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2026年5月31日(日)東京・立川ステージガーデンで開催される『PANCRASE 362』バンタム級で、同級10位の矢澤諒(フリー)が、2024年IMMAFジュニア部門優勝のバラカトゥロ・アサドゥラエフ(Dorob Fight/タジキスタン)と対戦する。
勝利した試合は全て1RKOというハードパンチャーの矢澤。しかし26年2月大会では、フェザー級戦でギレルメ・ナカガワに一本負けを喫し、現在まさかの5連敗中。
勝利に飢えた矢澤に用意された相手は、現在格闘技界で猛威を振るう中央アジアからの刺客・アサドゥラエフ。2024年IMMAFジュニア部門で優勝を果たし、今回プロデューを果たす22歳の新鋭。相手をなぎ倒す拳を炸裂させ、矢澤はかつての輝きを取り戻せるのか。それともアサドゥラエフがバンタム級戦線に新たな脅威として名を連ねるのか。それとも矢澤が相手をなぎ倒す拳を炸裂させ、かつての輝きを取り戻せるのか。PANCRASEよりインタビューが届いた。(取材協力:TRANSCEND GYM)
いざ勝負の距離になったときにパンチが出なくて──
──矢澤選手、まずは今回試合が決まったときの率直な感想を教えてください。
「タジキスタンという、今日本格闘技界で勢いのある、中央アジアの選手と試合することになったな、という感じです」
──バラカトゥロ・アサドゥラエフの印象はどうですか?
「IMMAFで優勝している選手なので、打撃もレスリングもしっかりできる選手なのではと思っています」
──映像などは見ていないのですか?
「見ていないですが、間違いないと思います」
──なるほど。ところで矢澤選手はなぜ格闘技の選手になろうと思ったのですか?
「小学生の頃から野球をやっていて、中学生の時も硬式野球クラブに所属していたくらい熱中していました。野球推薦で高校に行ったのですが、うまくいかなくて高校3年生の最後の大会でレギュラーから外れて、人生がどうでも良くなってしまいました。それで格闘技を始めました」
──急な展開ですね。格闘技は好きだったのですか?
「好きでもなかったし、見てもいなかったです。本当に思いつきで友達が通っていたキックボクシングのジムに入りました。キックボクシングの試合はアマチュアで2試合やりました。そのあたりから格闘技の映像を見るようになって、ジョン・ジョーンズの試合を見てMMAをやろうと思い、ジムを変えてMMAを始めました」
──アマチュアでMMAの試合も出場されています。
「最初は負けてばっかりでした。でも負けた気はしませんでした」
──その後、北岡悟さん主催の『iSMOS』でアウトサイダー王者の大井洋一選手にKO勝ちした後、PANCRASEデビューとなりました。PANCRASEデビュー戦は三宅輝砂選手でした。
「ボッコボコに殴られて、次の日頭が痛すぎて病院に検査に行ったら、脳は大丈夫だったのですが、鼻が折れていました(苦笑)」
──2戦目は田嶋椋選手でした。二人とも後のチャンピオンですね。連敗後、話題となった3連続1RKO勝利で“ワンパンマン”の異名もつきましたが、その後現在まで5連敗です。
「もう3年勝っていません……」
──前戦ではそれまでと戦い方を変えたように見えましたが、最後はギレルメ選手の寝技に捕まってしまいました。今回は、原点に戻るのか、新しい戦い方を進化させるのか、その辺はどう考えていますか?
「井村選手との試合で拳を折った後、復帰してからの3試合は、なんだかパンチが相手に一個届かない感覚がありました。自分としては踏み込んで打ちに行っているのに、なんか遠いなみたいな。もちろん相手の実力が高いというのもあるのですが、違和感が拭えませんでした。
前戦では距離を取ってカーフを中心に組み立てて、途中までうまく行っている感覚があったのですが、いざ勝負の距離になったときにパンチが出ない。試合後に考えたのですが、自分では気づかないうちに体がイップス気味になっていたのだろうなと思いました」
──両手合わせて同時に5箇所折れましたからね……無理もないと思います。
「でも、もう気づけたので大丈夫です。5月31日は大変なことになっちゃうと思います」
──IMMAF優勝者が相手でも心配ないと。
「そうですね、逆に。もう一歩も引かないです」
──警戒しているところはありますか?
「イメージとしては全ての局面で強いと思っています。ただ僕はすべての局面で一歩も引かないです。前に出続けます。組まれても根っこが生えているように、マットから足を浮かせないです」
──連敗、連勝、大骨折、連敗と紆余曲折の格闘家人生を歩んでいますが、変わらず応援してくれている方々にメッセージはありますか。
「何回負けても変わらず応援してくれる人たちに本当に感謝しています。今回この強敵に勝利することができれば、また上を見て邁進することができるので期待していてください。勝ち負けだけではなく、内容でも興奮、熱狂してもらえるような試合になります!」





