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【PFL】シカゴで渡辺華奈がヴィシエフスカと対戦、メインはセルジオ・ペティスvs.無敗ミッチ・マッキー、ニューマンvs.シルヴェイラ、フェザー級ブラガ、女子フライ級ヴィヴィアニvs.ヤング、ロマノフが5位ナシメントに圧勝。モハメド・アリの孫ウォルシュが2連続TKO勝ち=速報中

2026/04/12 06:04
 2026年4月11日(日本時間12日朝7時)、米国イリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナにて『PFL Chicago: Pettis vs. McKee』(U-NEXT配信)が開催されている。プレリムの第4試合では、日本から渡辺華奈(FIGHTER'S FLOW)が参戦、PFL4勝1敗のパウリナ・ヴィシエフスカ(ポーランド)と対戦する。計量は渡辺が125ポンド(56.69kg)、ヴィシエフスカが126ポンド(57.15kg)でともにパスしている(※渡辺華奈インタビュー)。 [nextpage] ▼メインイベント バンタム級セルジオ・ペティス(米国)25勝7敗ミッチェル・マッキー(米国)10勝0敗 「メインイベント」と発表された、ペティスとマッキーのバンタム級戦。  セルジオ・ペティスは、20歳でUFCデビューしフライ級で活躍も、Bellatorに移籍。21年5月にフアン・アーチュレッタに判定勝ちでバンタム級王座を獲得すると、21年12月には堀口恭司をハイキックからの左バックフィストで逆転KO勝ち。23年6月にパトリシオ・ピットブルを相手に判定勝ちでバンタム級王座2度目の防衛に成功する。 (C)PFL  しかし、23年11月にパッチー・ミックスに2R リアネイキドチョークで一本負けで王座陥落すると、24年6月のRIZINで堀口に判定負けでリベンジを許した。25年6月のPFLデビュー戦で、元同門の元暫定王者ラウフェオン・ストッツに判定勝ちで復活を果たすと、25年10月の前戦で強豪マゴメド・マゴメドフに2R 左バックエルボーでダウンを奪いパウンドでTKO勝ち。2連勝中。32歳。 (C)LFA  対するPFL初参戦のミッチ・マッキーは、MMA10勝無敗の28歳。ミネソタ大学時代にNCAA選手権に4年連続出場で2度オールアメリカンレスラーに選出。キルクリフFC所属で、2021年にLFAでプロMMAデビュー。LFAで8勝、Bellatorで1勝を挙げ、6つのKO・TKO勝ちをマークしている。  レスリングの強さはもちろんのこと、テイクダウンからコントロール、さらに強いテイクダウンプレッシャーやレベルチェンジは打撃にも活かされており、24年9月のアストン・カニグリア戦では、ケージに詰めてオーソから右のシングルレッグのフェイクで歩いてサウスポー構えにスイッチしての左フックでKO勝ち。  9月の前戦ペドロ・ノブレ戦では、初回にテイクダウンで削り、2Rにがぶりヒザを効かせて最後は足を止めての打ち合いで回転速いラッシュ、ノブレを打ち負かしている。  一方で、マッキーはフック系のパンチの間を真っすぐ打ち抜かれる場面もあり、セルジオにとっては組みの圧力をいなして、多彩なステップと蹴りも混ぜての打撃で無敗のマッキーの持ち味を消したいところ。 (C)RIZIN FF/KUSHIMAX  昨秋には、格闘技を学んだルーファスポーツで父のような存在だったジェフ・デューク・ルーファスコーチを亡くした。その失意から立ち上がり、ジムがあるミルウォーキーに近いシカゴで、半年ぶりにケージに向かう。 [nextpage] ミドル級で8戦無敗のニューマンと、ATTの親子鷹シルヴェイラが激突 ▼ミドル級 5分3Rジョーダン・ニューマン(米国)8勝0敗ジョシュ・シルヴェイラ(米国)15勝5敗  コメインはミドル級戦。ランキング4位のミルウォーキーの無敗のジョーダン・ニューマン(8勝0敗)が、ランキング7位のアメリカン・トップチームのジョシュ・シルヴェイラ(15勝5敗)と対戦する。セルジオ同様、ニューマンにとっても師ルーファス追悼マッチとなる。  NCAAディビジョン3オールアメリカンレスラーとして3度選出されたニューマンは、24年9月のBellator CSで9戦無敗のロシアのイマムシャフィ・アリエフと対戦。タックルを切っての打撃で上回り判定勝ち。25年8月の前戦では、UAEWミドル級アラビア王者のイスラム・アブデル・バセットの右ストレートでダウンを喫したものの、ワンツーを当てて首相撲ヒザでダウンを奪い返してのパウンドでバセットを追い込み、2Rに進ませず。1R終了時TKO勝ちで8連勝(3KO・TKO/2SUB/3判定)とした。30歳。  マーカス・コナン・シウヴェイラの息子ジョシュ・シルヴェイラは、15勝中、6つのKO・TKOと、6つの一本勝ちを誇るミドル級屈指のフィニッシャーの一人。父から柔術を学び、アリゾナ州立大レスリング部、アリゾナ・コンバットクラブを経て、ATT入り。テイクダウンからパウンド、トップからの柔術を武器とするジョシュだが、この2年間の5試合は判定決着が続いており、テイクダウンから極めるための抑え込みに苦しむ場面も多い。しかし、25年8月の前戦では、ムラッド・ラマザノフにテイクダウンを許さずに首相撲&ヒザ蹴りで判定勝ち。新境地を見せている。33歳。  MMAのなかのスタンド勝負と、トップ攻めの組みの強さ、際の打撃・寝技もキーとなりそうなPFLシカゴ大会のコメインのミドル級戦だ。 [nextpage] ▼バンタム級 5分3Rラフェオン・ストッツ(米国)21勝3敗リナット・カヴァロフ(ロシア)11勝0敗 [nextpage] ▼フェザー級 5分3Rガブリエル・ブラガ(ブラジル)16勝3敗シェイデン・レイアロハ(米国)11勝2敗 [nextpage] ▼女子フライ級 5分3Rヴィヴィアノ・アロージョ(ブラジル)13勝7敗シェナ・ヤング(米国)11勝8敗 [nextpage] ▼女子フライ級 5分3Rジェナ・ビショップ(米国)9勝3敗ボレナ・ツェルツヴァゼ(ジョージア)6勝0敗 [nextpage] ▼ウェルター級 5分3Rオマール・エル・ダフラウイ(エジプト)14勝6敗ジェームス・ベイク(ニュージーランド)7勝1敗 [nextpage] ▼女子フライ級 5分3R渡辺華奈(FIGHTER'S FLOW)13勝4敗1分パウリナ・ヴィシエフスカ(ポーランド)6勝1敗  MMA13勝4敗1分の渡辺は、Bellatorで2連勝後、リズ・カモーシェにKO負けでMMA初黒星。2024年のPFLフライ級トーナメントでは体重超過のシャナ・ヤングに判定勝ち後、2戦目でカモーシェと再戦。死闘の末、3R腕十字で一本負けしている。  25年4月の前戦ではPFL女子フライ級世界トーナメントに参戦。IBJJFノーギ世界王者のジェナ・ビショップを相手にスタンド勝負した渡辺がダウンを奪う場面もあったものの、有効打で差をつけられ、判定負けで1回戦敗退となった。  対するヴィシエフスカは、2021年、2022年のIMMAF女子フライ級銅メダリスト。2024年のPFL欧州女子フライ級に参戦し、決勝でヴァレンティナ・スカティジに1R、首相撲から強烈な右ヒザでダウンを奪い、わずか20秒でTKO勝利を収め優勝を果たしている。  25年12月に無敗のIMMAF王者サブリナ・ジ・ソウザ(ブラジル)にスプリット判定で敗れ、プロ初黒星。今回は4カ月ぶりの再起戦となる。  これまで6勝中2つのKO・TKOと1つの一本勝ち(RNC)をマークし、オーソからパワフルな打撃とIMMAF王者らしい滑らかなスクランブルでプロでは一本負けしたことがない受けの強さも持つ。  一方でアグレッシブな動きゆえの粗さでポジションを失うこともあり、スタンドの組みでは、ソウザに大内刈でクリーンテイクダウンを奪われるなど、渡辺にとっては柔道の足技を活かせる相手になる。  力強く硬質な打撃と巧みなトランジッション力を持つ強豪ヴィシエフスカを相手に、PFL女子フライ級9位の渡辺華奈は、2年ぶりの勝利とともに上位進出を狙う。 [nextpage] ▼ヘビー級 5分3R〇アレクサンドル・ロマノフ(モルドバ)22勝4敗[2R 3分10秒 ギロチンチョーク]×ホドリゴ・ナシメント(ブラジル)12勝5敗  1R、ヘビー級5位のナシメントはオーソ。ランク入りしていないロマノフは、サウスポー構えから詰めてシングルレッグテイクダウン。背中を見せて立とうとして片ヒザ立ちのナシメントを背後からヒザ。さらに崩して左足をかけに行く。立とうとするナシメントをボディロックで持ち上げ崩してパウンド連打からリアネイキドチョーク狙い。  仰向けになって防いだナシメントのサイド、マウントを奪いパウンド。座り込んだナシメントに強引にリアネイキドチョークを仕掛け、再び仰向けになるナシメントにマウント&パウンド。ストレートアームバー狙いからV1、パウンドに変えるもゴング。ニアフィニッシュも決めきれず。  2R、口で息を吸うナシメントを詰めて右で差してテイクダウンを奪うロマノフ。リアネイキドチョーク狙いから簡単にマウントを奪うと肩固め狙いからハーフのまま左腕をギロチンに巻き、そのままタップを奪った。  5位のナシメントを圧倒したノーランカーのロマノフは「どんな相手でもドミネートしてやる、モルドバを代表して」と語った。 [nextpage] ▼ライト級 5分3R〇ビアッジオ・アリ・ウォルシュ(米国)4勝1敗[1R 0分46秒 TKO] ※クリンチアッパー×ダッシュ・ハリス(米国)2勝1敗 ※体重超過  1R、詰めるウォルシュ、ジャブのダブルから右ボディストレートをハリスのみぞおちに突いて崩すと、足を手繰りにきたハリスを切って立ち際に右フック。さらに首をつかんでのクリンチアッパー連打! ハリスがダウンし、レフェリーが間に入った。  試合後、モハメド・アリの孫のウォルシュは「相手の体重超過は気にならなかった。最初からボディを狙っていた」と語った。 [nextpage] ▼ウェルター級 5分3R〇バランティ・アツァス(ギリシャ)10勝1敗[判定3-0] ※29-28×3×ネイト・ジャニャーマン(米国)18勝7敗
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