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レポート

【RIZIN】シェイドゥラエフが久保を初回TKOで「UFCかPFLの最強の選手と」、サバテロが後藤を完封しバンタム級王座防衛、堀江がピットブル攻略、萩原が体重超過メヘウラの首相撲ヒザに沈む。テミロフが福田を一撃TKO、朝久が右ボディ一閃KO! 神龍がズールーを極めて扇久保と6月仙台決戦へ、クジティナが浜崎に腕十字、摩嶋がギャラガーを肩固めに極める、ズマガジーが体重超過の天弥に判定勝ち

2026/04/12 12:04
 2026年4月12日(日)、マリンメッセ福岡A館にて『RIZIN LANDMARK 13 in FUKUOKA』が開催された。 ▼RIZINフェザー級(66.0kg)タイトルマッチ 5分3R ※選手名からインタビュー・見どころ〇ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)王者 65.50kg[1R 4分13秒 TKO]×久保優太(日本/クボジム/BRAVE)挑戦者 65.95kg※シェイドゥラエフが3度目の王座防衛   両者は2024年の大晦日以来の再戦。前回はシェイドゥラエフが久保をTKO。今回は王者シェイドゥラエフに久保が挑戦する。  久保は、元GLORYフェザー級SLAM世界トーナメント優勝、2017年に初代K-1 WORLD GPウェルター級王者にも輝いた後、2021年にMMAに転向。RIZINデビュー戦で太田忍に判定負けしたものの、そこから安保瑠輝也、高橋遼伍、 斎藤裕に勝利するなど5連勝をマークし、シェイドゥラエフと対戦。  初回に左ハイ、左ミドルを散らすなど、打撃で攻めたが、テイクダウンを奪われ下に。2Rにシェイドゥラエフがパウンドで久保をTKOに下している。  その後、久保は25年7月に参議院議員選挙に立候補するも落選。2025年12月にカザフスタンのカルシャガ・ダウトベックと対戦し、ダウトベックの左ストレート、テイクダウンを凌ぎ、カーフキック、ヒザ蹴り等を突いて攻勢となるも、1Rに久保のアイポークで試合はノーコンテストとなっている。   前日計量を65.95kgでパスした久保は「いつも通り強そうですね。でも明日、秘密兵器を用意してきたんで、皆さんそれを期待してください。怪物シェイドゥラエフが倒れるところを見せます。見てください。応援よろしくお願いします」と気合十分の表情でコメント。    18戦無敗のシェイドゥラエフは、24年6月、RIZIN初参戦。武田光司を1R リアネイキドチョークで極めると、9月に体重超過のアーチュレッタにも1R 腕十字で連続一本勝ち。大晦日、久保優太を完全ドミネートしてTKO勝利。25年5月、RIZIN4戦目でベルトに挑戦、クレベル・コイケを1R僅か62秒でTKOし王座を奪取した。  9月の『RIZIN.51』では、挑戦者ビクター・コレスニックを1Rわずか33秒、TKOで退けての王座初防衛に成功。大晦日には朝倉未来を同じく1R2分54秒でTKOした。17勝は6KO・TKOと12の一本勝ちで全試合をフィニッシュ勝利している。  3月20日のラマダン明けから22日目のこの日、66kgのリミットから500gアンダーの王者シェイドゥラエフは、「こんにちは、福岡。いつも応援いただきありがとうございます。明日また皆さんを喜ばせるために全力で努力します」とガッツポーズを見せて力強く語っている。      1R、サウスポー構えの久保にオーソのシェイドゥラエフは慎重な出だし。左に回りながら左ローとハイを上下に蹴り分ける久保。詰めてくるシェイドゥラエフに内側にサークリングして左の蹴りを突く。右の蹴りのシェイドゥラエフは左フック。その入りに右前手フックを狙う久保。  左右フック、右ハイで強引にケージに詰めるシェイドゥラエフの入りに左ヒザを当てた久保! しかしシェイドゥラエフはダブルレッグから両足を手繰る。  削りつつバックを狙うシェイドゥラエフ、背中を取られたくない久保が上を向くとパウンドの展開。久保は座ってシェイドゥラエフのリストコントロールする手首を解くと、シェイドゥラエフはケージに押し込み、強いグラウンド右ヒザ! 久保に右足をかけて奥の手首もつかんだシェイドゥラエフは、ケージに詰まる久保に両足をかけて右のパウンド連打! コントロールして強いパウンド、ヒザを打つシェイドゥラエフ。動けない久保を見てレフェリーが間に入った。  シェイドゥラエフはマイクを持つと「こんにちは福岡。応援していただいてありがとうございます。私の日本のファンの皆さん、福岡の皆さん、私はみんなが大好きです。キルギス万歳、いつもありがとうございます。19戦無敗です。私のチームに感謝します。社長、私はRIZINの中で適切な対戦相手がいないと思うので、次はUFCかPFLか他の団体の最強の男と対戦したいのでよろしくお願いします」とアピールした。  なお、1Rフィニッシュで19戦無敗としたシェイドゥラエフを間近で見た解説席の秋元強真は、「相変わらず強いスね。でも近くで見て得たこともあるんで……でもバケモノですね。今やったらアレですが、もう何カ月かあったら、自分でも楽しみです。必ず打撃だったら俺の方が強いし、あとは組みの部分をどうするか。シェイドゥラエフ選手から僕と戦ってもいいんじゃないかと言ってもらえるように頑張ります」と語っている。     [nextpage]   ▼RIZINバンタム級(61.0kg)タイトルマッチ 5分3R 〇ダニー・サバテロ(米国)王者 61.0kg[判定3-0] ※30-27×2, 30-26×後藤丈治(TRIBE TOKYO MMA)挑戦者 60.80kg※サバテロが初防衛に成功  カレッジレスリングベース、ノンストップのテイクダウンを続けるサバテロは、Bellatorで活躍後、25年5月にRIZIN初参戦で太田忍を3R TKO。同年9月に佐藤将光にスプリット判定勝ちすると、大晦日に井上直樹が持つバンタム級王座に挑戦。スプリット判定を制し、王座戴冠した。MMA17勝4敗1分。今回は得意のケージでMMAレスリングを狙う。  空手と柔道をバックボーンに持つ後藤は、PANCRASE、修斗で活躍後、23年6月、地元の北海道でRIZINデビュー。ガーダム、日比野に連続ツイスターで一本勝ち。ONE FF、DEEPでの敗戦を経て、25年3月、PANCRASEで再起。2025年6月の鹿志村仁之介戦から11月の中島太一戦、大晦日ホセ・トーレス戦でRIZIN3連勝。王座挑戦を決めた。MMA19勝8敗。  フェイスオフ後、挑戦者・後藤は、「自分の全部をぶつけでてバテロ幻想をブッ壊します」とマイク。王者サバテロは、「この美しい福岡の町に来てくれて、本当に集まってくれてありがとう。明日はこのマザーファッカーをKOするんで、みんな楽しみにしてください」と、最後までFワードで後藤を挑発した。  1R、中央に出る後藤は左を当てて前に。しかしそこにダブルレッグでクラッチし持ち上げテイクダウンのサバテロ。ケージに這って立つ後藤。その立ち際にバックから左足をかけてリアネイキドチョークを狙うサバテロ。アゴ上から絞めるサバテロは解除して右足を左足ヒザ裏で4の字に組む。  右手首もコントロールするサバテロは後藤の立ち際をもう一度持ち上げてテイクダウンから横に背中を着かせる。ここはスクランブルではなくクローズドガードにした後藤にこつこつパウンドを突くサバテロ。後藤は残り1分で下からボディトライアングルを組み、ギロチンを仕掛け、肩固めを狙い、時間を過ごす。  2R、右目尻を切っているサバテロは左回りで右ハイ。後藤は右ジャブ。さらに長い手でニータップからケージに詰めてダブルレッグテイクダウン。立つ後藤を再び足を手繰り尻を着かせると横に寝かせて背中を着かせる。  右手で後藤の腰を抱き、左でパウンド狙い。その左腕を掴む後藤はオクトパスガードも狙うが、作らせないサバテロはブレークがあかりそうなアクションの声に巧みにパウンド、鉄槌を休まず。下の後藤の三角狙いもかついでパス狙い。座る後藤の背中について足をかける。後藤にとってストレスのたまる展開。  3Rも後藤のスタンドの時間を序盤のみにして、低いタックルで組んでテイクダウン。切ききれなかった後藤が立ち上がれば足をまとめてコントロール。後藤の腰をつかんで抑え込み、パウンド。クローズドガードを解いて立つ後藤のバッククリンチから休まず崩してハーフから肩固め狙い。  フルガードに戻す後藤を片足を抜いて押さえ込み、細かいパウンドのサバテロ。後藤はフルガードに戻してゴング。  初回からテイクダウンを決めたサバテロ。後藤にとってもそれを織り込み済みで自ら打撃に行ったなかで組まれるも、サバテロのコントロール重視と後藤のガードの癖を読んだ対応にスタンドに戻せず。  ラウンド毎の判定は3-0(30-27×2, 30-26)で、1者が最大4P差のフルマークでサバテロが勝利。初防衛に成功した。 サバテロは「福岡、元気ですか。日本が大好きです。ありがとう、福岡」と日本語で言うと、「私がキングでこのベルトは俺のものだ。誰もこのベルトを獲ることはできない」と英語で宣言した。 後藤(バックステージにて)「(長南から「立てなかった」と言われ)手詰まりになってました。前に出した手で止める力が強くて……立とうとしたけど、極めの怖さというよりも動けなくて。ロールしようとしたら重心を(先回りして肩固めも狙われ)パワーというよりもテクニックで(パワーもあるよ。(下から蹴れない)蹴れなかったです」 サバテロ「あいつが(下から腕で)押し返してきたときにヒジを打てるなと思った。あいつ何もできなかった、最初から最後までドミネートした。それが王者だ。でもそんな退屈なグラウンドじゃなかっただろう? ATT最高の日になったな」 [nextpage] ▼RIZINライト級(71.0kg)5分3R〇堀江圭功(ALLIANCE)70.95kg[判定2-1] ※28-29、30-27、29-28×パトリッキー・ピットブル(ブラジル)70.85kg  堀江は、24年2月にルイス・グスタボとの激闘で判定負け。負傷での離脱から1年4カ月を経た25年6月に西川大和に1R TKO勝ちで復帰戦勝利。9月に王者サトシに一本負け。今回が再起戦となる。MMA14勝6敗。ライト級転向5戦目となる。長崎・佐世保出身で30歳。  パトリッキーは、Bellator、PFLで3連敗後、25年7月に、ライト級GP決勝以来5年半ぶりにRIZIN参戦も野村駿太に判定負けで4連敗中。MMA25勝15敗。40歳。  1R、先に圧力をかける堀江。ピットブルは右にサークリング。左ローは堀江。序盤はエネルギーを使い過ぎないパトリッキーは慎重な出だし。右ローはまだ遠い。左ジャブを伸ばす堀江は右! 被弾したパトリッキーだがカウンターも狙う。パトリッキーの右ローにバランスを崩した堀江だが戻す。  左右フックのパトリッキーをバックステップでかわす堀江。じりじりと圧力をかけると、左から右フック。前後の動きの堀江に、ガードのパトリッキーは前蹴りからサウスポー構えになり左ハイをガード上に突く。  右跳びヒザを届かせるパトリッキー。左ジャブも。右インローの堀江をかわすパトリッキー。初回はパトリッキーか。  2R、中央を取る堀江。ワンツーのパトリッキーの打ち終わりに右を届かせる堀江だが、パトリッキーもパーリング。パトリッキーの詰めにサークリングでかわす堀江の右に、「来い」と笑顔を見せたパトリッキー。  ダブルレッグでテイクダウンを奪うと、背中を見せた堀江にバッククリンチ、離れ際に回転ヒジを振る。右から左ボディの堀江。パトリッキーのワンツーの飛び込みから左フックまで繋ぐ。  左ジャブを突くパトリッキー、ワンツースリーで飛び込むパトリッキーをクリンチ。僅差のラウンド。  3R、右オーバーハンドの堀江、飛び込みでバランスを崩したパトリッキーは失速も左右連打から跳びヒザに繋ぐが、この動きは熟知している堀江はかわすと、左ジャブを突く。  パトリッキーの右、右後ろ廻し蹴りをかわす堀江。パトリッキーはワンツーの右を届かせると、さらに左右で詰めるとそこで脇を潜った堀江はバッククリンチから両足フックでリアネイキドチョーク狙い。  そこで正対したパトリッキーだが、背中着かずに立つ堀江に、足が付いていかないパトリッキーは疲弊か。残り1分を切ると、堀江が小外がけテイクダウン! 下のパトリッキーの腕十字もかわしてトップからボディロックで右を振ってゴング。  判定は2-1に割れ、パトリッキー29-28、堀江30-27、堀江29-28で堀江が勝利でサトシ戦から再起。パトリッキーは5連敗に。 堀江はマイクを持つと「大好きな地元の福岡大会で結果として勝てて嬉しいです。何も考えてなかったんですけれど、いつも支えてくれる方、応援してくれる方、本当にありがとうございます。プロ格闘家になって10年くらい経つんですけれど、2カ月近く初めて酒を抜いたんですけれど今日は最高の酒をたらふく飲もうと思うので、皆さん遠隔でも乾杯して楽しく飲んで欲しいです」と、勝利を喜んだ。 堀江(バックステージにて)「(セコンドの高阪剛から『横に出たのはよかった。真ん中に自分の軸が取れているから』と言われ)はい。いつも言われていた真ん中にいるという意識で(左右に動ける)。いつも後ろ足だけ残って(スウェイ)たけど、試合途中で修正できて、後ろ足から動かすことがちゃんとできて、それで(横に出る)動きも出来ました」 堀江「(パトリッキーから「試合で自分の動きをどう感じたか?」と問われ)修羅場を潜り抜けていた選手だと感じた。来られたら嫌だったところを少し距離を取ってくれて(助かった)。もっと来られたら嫌だった」 パトリッキー「(堀江から「逆に自分の動きは?」と問われ)スピードが速くて入りにくかった。組みのときは背中を向ける癖があるのは分かっていた」 [nextpage] ▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R─萩原京平(SMOKER GYM)66.0kg[1R ノーコンテスト] ※メウヘラが左ヒザで萩原をTKO─アバイジャ・カレオ・メへウラ(米国)67.50kg ※体重超過  萩原は、3連敗から背水の陣で挑んだ25年3月に元Bellatorのトビー・ミセッチを1R 右ストレートで沈め、26秒TKO勝ちで再起。5月には西谷大成も左フックでKOし連勝。11月、超新星・秋元強真と年間ベストバウトの大激闘の末に2R TKO負けを喫した。5カ月ぶりの復帰戦。MMA9勝11敗。メヘウラの1.5kg体重超過に「何kgオーバーでも関係ないっスよ。明日は楽しみにしとって下さい」とコメントし、試合を承諾した。  メへウラはMMA6勝(4KO・TKO)4敗。薬物依存からキックボクシングで再生。21年10月、Fury FCでプロMMAデビュー戦勝利も、その後3連敗。24年2月、LXFで1R TKO勝ちで再起すると、3月のTuff-N-Uff、8月のUnited Fight League、25年1月のFierce FCを4連続フィニッシュ勝利。25年8月よりKOTC参戦。元Bellatorのケヴィン・ベームに判定負けも、9月の前戦KOTCでオーウェン・ロビネットに2R TKO勝ち。日本初参戦となる。  前日計量でメヘウラが1.5kg体重超過のため、「萩原京平が勝った場合、その結果を公式記録とする」「萩原京平が負けるか引き分けた場合、記録はノーコンテスト」「メヘウラに減点2を課した上で試合開始」の条件で試合は行われる。  1R、長い左右の蹴りをローに打つメヘウラ。萩原も右カーフ。さらに右カーフ。サウスポー構えから左ハイのメヘウラ。変則的なリズムで長い蹴りを軸に打撃。その蹴り終わりにシングルレッグで詰める萩原。左で差して小外がけも右に抜けるメヘウラ。  左の蹴りが鋭いメヘウラに右ハイを返す萩原に組んで組相撲ヒザのメヘウラ。強引に剥がして回転ヒジの萩原に詰めて首相撲ヒザ。メヘウラは萩原の首相撲の対応に狙いを定めたか。右で差して押し込み左ヒザを突くが萩原も右ヒザを返すと、ローブローに。  中断、再開。右ロー、右ハイのメヘウラ。萩原も右ロー、しかしメヘウラは近距離になると首相撲ヒザ、ブレーク。  左から右ストレートを当てる萩原。続く右ローをかわしたメヘウラは、右オーバーハンドから組んで首相撲ヒザ。コントロールされる萩原、  首相撲ヒザを被弾し続ける萩原は左ヒザで額をカットしダウン。パウンドにレフェリーが間に入った。首相撲が切れなかったところを突かれた萩原。試合結果はメヘウラが体重超過のためノーコンテストとなった。 [nextpage] ▼RIZINバンタム級 5分3R×福田龍彌(日本/MIBURO)26勝10敗1分 61.0kg[2R 1分40秒 TKO] ※右フック→パウンド〇アジズベク・テミロフ(ウズベキスタン/チーム・アルファメール)6勝2敗 60.95kg  MMA5勝2敗のアジスベクは、5つの白星のすべてがフィニッシュ勝利で、うち1Rフィニッシュが4試合というフィニッシャー。  アマチュアIMMAFを経て、2023年8月にプロMMAデビュー。兄ラマザン同様にオーソドックス構えのハードパンチャーで、テイクダウンを切って、左右フックを強振。KOの山を築いている。  Octagonで連続初回KO勝ちをマーク後、2025年3月のLFA 203で北米デビューを果たしたが、6連勝中だったダニエル・アラウージョに判定負け。25年9月のOctagonに戻っての前戦ではイリスベク・トィレナフのテイクダウンに背中を向けての立ち上がりをバックを奪われ判定負けで2連敗中だ。  オーソから左前手のフックの飛び込み、右フックの返しでのKO。左ボディからの返しと強打を誇り、相手のテイクダウンに豪快なスイッチからスクランブルを見せることもあるが、基本はテイクダウンを切ってスタンド勝負。下がった相手への追い足、詰めてきた相手に下がりながらの打撃も持つ、危険なストライカーだ。  一方で頭を下げた打撃を相手に狙われることもあり、間合いのコントロールから精緻な打撃を誇るサウスポー構えの福田龍彌は、いかにアジズベクをさばいて仕留めるか。  福田は、23年12月にカザフスタンのNaiza FCフライ級王座に挑んだが、ステロイド使用を公言する王者ディアス・エレンガイポフの落ちないパワーと組み力に屈し、初の海外で対国際戦の壁に直面。  その後バンタム級に上げ、24年9月には瀧澤謙太に失神KO勝利でDEEPバンタム級暫定王座獲得、二階級制覇を達成すると、大晦日のRIZINで芦澤竜誠を1R僅か54秒、左フックでKO。25年5月のDEEPバンタム級王座戦では挑戦者・牛久絢太郎からダウンを奪う5R判定勝利で初防衛。2団体制覇を目指す7月、RIZINバンタム級王者・井上直樹に挑戦も判定負けで王座奪取ならず。大晦日の再起戦で安藤達也と対戦し、カウンターの右フックでダウンを奪い2R TKO勝ちを収めた。  26年3月の開幕戦でフェザー級から下げてくるダウトベックと対戦予定も、相手が負傷欠場で試合中止に。今回、初参戦となるアジズベク・テミロフを相手に対・中央アジア勢へのリベンジとともに対世界で実力を証明するか。ハンターとして、今回の試合を因縁の“マッチョ狩り”と定めている。 ◆福田龍彌「日本VS世界のカードに組み込んでもらえて光栄」「ダウトベック戦が流れてしまって意気消沈してた中、すぐにお話貰えてとても嬉しく思います! 日本VS世界ってカードに組み込んでもらえた事、光栄に思います。日本人として、テミロフ選手をヒリヒリでおもてなししようと思います! 皆んなで福岡で楽しみましょー!」 ◆アジズベク・テミロフ「ウズベキスタンの国旗を高く掲げられるように」「皆さん、こんにちは。アジズベク・テミロフです。 4月12日に日本のファイターである福田龍彌選手を相手に、RIZINでのデビュー戦を行います。対戦相手も非常に強くて経験豊富な選手なので間違いなく素晴らしい試合ができると思います。私の試合はこれまで毎回エキサイティングなものでした。5勝2敗という戦績のうち5勝全てをノックアウトで勝利しています。これからも同じように勝利の連勝記録を伸ばしていけるよう努力します。神の御加護のもと祖国ウズベキスタンの国旗を高く掲げられるように全力を尽くします」  1R、サウスポー構えの福田にオーソのテミロフは右を伸ばすが、スウェイでかわす福田。鼻頭をカットした福田。テミロフは強振もハンドスピードもある。福田の入りに左に回って右を強振するテミロフ。  福田は圧力をかけてテミロフの右をかわして左から右。右インローのテミロフ。福田は右ジャブを見せながら、テミロフのフックの打ち返しを警戒。左ストレートから右に繋ぐ福田をバックステップでかわすテミロフ。  テミロフの右に左を合わせに行く福田。テミロフの右ストレートを見切る。踏み込み右から左ボディフックを届かせる福田。  2R、左ジャブをボディに突くテミロフをかわす福田は得意の右フックを見せる。軌道を変えた右をジャブで突く。さらにワンツー。そこに打ち返してくるテミロフをかわして右を打ち込む。  詰めて前屈みになって右前手のボディジャブを突く福田の戻しに、鋭い右フックを合わせたテミロフ! 後方にダウンした福田に右のパウンド1発でレフェリーが間に入った。 “マッチョ狩り”ならなかった福田は首を固定され担架でケージの外に運ばれた。テミロフは「これからこの階級には本物の王者が来ました。どんどんぶっ飛ばしていきます。応援してください。国の方々、政府の方々、スポンサーの方々、そしてRIZIN、ありがとうございました。横にいる方が僕のコーチです。2連敗中でそんな時にRIZINから急に連絡が来て、短い時間で受けて厳しい練習させていただいたコーチに感謝しかないです。兄貴がUFCにいってるけれど、これからテミロフの新しいストーリーを作っていきます。これからどんどん強い相手を喰って行くのでもっと強い相手をください」とアピールした。 福田(※バックステージにて)「なんでやられた?(アッパーと答えられ)奥手の? 負けてもうたか……クッソー。(もらった瞬間とかは覚えてる?)覚えてないですね。入場くらいまでは覚えています。アゴが痛い、折れてるかも」 テミロフ「(福田に挨拶し)ストロング、ほんとうにリスペクトしています。メチャクチャいい選手で。オクタゴンでは戦いましたが、日本に来たときに一緒に遊びましょう。逆にウズベキスタンに来たら、一緒に練習しましょう。ウズベキスタンに来てください。待ってます」 [nextpage] ▼RIZIN キックボクシングルール 66.0kg契約 3分3R〇朝久泰央(日本/朝久道場)65.70kg[1R 1分45秒 KO] ※右ボディ×シンパヤック・ハマジム(タイ/HAMA・GYM)65.60kg  朝久は2021年7月にゴンナパーを延長Rで破り、第5代K-1ライト級王座に就いた。2022年2月、王者としての第一戦で与座優貴に敗れ、怪我で長期欠場に。2023年3月、与座の挑戦を受けての初防衛戦に臨んだが、判定で敗れ王座を失った。拳の粉砕骨折から2024年10月に復帰し、2024年大晦日には『雷神番外地』に参戦してYURAに判定勝ち。2025年5月の『RIZIN男祭り』ではウザ強ヨシヤをKO。  7月のK-1福岡大会にてアバラが折れた状態でダニラ・クワチから勝利をもぎ取ると、11月に稲垣柊との王座決定戦を制して第8代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級(-65kg)王者となった。無尽蔵のスタミナから繰り出す攻撃と変幻自在のファイトスタイルで、戦績は23勝(5KO)9敗。  対戦相手のシンパヤックは、元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級2位で、2022年からシュートボクシングに参戦。イモト・ボルケーノ、村田聖明に連勝してSB日本スーパーライト級1位となった。その後はRISEに参戦し、ミドル級(-70kg)で憂也に敗れたものの實方拓海に勝利。2025年11月、ウェルター級(-67.5kg)で稲井良弥と対戦したが、稲井の豪腕でマットに沈んだ。戦績は142勝(49KO)48敗7分。  1R、オーソの朝久にサウスポー構えのシンパヤックは左フック。間合いで外す朝久はリズム良くステップで出入り。右バックブローを見せた朝久。前蹴りのシンパヤックをかわした朝久は、ステップインして左ボディを突くと、オーソから左の蹴りを空振りも、そのまま前に足を置いて右ボディ! 少し時間を置いてシンパヤックがくの字になりダウンした。  試合後、朝久は「相手がハイキックを意識していて、違う技で行こうと思ったら手の振りに反応したから、上を打つふりをしたら手のガードが上がったからボディ打った」とフィニッシュの瞬間を語った。  マイクを持った朝久は「K-1から来ました。現役王者の朝久泰央です。ごめんなさい、本当は蹴りでもうちょっとスパッとカッコよくやりたかったけれど、シンパヤックも強かったのでパンチになってしまいました。こうしてK-1から来るってことでみんなからいろいろな意見があると思うけれど、現役チャンピオンである俺をこうやって出してくれたK-1、そしてキックボクシングで正直言ってよくいらないって言われるけれど、こうして7試合目といういいポジションで組んでくださったRIZIN関係者の皆さん、ありがとうございます。僕はまたK-1の現役王者としてK-1に戻ることになるけど、またRIZINで見たいなって思った時は呼んでくれたら嬉しいです」とお礼。  そして「RIZINで戦う時に導いてくれたBLACKROSEという言い方は好きじゃないかもしれないけれど、蓮くん、辰樹くん、仲間のみんな、そして仲良くしてくれる京平さん。何とかKOでいい形でつないだので、最後に一発ぶちかましてください。やったぜベイベー!」と話した。 [nextpage] ▼RIZINフライ級(57.0kg)5分3R〇神龍 誠(アメリカン・トップチーム)56.95kg[1R 2分52秒 キムラロック]×エンカジムーロ・ズールー(南アフリカ)57.00kg  神龍は、25年7月のフライGP1回戦で山本アーセンを1Rギロチン葬。9月の準決勝で元谷友貴に判定負けでGP敗退。米国ATT入りし、大晦日にヒロヤを3R圧倒して判定勝ち。今回、ATTの同門・堀口恭司を苦しめたズールーを返り討ちできるか。MMA21勝5敗1分1NC。  ズールーは南アフリカ元EFC王者。TUF24で扇久保博正に一本負け後、24年9月のRIZINデビュー戦で新井丈を1R TKO。大晦日に堀口恭司に判定負け。25年のフライ級GPで伊藤裕樹に判定負けで敗退、苦しい2連敗に。今回、1年9カ月ぶりのRIZIN参戦となる。MMA16勝8敗1分。  1R、サウスポー構えの神龍、ズールーはスイッチしつつオーソに。神龍の右インローは空振り。中に入っていく神龍は、ズールーの蹴り返しに足を掴んでシングルレッグの神龍。  バックを狙うズールーを徐々に背中をつかせてアームロックのプレッシャーをかけてサイドにパス、右腕を肩口まで絞り、最後は頭をまたいでキムラを極めた。ズールーは左手でタップしたが、ダメージが心配される。  神龍がマイクを持ち「何言おうかな。アメリカ修行、結果出たんじゃないですかね。僕が言いたいのは、チャンピオン、どこ行ったよ?」と言うと、実況席にいた扇久保が立ち上がってケージイン。 「俺とやるしかないでしょう。どう? タイトルマッチ」と要求。扇久保が「誠、お前ATTの便所掃除やってんのか」と詰め寄ると、神龍は「しつけえな、お前!」。  続けて扇久保が「いつも呼び捨てにしやがって。ナメてんじゃないねえぞ」と言うと、神龍は「当たり前だろ。俺の父親をバカにしやがったな。絶対に許さないからな。ぶっ飛ばしてやる」と距離を詰めていく。  扇久保が「6月、ボコボコにしてやるから」と言えば、神龍は「最高じゃねえか。やってみろよ」。ここで扇久保が神龍を突き飛ばし、両者は乱闘寸前に。レフェリーや関係者が両者を止めに入った。  放送席の扇久保は、挑戦者決定戦ともいえる試合で一本勝ちした神龍について、「6月にやりたいかと思います。俺じゃなきゃダメでしょ。もう誠しかいないと思っていた。僕はアイツのことが大嫌いなんでブッ飛ばします。強さは認めてます。でもまだ俺の方が強いんで」と語った。 [nextpage] ▼RIZIN女子スーパーアトム級(49.0kg) 5分3R×浜崎朱加(フリー)48.90kg[1R 4分54秒 腕十字]〇ナターシャ・クジティナ(ロシア)※リオ五輪柔道52kg級銅メダル、元LFA女子ストロー級王者 48.95kg  柔道ベースの浜崎は、元JEWELSライト級、Invicta FCアトム級、初代RIZIN女子スーパーアトム級王者。怪我から復帰の24年9月、シン・ユリに一本勝ちで2年2カ月ぶり再起。25年3月のDEEP JEWELSで須田萌里に一本負けを喫したが、11月のDEEP JEWELSでイ・イェジを得意の足技でテイクダウン&コントロール。キムラロックで追い込み、フルマークで勝利した。MMA26勝7敗。 【写真】セコンドにつくキング・モーと。  クジティナは、リオ五輪柔道52kg級銅メダリスト、元LFA女子ストロー級王者。19年8月の世界選手権決勝で阿部詩と対戦し、一本負けした。22年11月にプロMMAデビュー。23年3月、ファティマ・クラインに判定負け。Titan FCで3連勝後、12月に初参戦のLFAでIBJJF覇者ジジ・カヌートに判定勝ちでストロー級暫定王座獲得。  24年8月のLFAではブルーナ・エレンに判定勝ちで初防衛。11月にもヤズミン・ギマラインスに判定勝ちで防衛を重ねた。25年にTuff-N-Uff 、Ural FCで2勝し、現在破竹の8連勝中。今回スーパーアトム級(49kg)でRIZINデビュー戦となる。MMA9勝1敗。今回のクジティナのセコンドには、ATTからRIZINルールを知る元王者のキング・モーがつく。  1R、オーソのクジティナにサウスポー構えの浜崎。左右足を入れ替え左で前に。さらに左前蹴り。詰めるクジティナは、右を突いてケージでボディロック。ヒザがローブロー。中断、再開。  右インローを打つクジティナ。右のダブルで詰めるクジティナに、浜崎は右前手を狙うが、クジティナはケージに詰めてボディロックテイクダウン。浜崎にはバッティングがあったか。肩固め狙いに半身の浜崎は右腕を手繰ろうとする。自身の足を掴んでディフェンスのクジティナ。  左で脇に頭を入れるクジティナにハーフの浜崎。左で差して右枕でパスするクジティナはサイドに。右肩でアゴを殺し、頭をまたぎ右脇をすくって逆サイドに回り、足をタイトに締めてクラッチを切りながら腕十字を極めた。試合後は観客に「1、2、3、クージャ!」とコールを求めた。   [nextpage] ▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R〇摩嶋一整(毛利道場)65.95kg[3R 2分25秒 肩固め]×ジェームズ・ギャラガー(アイルランド)65.70kg  柔道ベースの摩嶋は、18年にRebel FC第3代フェザー級王座戴冠。デビュー以来22戦17勝中14勝が一本勝ちの寝技師。23年5月、芦田崇宏を1R ヴァンフルーチョークで絞め落としRIZIN初勝利、9月に横山武司を組み伏せ連勝。24年2月に今成正和に腕十字を極められるも、7月に新居すぐるをRNCで極めて再起。11月に元王者ケラモフと対戦し、右フックを被弾、1R28秒TKO負けを喫した。25年10月の再起戦で木村柊也を2R、RNCで極めている。MMA18勝6敗。  ギャラガーは、空手・柔術ベースでMMA13勝3敗の戦績中10勝が一本勝ちのグラップラー。柔術欧州王者。アイルランドの名将ジョン・カバナーのもとコナー・マクレガーを兄貴分としてMMAの練習を開始。15年10月にプロMMAデビュー。19年から20年にBellator 4連勝をマークも、21年11月、パッチー・ミックスのギロチンで3R一本負け。フェザー級に戻した23年9月にジェームズ・ゴンザレスに判定勝ち。24年3月にレアンドロ・イーゴに判定負け。25年6月の971FCでファブリシオ・ソアレスをアームバーに極めた。RIZINデビュー戦で摩嶋との寝技師対決となるか。  自身の会社の作業衣で入場した摩嶋。  1R、ともにサウスポー構え。中央を取り摩嶋はダブルレッグもそこに右のギロチンを合わせたギャラガー。フルガードの中で絞めるが、首を抜いた摩嶋はマウント、ハーフに戻すギャラガーに左で枕、右で脇差し、パスガード、マウントの摩嶋は右で脇差し。  ハーフで左に頭を着いてパス狙いに、下のギャラガーは足関節狙い。抜いてトップで押さえ込んで行く摩嶋はギャラガーの頭を詰まらせて右のパウンド、左右のヒジ! トップのままゴング。ギロチンを極めさせずにトップコントロールの摩嶋のラウンド。  2R、オーソになるギャラガー。左から右の入り。サークリングからシングルレッグに入る摩嶋。またもギロチンで下から絞める選択し、クローズドガードで絞めるギャラガーに頭を抜く摩嶋。トップからケージまで運んで頭を詰まらせると左枕でマウント!   ギャラガーの背中をべったり着かせてスペースを作らせずにヒジ! ハーフにするギャラガーを抑え込んでヒジ。ギャラガーは右脇を潜ろうとするが、剥がす摩嶋がヒジ! ギャラガーは出血。ゴング。1R同様に2Rもトップから攻めた摩嶋が取った。  3R、詰めるギャラガーに組んで大外を狙う摩嶋。両差しのギャラガーの崩しでトップを奪うのは摩嶋! ハーフから動こうとするギャラガーの左脇をすくって肩固めを狙いつつ右腕で頸動脈を絞めるとギャラガーが失神!  摩嶋が一本勝ち。セコンドの毛利代表、森戸レオス代表らとハグをかわした。3R 2分25秒、摩嶋が肩固めで勝利。ギャラガーはテイクダウンにカウンターのギロチンも、そこからの展開を作れず。 摩嶋はマイクを持つと「今回福岡で試合ってことで、隣の山口県からいっぱい仲間が来てくれています。格闘技を始めて地元の山口でやって、こうして大きな大会に出られてBellator6位という強豪に勝てたってこと、この声援があったからです。ありがとうございました。まだまだもうちょっと格闘技頑張ろうと思っているので、目標・金原(正徳)さんと言っているのでそれくらいまでは努力しようと思っています。まだ応援お願いします。次の試合も山口の大先輩・浜崎(朱加)選手が試合するので応援お願いします」と話した。 [nextpage] ▼RIZINライト級(71.0kg)5分3R〇ヌルハン・ズマガジー(カザフスタン)70.95kg[判定3-0] ※29-26×2, 30-25×天弥(和術慧舟會HEARTS)74.50kg ※体重超過  ズマガジーは、Alash Pride FCライト級暫定世界王者。同じカザフスタンのダウトベックの弟分で、サウスポーから左の強打を誇る。23年1月にプロMMAデビュー。破竹の5連勝も、24年7月のUAE Warriorsで現在11戦無敗のヴラディスラヴ・ルドニエフ一本負け。24年12月、Alash Prideでリナート・サヤクバエフとの暫定王座決定戦で1R TKO勝ちで戴冠。  25年2月にジュラベク・テシャボエフを1R左ストレート一閃、KO勝ち後、5月にはクレベウソン・シウバにもTKO勝利。11月のRIZINデビュー戦でPANCRASE王者・雑賀ヤン坊達也を1R左ハイでダウンを奪いダースチョークに極めて、僅か1分で一本勝ち。今回、PANCRASEでヤン坊と激闘を繰り広げた天弥を相手にRIZIN2戦目に臨む。MMA10勝1敗。  天弥は“日本ライト級最凶の拳”を持つライト級ファイター。極真空手ベースで、23年3月、PANCRASEネオブラライト級決勝戦でプロMMAデビュー。芳賀ビラル海に1R TKO勝ちで優勝。以降もPANCRASEを主戦場とし、6月の神谷大智戦でグラウンドでの顔面ヒザで反則負けによるプロ初黒星を喫したが、8月には木村裕斗を1R僅か29秒、パウンドTKOで勝利。  24年3月、松本光史に判定勝ち後、9月のライト級次期挑戦者決定戦で葛西和希を1R TKO。25年4月、雑賀ヤン坊達也のライト級王座に挑戦。死闘の末にTKO負け、王座奪取ならず。12月、再起戦にして初の国際戦でクリストフ・キルシュを1Rリアネイキドチョークで極め、プロ初の一本勝利を飾った。今回、RIZIN初参戦で、PANCRASEで自身の挑戦を退けたヤン坊のことを1Rフィニッシュしたズマガジーと対戦する。MMA5勝2敗。  前日計量で天弥が3.5kgオーバー。対戦相手のヌルハン・ズマガジー(カザフスタン・70.95kg)が試合を望んでいるため、「JMOCおよび主催者により、試合実施の可否について慎重に検討中」となっている。  本誌の取材によれば、ルール上、体重超過の上限のリミットは無いため、JMOCと主催者の検討の結果、実施可能と判断されれば、あらためてズマガジー陣営に確認の上、試合は行われる。またその際に、規定により天弥の戻し体重の制限は行われない。主催者は実施の判断を「11日中」とした(※【続報】天弥の試合は“ノーコンテストルール“で実施に)。  1R、サウスポー構えのズマガジー。オーソの天弥。中央に出るズマガジー。右インローをかわしたズマガジー。詰める天弥に回るズマガジーは右ハイを空振り。  天弥は左関節蹴り、右で出入り。ズマガジーも左ミドルで押し戻す。打点の高い左前蹴りを見せるズマガジー。左ミドルも。その打ち終わりに右を振る天弥。  さらに右で詰めるがさばくズマガジーは左の蹴りを上下に突く。天弥は左ロー。左ジャブから右のステップインでガードに届かせる。右をダブルを突く天弥。左前蹴りも。その入り終わりにズマガジーは左ボディを突く。初回はジャブ、前蹴りのズマガジーのラウンドに。  2R、ズマガジーの右に組みを見せる天弥。左ハイを突くズマガジー。ブロッキングの天弥は右ミドルハイ。ズマガジーは右足を外に踏んで左ストレートを狙う。さらに左ボディから左テンカオとボディ狙い。ノーモーションの左を突く。さらに強烈な左ミドル。  詰める天弥の左がヒット! しかし、下がらず回って立て直したズマガジー。左奥の手がノーモーションで出てくる。右ハイも突いて天弥を受け手に回らせる。ズマガジーの右の蹴りを掴んで突きの天弥。  ズマガジーは左ヒザのフェイントから左手を顔面に押すが、アイポークに。中断。再開。喧嘩四つの前手争いから、天弥は左の関節蹴り。詰めるズマガジーに右ハイで押し戻す。右の蹴りを使ってペースを握りたい天弥だが、有効打はズマガジーか。  3R、減点2があるなかフィニッシュが欲しい天弥。天弥の右を巧みに外すズマガジー。右ハイ。左関節蹴りの天弥。ズマガジーは左ヒザ、左ミドルハイと間合いを保つ。天弥は左から右を届かせると。中に入るとズマガジーは左前蹴り。さらに右に回って左の蹴りを腹に。  詰めてダブルレッグに入った天弥。クラッチを組んで尻を着かせるが、座ったズマガジーは下からレッスルアップでテイクダウンして上に! クローズドガードから足を解いてケージを使い立とうとする天弥。  立ち上がるとも残り40秒、左右で前に出た天弥にボディロックテイクダウン! バックからリアネイキドチョーク狙いも天弥は亀に。ズマガジーが手首をコントロールしてゴング。右の蹴りを当てた天弥に、サウスポー構えのボクシングとあらためて組みの強さも見せたズマガジー。  判定まで行ったことで、天弥の勝ちは無し。判定3-0でズマガジーが勝利した。採点は事前に「減点2」が天弥につくなかで、ズマガジーが29-26, 30-25, 29-26で勝利した。天弥は階級転向も視野に入るか。 [nextpage] ▼RIZINフライ級(※57kg)5分3R×本田良介(タイガームエタイジム)56.85kg[1R 4分59秒 TKO] ※左フック、右ST→パウンド〇火の鳥 HINOTORI(BRAVE GYM)56.75kg  インサイドから放つ左ストレートを得意とし、多彩な技を正確に繰り出す打撃、さらにテイクダウンからのトップキープと、総合力が高いファイター。10歳の頃に友達に誘われ柔道を始め、その後はテレビで総合格闘技を見て強くなりたいと20歳まで柔道を続けるも不完全燃焼のまま社会人に。その後、格闘技を諦めきれず24歳でMMAを始めた。  2016年、全日本アマチュア修斗優勝。17年に修斗でプロデビューし、12月フライ級新人王に輝く。18年7月よりストロー級転向。11月の猿丸ジュンジ戦でテクニカル判定負け、プロ初黒星。19年9月に第6代修斗同級王者・黒澤亮平にスプリット判定勝利のアップセットを起こすと、20年7月には小巻洋平に1R一本勝利で3連勝。21年3月より主戦場をDEEPへ移す。22年DEEPフライ級GP参戦、1回戦で元ストロー級王者・越智晴雄に判定勝利の大金星で勢いに乗ると、松場貴志、伊藤裕樹を判定で下し決勝進出。しかし23年5月の決勝で福田龍彌に判定負け、GP準優勝の結果に。  その後タイガームエタイジムのトライアウトに合格しタイに渡り、様々な選手と研鑽を積む。12月よりONE Friday Fightsに参戦。デイブ・バンギギに判定勝利でデビュー戦を白星で飾ったが24年は同大会で3戦を1-2で負け越す。同年12月、約1年半ぶりにDEEP参戦。関原翔を相手に1R反則の顔面蹴りで失格負けに。25年3月の再起戦ではKENTAに判定負けで苦しいキャリア3連敗に。背水の陣で臨んだ8月、力也を得意のリアネイキドチョークに極め1年3カ月ぶりの勝利で、再起。  今回、注目のプロスペクトを相手に総合力の差を見せて故郷に錦を飾るとともに、2連勝で完全復活を遂げ、フライ級で頂点を目指す。  バックボーンは16歳から22歳まで経験したフリースタイルレスリングで全国5位、20歳以下全国2位の結果を残し、アジア大会出場経験も持つ。RIZINで活躍する後輩の武田光司に影響され、MMAの練習を29歳から開始。24年10月、POUND OUTフライ級でプロデビュー。同じくデビュー戦の樋口幹太をケージレスリングで圧倒、打撃でも前に出続け判定3-0勝ち。11月に行われたBLACK COMBATの日本オーディションではそのボテンシャルの高さを見せ、関係者を驚かせた。  その後25年8月に韓国で開催されたRING Championshipでプロ2戦目にして初の国際戦のチャンスを得ると、ソン・ミンソを相手に2R終了間際にカウンターの右を突き刺しダウンを奪い、TKO勝利を収めた。11月、現在のリングネーム火の鳥に改名して臨んだ初参戦のDEEPでは木村琉音にスプリット判定負けを喫し3戦目で初黒星。しかしそのアグレッシブなファイトスタイルが観客を魅了し、注目を集める。26年2月のDEEPでは、WARDOGストロー級王者の中務修良を自身が得意技とするツイスターで極め、2R一本勝利の大金星を挙げた。  地元の九州で、プロ5戦目かつMMAを始めて3年でRIZINデビュー戦を飾る今回、幻の火の鳥のごとく、あるいは憧れのマキシモ・ブランコのごとき爆発力を見せつけ、年齢差は3歳ながらもMMAキャリアで勝る本田に勝利し、一気にその名を轟かせるか。  1R、サウスポー構えの本田に右インローの火の鳥。左から右で詰めるが、本田も右を返して左ミドル。中央を取る火の鳥に本田は後ろ廻し蹴り。かわす火の鳥は右インロー。本田の左ハイをガード。ジャブを突く火の鳥に左ミドルをガード上に当てる。  左から右ボデイを突く火の鳥。サウスポー構えの本田は右から左ストレートを伸ばす。火の鳥の組みを切った本田。火の鳥は左ローを掴むも足を抜く本田。ダブルレッグも切る。  左ハイを打つ本田。ブロッキングの火の鳥は左右回転速く前に。さばく本田は左インロー。本田の左ヒザに右ストレート。  本田は左ストレートで火の鳥にヒザを着かせるが、ケージまで詰める火の鳥は左外に出て左フックからの右ストレートで本田をダウンさせるとパウンド!  1R 4分59秒、TKO。BREVEの一般会員から網膜剥離を経て、マキシモ・ブランコからも指導を受ける火の鳥が、MMA5戦目にして実力者の本田を下す大金星を挙げた。「ホンダ、ハッピー、サンキュー!」と叫んだ火の鳥は、「僕まだまだ強くなるので、DEEPとRIZINで活躍していこうと思うのでよろしくお願いします」とマイクアピールした。 [nextpage] ▼RIZINバンタム級(※61.0kg)5分3R〇宮川日向(SMOKER GYM)60.95kg[判定3-0] ※29-28×2, 30-27×井上聖矢(THE BLACKBELT JAPAN)60.90kg  宮川は、SMOKER GYMで培った「殴り倒すスタイル」を信条とするストライカーで現在、萩原京平とともにTRIBE TOKYO MMAで出稽古中。  14歳の中学生時代、友人の父が、経営する工場内に設置してくれたジムでスパーリングをしたことが格闘技にハマるきっかけとなりキックボクシングを開始、18歳まで続けると、専門学校入学を機に大阪にジムの移籍先を探していたところ、たまたまSMOKER GYMと出会い、自分が得意な打撃で総合格闘家たちに圧倒されたことで「ここで強いMMAファイターになろう」と決意。ジムの先輩・萩原京平の背中を追い、TRIBE TOKYOでの出稽古も共にしている。  地下格闘技で15戦14勝1敗の経験を積み、21年11月、DEEPの大阪大会でプロデビュー。その後GLADIATORに戦いの場を移し、22年6月に判定負けを喫した秋元強真戦を含めてデビュー以来4連敗。その後23年9月のGLADIATORで得意の右ストレートからパウンドでTKO勝利を掴むと3連勝3TKOと波に乗り、なかでも24年6月のDEEP大阪大会では2R途中に相手のパンチでダウンを喫するも逆転のパウンドアウト勝利をもぎとっている。その後は勝ち負けを繰り返し、25年2月にルキヤに2R TKO負けし、2連敗後の25年9月、TTF CHALLENGEで上田直毅を相手に5分2R +延長1R終了5R2分+延長1Rの末、判定3-0勝利。  11月、尊敬する萩原がメインイベントを飾る神戸大会オープニングファイトでRIZIN初参戦。1R 1分52秒、MG眞介に強烈なカウンターのストレートを炸裂、グラウンドパンチでデビュー戦をTKO勝利した。  RIZIN2戦目で本戦出場を果たす今回、MMAデビュー戦の井上との殴り者対決を制し、再起戦の萩原へとバトンをつなげるか。  井上聖矢は、弟の舜矢とともに井上兄弟として地元・熊本県のキックボクシング団体RUSH ONを主戦場に九州で活躍。10歳から15歳まで、先に極真空手を始めた弟に喧嘩で負けないようにと自分も習い始め、中学1年の時にJKJO全日本ジュニア空手道選手権大会出場。16歳からは「殴り合いが楽しそうだから」と、キックボクシングを始める。  23年10月、福岡で開催のKPKBにてプロデビュー戦をKO勝利したが、2戦目では判定により初黒星を喫した。24年、次世代スター発掘育成プロジェクト「KNOCKOUT FIGHTER」オーディションを突破し、兄弟揃って五味隆典のチームに参加した。24年11月、RUSH ONフェザー級トーナメント参戦。上村玲音に1R KO勝利を収めると、25年2月の決勝でNAOYUKIを2R KOし、初代王者に輝いた。  25年5月、韓国大会の第1試合でRIZINデビュー。試合は62kg契約キックボクシングルールで、カン・ボムジュン相手に3R判定勝利。9月には宮崎の地下格闘技大会でBreakingDownに出場している三河拳士とエキシビションマッチ、12月に地元熊本で、MMA転向前の最後のキックボクシングルールマッチとして、弟の舜矢とエキシビションマッチを行った。  弟とともにMMA転向にあたってはTHE BLACKBELT JAPANに所属し、UFCフライ級鶴屋怜らと研鑽を積んでいる。プロMMAデビュー戦を地元九州のRIZINという大舞台で迎える今回、同じキックボクシングをバックボーンとするストライカーの宮川をKOし、デビュー戦を白星で飾れるか。  1R、ともにオーソドックス構え。宮川はジャブ突き井上をケージに詰めてダブルレッグからクラッチして持ち上げ中央側にテイクダウン。両足をまとめてすぐにバック、両足をボディトライアングルに組む。背後からヒジ、パウンドの宮川。井上が最後にずらして足を解いた宮川が離れてゴング。  2R、中央を取る宮川。井上の右ローに宮川は右オーバーハンドとテイクダウンのレベルチェンジを見せる。井上の詰めには左ジャブを当てる宮川。井上もワンツーの右を返す。さらに右ローをヒット。  左から右を伸ばす宮川。ジャブの刺し合いから井上の詰めに右ストレートを突くと、宮川の右ローの打ち終わりにダブルレッグテイクダウン、バックに回り両足フック。さらにボディトライアングルに移行。足を解いてマウントから離れ際にサッカーキック! さらにパウンドに井上が立つ。  3R、詰めて右ローの井上。ジャブの刺し合いから宮川は左右フックをまとめて離れる。左ボディの井上。左回りから右を突いて、相手の打ち返しにダブルレッグからケージに詰めてテイクダウン。そして放し際に右ヒジ。  宮川の右をスリッピングアウェーで逃がす井上だが、足がまとまり、そこに宮川のダブルレッグが入る。ケージに座る井上はヒジ。立ち上がりに。そこを崩そうとする宮川。ブレーク。  詰める井上。左回りの宮川は井上との打ち合いの中でダブルレッグ、シングルレッグに移行。ヒザを突いて前に出る井上だが、ここも宮川はダブルレッグテイクダウン。ケージ背に上半身座る井上。立って足を広げようとするが宮川は再び束ねて尻を着かせてゴング。  判定は2者が29-28、1者が30-27で宮川を支持。TRIBE TOKYO MMAでのトレーニングの成果を発揮してMMAの経験差で上回った。 [nextpage] 【オープニングファイト】 ▼RIZIN MMA特別ルール フライ級(57.0kg)5分2R×八尋大輝(ニコニコファイトクラブ)56.65kg[判定0-3]※18-20×3〇岡本 舜(LIBRE)56.50kg  空手と柔道をベースに持つ八尋は6勝2敗。34歳。岡本は2勝無敗。35歳。  1R、右フックを打つ岡本に八尋は右ミドル。組み合った状態から岡本が首相撲に捕らえてヒザ蹴りを連打する。ジャブ、ワンツーで圧をかけていく岡本だが、八尋の右ストレートで岡本が倒れ込む。すぐに立ち上がり、前に出る岡本。八尋はステップでかわしていくが、ケージを背にしたところで岡本の左右連打をもらってしまう。岡本は右インカーフ、八尋も右カーフ。  どんどん前に出る岡本が左右フック、八尋がジャブを出したところでシングルレッグのテイクダウン。すぐに立つ八尋だが岡本がスタンドで肩固めの体勢を作ってそのままテイクダウン。パウンドを打ちながら肩固めを極めに行くが、残り時間僅かで八尋が立ち上がる。すぐに岡本がバックを奪ってパウンド。  2Rも前に出る岡本が、ボディへの連打からダブルレッグでテイクダウン。サイドをとると八尋がブリッジ、すぐに岡本がバックを奪う。岡本を背負ったまま立ち上がる八尋。岡本は右腕で殴り、その右腕を首に巻いて後ろに倒れる。  八尋は半回転で正対し、パウンドを打とうとしたが岡本が下から横三角の体勢に。解除した岡本が八尋の両足を抱え、再び上に。岡本が右で細かい連打。八尋は右腕で岡本を抱え、両足を岡本の左足に絡めて防御する。そのまま試合終了。  判定3-0で岡本が勝ち名乗りを受けた。 [nextpage] ▼オープニングファイト第3試合 RIZIN MMA特別ルール バンタム級(61.0kg)5分2R×山崎鼓大(BLOWS)[1R 4分03秒 TKO]※パウンド〇有松朋晃(MMA RANGERS GYM)  1R、サウスポーの山崎は左ミドル、ジャブ、左インロー。互いに出入りするが、山﨑が長い手足で先手を取る。有松がシングルレッグに入るが無理せず離れる。有松が右ストレート。上手く近づくとシングルレッグを取るが山崎は離れる。有松が入って来るところに山崎は左ヒザを合わせた。これを2度決める。  山崎が左の三日月蹴り、有松は右ストレート。有松が踏み込もうとすると山崎は素早くバックステップで間合いを外す。山崎が左ミドルハイ、左ボディ。有松が右ストレートを伸ばすと山崎はバックステップ。有松が入るところに今度は右フック、左ストレートを合わせる山崎。  有松が踏み込んで左フックから右フック、さらに左フックを打ち抜き、山崎はダウン。すぐに立ち上がるも有松が連打で畳み込み、山崎がダウンするとパウンド。レフェリーがストップした。 [nextpage] ▼オープニングファイト第2試合 RIZIN MMA特別ルール ライト級(71.0kg)5分2R〇大木良太(Krazy Bee/TEAM SALT)70.70kg[判定3-0]※20-18×2、19-19(マスト大木)×荒井銀二(BRAVE GYM)71.00kg  大木は、17年からプロ5連勝後、21年7月にDEEPライト級暫定王者決定戦で、大原樹理に3Rテクニカル判定負け。同年10月に石塚雄馬にも判定負けで2年のブランクを作ると、23年7月の前戦で北岡悟と対戦。スプリット判定負けを喫した。負傷から2度の手術を経て2年4カ月ぶり復帰戦となった25年11月の前戦は、DEEPで倉本大悟に2R TKO負け。  荒井はBRAVEジムの新鋭。戦績はまだ5戦3勝2敗ながら、24年11月に中村雄一戦に1R TKO勝ち。4月の『GLADIATOR 030』でも田口翔太を相手に1R TKO勝利を収め、2度の初回フィニュシュ勝利を飾ると、25年9月にチハヤフル・ヅッキーニョスにスプリット判定で惜敗。12月に平石光一に小内刈テイクダウンからリアネイキドチョークを極めて自身は初の一本勝ちをマークした。  1R、サウスポーの大木は右ローを蹴り、左ストレートを打ちながら前へ出て組みに行く。荒井をケージに押し付け、荒井の右腕を小手に巻くが離れる。大木の左ストレートに荒井が右インローを蹴ったところ、ローブローとなり試合は中断。大木は悶絶する。荒井には警告。再開後、荒井は右ボディストレート、大木は左ストレートから組み付き、シングルレッグでテイクダウンを狙うが荒井はケージを背にして防ぐ。ブレイク。  大木の左ストレートに荒井は右ミドル、大木も左ミドルを返し、左フックから組み付く。荒井はヒザを蹴って離れる。左のパンチから組み付きを何度も仕掛ける大木に、荒井は右フックと右ストレートで迎え撃つ。何度も被弾しながらようやく組み付いた大木はシングルレッグ。荒井はケージを背に耐え、大木を突き放す。荒井は右ボディストレートから右ストレート、右の三日月蹴り。  2Rも左ストレートから頭を下げて組み付こうとする大木。今度は右アッパーを突き上げて組み付く。シングルレッグでテイクダウンを狙うが、荒井は小手を巻く。ブレイク。大木はまたも左右フックから組みに行ったが、右腕を腰に巻いた荒井が投げ、すぐに立ち上がる大木をケージに押し付けるもブレイク。  大木が左ストレートからケージを背負った荒井に左右フック連打。荒井は体勢を入れ替えてケージに押し込む。ブレイク。すぐに突進する大木が組み付き、荒井は両脇を差す。大木はシングルレッグからボディロック、荒井は右腕を小手に巻いて投げようとするがブレイク。再開すると大木がすぐに左右フックで突進して組み付き、荒井をケージに押し付ける。  判定3-0(1人はマスト)で大木が勝利、手を挙げられた大木は男泣きした。 [nextpage] ▼RIZINキックボクシングルール 57.0kg契約 3分3R〇今村流星(フリー)56.85kg[2R 0分58秒 KO]※右カーフキック×YU-KI(隆真ジム)56.95kg  今村は3勝1敗、YU-KIは3勝8敗2分。  1R、YU-KIが左インロー、今村はワンツーを打って前に出る。今村は右ストレートから左ボディ、YU-KIにケージを背負わせて連打を見舞う。一度離れるも今村は右ストレートから右カーフ。YU-KIはふらつく。  今村の右カーフに足を上げるYU-KIはケージを背負ったまま今村の左右フック、ボディ、右ハイをもらい、右カーフでダウン。サウスポーになって手を出すYU-KIだが、今村が右ストレートを打ち抜いて2度目のダウンを追加する。  2Rが始まるとYU-KIはワンツーの連打で捨て身で前へ出る。右カーフも蹴るが、今村の右ストレートをもらって後退。今村の右カーフでふらつき、右のフェイントからまた右カーフを蹴られるとダウン。ここでレフェリーがストップした。
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