(C)ONE Championship
2026年5月15日(金)タイ・バンコクのルンピニースタジアムにて、『ONE Friday Fights 154&THE INNER CIRCLE』(U-NEXT配信)が開催される。
▼ONEヘビー級(-120.2kg)MMA世界タイトルマッチ 5分5R
オマール・ケイン(セネガル/Black Panther Sports/TRIPL3 MMA)王者 7勝1敗
アナトリー・マリキン(ロシア/Golden Team)挑戦者 14勝1敗
「ONEヘビー級(-120.2kg)MMA世界タイトルマッチ」。当初、両者の試合は、2025年11月16日の『ONE 173: SUPERBON vs. NOIRI』有明アリーナ大会で行われる予定だったが、ONEヘビー級王者のオマール・ケイン(セネガル)が、「重大な交通事故に遭い負傷」(11月6日発表)。挑戦者アナトリー・マリキン(ロシア)との試合は延期となっていた。
24年11月以来の再戦。前回は、三階級王者マリキンにセネガル相撲王者のケインが挑戦し、1Rにマリキンの左フックをかわしたケインがダブルレッグテイクダウン。立つマリキンをさらにテイクダウンする際に、マリキンがロープを掴んだことで、イエローカードで20%の減点に。
これが響き、マリキンが右のパンチで反撃し、テイクダウンを狙うも、ケインがコーナーを背にして防御する展開のなか、5R判定2-1のスプリットでケインが勝利し、ヘビー級王座奪取に成功している。
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— ONE Championship (@ONEChampionship) May 14, 2026
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▼ONEライト級(※77.1kg)MMA 5分3R
手塚裕之(日本)15勝6敗
ケイド・ルオトロ(米国)3勝0敗
“ジャパニーズ・ビースト”こと手塚裕之はMMA15勝6敗。2019年にPANCRASEウェルター級王座を獲得すると、同年10月にONEデビュー。ONEでは、ONEウェルター級(※83.9kg)を主戦場に10戦7勝3敗6フィニッシュの戦績を誇る。
2021年11月のアギラン・ターニ戦から、エドソン・マルケスをともに3R TKO後、ジン・テホとアブラーオ・アモリムの両者を1R 腕十字に極め、2024年4月にヴァミール・ダ・シウバを2R ノースサウスチョークに極めて5試合連続フィニュシュをマーク。しかし、24年9月にイシ・フィティケフに判定負け後、25年2月にジャン・リーポンと178.5ポンド(80.96kg)契約で対戦し、1R TKO負けで2連敗。
2025年11月の日本大会で約9カ月ぶり再起戦をONEライト級(77.1kg)に階級を下げて青木真也と対戦。1Rにツイスターに入られ、マウントを許したが、2Rに右ボディを効かせてダウンを奪いパウンド、最後は顔面ヒザでTKO勝ちしている。36歳。
ルオトロ兄弟の弟のケイド・ルオトロは、兄タイと並ぶ柔術界の天才児。『ONE 157』でのケージで行われたONEサブミッショングラップリングデビュー戦で青木真也と対戦し判定勝ち後、2022年9月のADCC世界選手権-77kg級で優勝。同年10月のONEでウアリ・クルジェフをヒールフックに極めて初代ONEライト級サブミッショングラップリング世界王者となった。
2024年6月の『ONE 167』でMMAデビュー。MMA2勝1敗のブレイク・クーパーを1R ムエタイ打撃から組んでリアネイキドチョークで仕留めて勝利すると、11月に10勝4敗のアフメド・ムジタバも1R ダースチョークに極め、25年2月には7勝0敗だったニコラス・ヴィーニャを1R 肩固め。MMAで3試合連続一本勝ちをマークしている。
その間、24年9月にはCJI(Craig Jones Invitational)-80kg決勝でもリーヴァイ・ジョーンズレアリーを下し優勝。とどまることを知らない23歳だ。
15勝中9つのKO・TKO勝ちと4つの一本勝ちを記録する手塚は、ストライカー寄りのオールラウンダー。近年、二瓶空手に取り組み、キック出身の自身のMMAの間合い、ステップに融合させている。またMMAでは一本負けが無く、主にトップから高いグラップリングスキルを見せている。
しかし、今回対するケイドは、異次元のグラップリング能力を持つグラップラーで、その強い組みの圧力を活かした、テイクダウンと同じ入りの右オーバーハンドは見分けがつきにくく強打で、ブジタバからダウンも奪っている。一方で、打撃と組みの際には多少の強引さも見せている。
ケイドにとって、4戦目にして初めてのMMAベテランとの対戦で1年3カ月ぶりのMMAでどんな進化を見せるか。ONEライト級2戦目の手塚にとっては、強い組み技の受けも含め、MMAのトータルで13歳若いケイドを封じ込めるか。
試合決定で手塚は「ルオトロちゃん、あんたの柔術は俺の喧嘩に通用しねぇ。敗北の味を教えてやるよ」「I’m going to win. Then I’ll cut his hair.」と早くもビーストモード。坊主頭の手塚による一方的な敗者髪切りマッチは、勝てばボーナス連発のケイドと、「15勝13フィニッシュ。Noボーナス」の手塚による、ボーナス獲得マッチでもある。ケイドに勝って初のボーナスがコールされるかも見どころの5月15日ルンピニー決戦だ。
















