ボクシング
インタビュー

【ボクシング】那須川天心が「エストラーダより怖かった」という葛西トレーナー「あのボディは私も練習中に何度か落とされそうになった。もっといいもの持ってますから。まだまだもっと強くなる」

2026/04/12 02:04

人に負けを晒すって怖いじゃないですか


――あと拓真選手に何かメッセージは?

「メッセージですか? 特になにもないですね。特になにもないですけど、一応この勝ったというご報告だけさせていただきます」

――リング上でちょっと怖かったと言っていましたが、それはどういうことですか?

「試合に挑むまでのことですかね。不安なものも出てきたりとか、いろんな葛藤ですかね。ちょっと怖かったですよね。でも戦ってると、6~7R目ぐらいから、本当に自分のやるべきことだけに集中できたというか。ゾーンじゃないですけど、そんな感覚がずっとありました」

――連敗したらっていうことが頭にありました?

「連敗したらとかはあんま考えてなかったですけど。最初はちょっと思ったんですよね。負けたらどうしようとか。負けたらとかっていうのは出てきたんですけど、でもなんだそれ、みたいな。負けとかじゃねえだろみたいな。どんだけピンチでも、一発当てれば勝てるんだっていうところをしっかり磨いてきたので。そこを乗り越えられてここまで来れたっていうのは自分でも成長できたなとは思ってますね。

 何が怖かったんですかね。やっぱ人にね、負けを晒すって怖いじゃないですか。僕は失敗だとは思わないですけど、負けるって失敗だと思うし。人前で大恥をかくっていうのは怖いことだと思うし。だけど挑戦してる人とか、日々をしっかりと送ってる人、一生懸命やってる人しかそういうことってできないと思うから。でも、応援してくれてる人に同じことを2回起こすっていうのは本当に嫌だったんで、そういった人のためにも絶対負けられなかったですね」


――今日は世界戦のない日でしたけど、盛況な状況だったと思います。無料放送、有料放送っていう議論が最近出てきてますけど、ボクシングは有料コンテンツですけど、那須川選手っていうコンテンツを売るためには、テレビに出たり、話題に出たりと色々考えてらっしゃると思うんですけど、今のご自身の状況と今後さらにある程度ボクシングを広げてこられて、もっとこうなって欲しいというのは?

「多分、僕って選手で見られてる人もいるんですけど、一個の生物みたいに見られてる人も多いと思うんですよ。こいつ何なんだろうみたいな。そういう風に選手って思われないといけないなって僕は思うんですよね。表に立ってる以上。だから試合します、応援お願いしますだけだと、その瞬間は見てもらえるかもしれないですけど、今後の歴史に残るかって言ったらあんま残んないと思うし、流れてっちゃうと思うんですよね。だから本当に人間らしさというか、思ってること、感情だったりとか、そういうのをしっかりと世の中に出していくのは僕は大事だと思うんで。だから、よくいろんなこと言われるけど、ちゃんと自分は自分の信念を持って言うし。常に自分が考えてるのは、AIにできないことを僕はやるっていう、そういう感じですかね」

――メディアをどういうふうに広げていきたいとか、そこまで考えていますか?

「僕は自分の国みたいなのを作るっていうイメージでいますね。自分のファンっていうか、質のいいお客さんといいますか。自分のことを本当に応援してくれてる、そういう人を大事にしていきたいなって思っているので。だから見てる人も、何が本当で何が嘘かっていうのをもう結構分かってると思うので。SNS とかもうみんな飽きてると思うし。本当にこれはどうなんだろう、本当なのか嘘かなっていうのをしっかりと見抜けられるような人に応援してもらいたいなと思ってます。メディアもそうですね。だから、あぐらかいていたメディアもダメだと僕は思うし、選手もそうだと思うので、しっかり言いたいことは言ってくっていうのは大事かなと思います」


――今回初めてラウンド間に毎回座ったと思うんですけど、その狙いは?

「葛西さんに絶対座れって怒られたんで、そこは約束だからなみたいな感じで。もう多分今後は絶対に座ると思います」

――葛西さんの狙いは?

葛西「ボクシングは座るんですよ。昔は12R、15Rだったんですよ。その前はもっとだし。そういうのがボクシングなんで。なるべく消耗をしないで相手を倒していくのがボクシング。それを伝えたかったので、言うこと聞いてくれて良かったです」

――座ってみての消耗の減り具合は?

「同じ景色がずっと見れて集中できたんで。あれ癖だったんですよ。癖になってたんで、もう多分ずっと座ることができると思うので。もう大丈夫」

葛西「座りたくなかったんだ」

「もう座れるんで。一回座った経験がありますので」

――葛西さんに。実戦での作戦だったりと、実行できたこと、できてないことは?

葛西「作戦は、左ボディは本当に磨いてきたんで。でもそれだけじゃないんですよね。いろいろ全てのパンチを磨き上げたんで。で、今日も全部出てるんですよ。全部出てるけど繋がってないだけで。もっと繋がっていくと、もっと早い段階でチャンスも来るし。その辺はまだ時間があるんで、今回は時間がなかったんで。まだ時間があるから、感覚的に指導したいなとは思ってます」

――それでは那須川選手、最後に締めの言葉を。

「本当に勝つことができてホッとしてます。これからもボクシングしっかり盛り上げたいなと思いますし、必ずリベンジしますので、僕の船に乗っていただければ嬉しいなと思います。今日はありがとうございました

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