K-1 WORLD MAX 2026 in Melborne2026年4月18日(土)オーストラリア・The Pullman Hotel
4月18日(土=現地時間)オーストラリア・メルボルンで開催された『K-1 WORLD MAX 2026 in MELBOURNE』において、「K-1 WORLD MAX 2026~-70kg世界最強決定トーナメント・オーストラリア予選~」が行われ、オーストラリアとニュージーランドの選手が参加する中、地元オーストラリアのザック・パンクハーストが優勝を飾った。
同予選は4名によるワンデイトーナメントが行われ、優勝者が7月20日(月・祝)にマリンメッセ福岡B館で行われる「ECO信頼サービス株式会社PRESENTS K-1」へ駒を進め、ギリシャ予選優勝者、イタリア予選優勝者のロレンツォ・ディ・ヴァラ(イタリア)、スペイン予選優勝者、オーストラリア予選優勝者の4名のうち、2名がFINAL16の出場権を獲得。FINAL16は、9月12日(土)に東京・国立競場第二体育館で開催の『K-1 WORLD MAX 2026』の開幕戦となる。
オーストラリア予選トーナメント準決勝から決勝までの試合リポートは、以下の通り。
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▼K-1 WORLD MAX 2026 -70kgオーストラリア予選トーナメント・準決勝(1)3分3R延長1R×ジェイコブ・ミクラ(オーストラリア/Free Style MMA)判定1-2 ※28-29×2、29-28〇プレストン・テ・モニ(ニュージーランド/ETK Gym)
ミクラはオーストラリア枠で出場するが、スロバキア出身のファイター。キックボクシングの戦績は28戦21勝(3KO)7敗だが、MMAの試合経験もある。パンチの回転が速く、バックブローも繰り出すスタイルは、K-1ルールにアジャストしそうだ。
ニュージーランドの“The Technician” モニは身長187cmと長身で、ニックネーム通りに蹴りを得意とするテクニシャン。戦績は18戦13勝(9KO)4敗1分とKO率も高く、突き刺すヒザ蹴りは強烈だ。
1R、ミクラは前へ出て左フック、右ボディストレート。モニはガードを固めつつローキック、ワンツーで反撃。ミクラはプレスをかけて左ボディ。耐えたモニは飛び二段ヒザ蹴りで襲い掛かり、さらに左から右のパンチを放って行った。このラウンドは大きな差はなかった。
2R、モニが前へ出て前蹴りからローキック、右ストレートを畳みかける。だがミクラは、左フックをヒットしてダウン寸前まで追い込む。立て直したモニは飛びヒザ蹴りも、ミクラの勢いを止められない。ミクラはボディを叩いて追い込んでいった。モニは飛びヒザ蹴りで迎え撃ち、ミクラのパンチとモニの蹴りの戦いとなった。
3R、ミクラは前蹴り、ローもモニがヒザ蹴りで迎え撃つ。パンチでKOを狙うミクラ。モニはワンツー、ヒザ蹴りを繰り返す。さすがに疲れが見える両者。モニが右ストレートから左ヒザ蹴りへつなげる。ミクラは左右フック、ヒザ蹴りで追い込んだところで試合終了。判定は2-1でモニが勝利を収めた。
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▼K-1 WORLD MAX 2026 -70kgオーストラリア予選トーナメント・準決勝(1)3分3R延長1R〇ザック・パンクハースト(オーストラリア/Taylormade Muay Thai)TKO 2R 0分01秒 ※ロックが左腕負傷×コナー・ロック(ニュージーランド/South Island Lee Gar)
パンクハーストは、WBCムエタイ クイーンズランド州スーパーウェルター級(-69.85kg)王者の23歳で、戦績は15戦14勝(8KO)1敗。ウガンダ系の黒人選手で、蹴りとパンチのバランスがいい印象だ。K-1参戦経験のあるルシールと同じTaylormade Muay Thaiに所属する。
ニュージーランド人のロックは、ISKAニュージーランド南島ミドル級(-75kg)王者で18戦12勝(10KO)4敗2分とこちらもKO率が高い。この選手もテクニシャンタイプで、パンチからのヒザ蹴りをボディへ突き刺す印象だ。
なお、パンクハーストは契約体重-70.0kgを1.2kgのオーバーのため、1、2ラウンドをそれぞれ1ポイントの減点でスタート。ファイトマネーが減額される。
1R、ロックは左右フックを次々と打っていく。パンクハーストはガードしつつヒザ蹴り。ロックは右フックからヒザ蹴り。パンクハーストはカウンターの左フックを放った。ジャブからローキックのロック。前蹴りを決めて転倒させるパンクハースト。勢いはロックだが、パンチの的確さはパンクハーストが上か。パンクハーストはパンチから右ハイキックを決めて会場を盛り上げた。
2R、開始とともにゴングが鳴り、パンクハーストのTKO勝ちが宣告。ロックは左腕を痛めたようだ。これで、パンクハーストの決勝進出が決まった。
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▼K-1 WORLD MAX 2026 -70kgオーストラリア予選トーナメント・決勝 3分3R延長1R×プレストン・テ・モニ(ニュージーランド/ETK Gym)TKO 3R 1分52秒 ※レフェリーストップ〇ザック・パンクハースト(オーストラリア/Taylormade Muay Thai)
決勝は、準決勝でジェイコブ・ミクラをテクニックで封じたプレストン・テ・モニと、コナー・ロックの左腕を破壊したザック・パンクハーストの顔合わせとなった。
1R、モニはプレスをかけて右ストレート。パンクハーストは右ハイキックを放つも、左フックをカウンターでもらってしまう。そしてモニはワンツーで追い込む。だがパンクハーストはローキックで削っていく。ともに蹴りの攻防。パンクハーストは右ハイキック、バックブローで攻撃。パンクハーストがハイキックを蹴ったままリング下へ落ちるハプニングがあった。リングに戻ったパンクハーストは、猛攻を仕掛けてラウンド終了。
2R、パンクハーストはハイキックから飛びヒザ蹴り。モニは守勢に回る。パンクハーストはアッパーからフック、ヒザ蹴りをボディへ。ローキックで追い込むパンクハースト。フラフラになるモニ。パンクハーストはラッシュをかける。ローキック、ハイキック、フックをまとめ打ち。ここでレフェリーがスタンディングダウンを宣告。再開後、さらにパンクハーストは左右フック、ローキックをまとめた。
3R、モニは左の蹴り、後ろ廻し蹴りを右目にヒットさせた。痛がるパンクハーストはアッパー、フックで反撃。モニは飛びヒザ蹴り。パンクハーストはミドルキック、ハイキックでKOを狙う。モニはパンチを返すも、打たれる場面が目立ち始める。パンクハーストがパンチをラッシュするとレフェリーが試合を止め、TKO勝ちが決まった。
優勝したパンクハーストは、7月20日に福岡で開催の『ECO信頼サービス株式会社PRESENTS K-1』の日本ラウンド予選大会の出場権を獲得した。
◆出場選手プロフィール
“Blackie Chan”ザック・パンクハースト(オーストラリア/Taylormade Muay Thai) Zack Pankhurst02.4.21生/オーストラリア・ブリスベン出身/23歳/183cm/オーソドックス/15戦14勝(8KO)1敗<主なタイトル歴>WBCムエタイ クイーンズランド州・スーパーウェルター級(-69.85kg)王者instagram:@zackpankhurst
ジェイコブ・ミクラ(オーストラリア/Free Style MMA) Jacob Mikula99.11.6出身/スロバキア・ブラチスラヴァ出身/26歳/176cm/オーソドックス/28戦21勝(3KO)7敗<主なタイトル歴>2024年Krali Ulice -70kg新人トーナメント優勝instagram:@jacobmikula
“The Technician”プレストン・テ・モニ(ニュージーランド/ETK Gym) Preston Te Moni03.3.4生/ニュージーランド・オークランド出身/23歳/187cm/オーソドックス/18戦13勝(9KO)4敗1分instagram:@prestontemoni
コナー・ロック(ニュージーランド/South Island Lee Gar) Conor Rock99.1.21生/ニュージーランド・クライストチャーチ出身/27歳/186cm/オーソドックス/18戦12勝(10KO)4敗2分ISKAニュージーランド南島ミドル級(-75kg)王者instagram:@c.rock121