルン・キャットムーカオ(タイ/Kiatmoo9)を破って栄冠を手にした。ペットパノムルンとは2021年11月に初対戦して以来、2022年8月、2024年7月と過去3度対戦していずれも原口が敗れていた。
特に、2024年7月にGLORYのオランダ大会で行われた3度目の対決は原口の惨敗とも言える内容で、ファンからは「何回やんねん」「何度やっても勝てない」と悲観的な意見が多かったという。

原口自身も試合後のコメントで「俺は今日ペッチとやって、もし負けたら諦めようと思っていました。俺の格闘技人生で、ペッチには勝てなかったねってストーリーを勝手に作ろうと思っていました」と、諦める寸前だったという。
しかし、周囲から何を言われても原口を奮い立たせたのは、伊藤隆RISE代表から2022年8月のペットパノムルンとの第2戦後に言われた言葉だった。

それは「ファイターのOBとして言わせてもらうと彼はまだ修行が足りないのかなと。負けて終わりではなく、諦めたら終わりなので、ここから原口のストーリーが始まるのだと思います。リベンジの道もある。RISEルールの中で最強の相手を倒さないといけない。それをやってきたのが那須川天心で、彼にはそれが出来る実力はあると思います」との“負けて終わりではなく、諦めたら終わり”という言葉だった。

原口はチャド・コリンズ、ミゲール・トリンダーテ、ペットパノムルンとの世界四強での争いで敗れながらも、伊藤代表の言葉を胸に自信を奮い立たせ、ついに日本人初のペットパノムルン超えを達成。
試合後には自身のSNSでも「伊藤代表の感情の籠ったおめでとう! めちゃくちゃ嬉しかったな。代表の負けたら終わりじゃない諦めたら終わり、この言葉を信じてRISEで頑張ってきてよかった。これからもまだまだ世界と戦っていきます」と、伊藤代表とのツーショットと共に投稿した。



