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【KNOCK OUT】格闘家としての“終活”のため帰って来た心直「K-1でやってきた3年間が無駄じゃなかったことをここで証明してやる」、石川直樹はレフェリーに「首相撲でブレイクしないようにお願いしたい」

2026/04/01 04:04
【KNOCK OUT】格闘家としての“終活”のため帰って来た心直「K-1でやってきた3年間が無駄じゃなかったことをここで証明してやる」、石川直樹はレフェリーに「首相撲でブレイクしないようにお願いしたい」

K-1グループから戻ってきた心直(左)を迎え撃つ石川

 2026年5月15日(金)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT.64』(U-NEXT配信)の追加対戦カード発表会見が、3月31日(火)都内にて行われた。

 KNOCK OUT-REDバンタム級3分3Rで、石川直樹(KICKFUL GYM)vs.心直(REON Fighting sports GYM)が決定。


 Krushに参戦していた心直が、約2年9カ月ぶりにKNOCK OUTに戻ってきた。心直によれば2月25日付けで契約が満了となり、ヒジありでやりたいということでKNOCK OUT復帰が決まったという。


 会見で石川は「いつも言っているんですけれど、僕はもうKNOCK OUTのREDのベルトしか見てないので、ここもしっかり勝ってベルトに近づきたいと思っています」と、タイトル挑戦への足がかりにしたいとする。

 心直は「KNOCK OUT関係者の皆様、KNOCK OUTファンの皆さん、お久しぶりです。帰ってきました、心直です。完全に私事なんですけれど、前回のKrushの試合で若手の子に負けて。僕がやってきた格闘技が全部崩れた感覚があって。ちょっと引退も考えて、年明けもずっとダラダラ過ごしてたんですけれど、どっか心の中にいるっていうか、簡単に言うとリトル心直が『お前こんなもんじゃないだろ』と。


 25歳になる年なんですけれど、最後の終活も考え始めまして。やりたいこともたくさんあるので、その野望を一つ叶えるために、最後結果としてKNOCK OUTのベルトも見ていきたいし、そこから先の世界も見ていきたいなというふうに思ってて。自分が何が一番強いかなと考えた時に、やっぱりヒジありだなっていうのもあって。石川直樹選手とは練習もしたことがあるし、煽り合うとかも正直気まずい仲の相手というか、言ってもしょうがないんで、ここはしっかり分かりやすい形で勝って、最高のスタートを決めようと思います」と復帰の挨拶。

 互いのファイトスタイルの印象を聞かれると、石川は「上手い選手だけど、気持ちはあまり強くないのかなって(笑)。練習もしたことあるし。でも、練習の中の首相撲ってすぐ止めるし、もちろんヒジもないので、試合になると今までの練習とは全く違った展開になるので、それはすごい楽しみですね」と評する。


 心直は「キックボクシングで言ったら、僕はずっとK-1でやってきて、勝ってではなかったんですけれど、しっかりやることやって、自分と向き合ってきたっていう自負があるので、キックボクシングには大きな差があるかなと思うんですけれど。オープンフィンガーのムエタイルールっていうところで、タイプが全然違うので、ちゃんと対戦相手として見てるし、油断もしてないし。首相撲は本当に強い選手。昔から知ってますけれど、そういう印象ですね」とした。

 心直はオープンフィンガーグローブ着用について「Krushでも1試合やって負けちゃったんですけれど、感触としては別に悪くはないかなと自分の中では思っていますね」と、自信はあるとする。


 互いにタイトルを目指す上で、この試合の位置づけはどういうものか、と聞かれると石川は「本当はね、星(拓海)選手とやりたいって山口代表には伝えたんですけれど、アゴを折っちゃったってことで。この試合は絶対落とせないですね。星選手とやるにしても、乙津選手とやるにしても、どっちでもいつ来てもいいように準備はできてます」と、星か乙津との試合につなげたいという。

 心直は「乙津は知っての通り、僕は結構因縁がある。1勝1敗の選手なので、僕とはどこかでしっかり最終決着じゃないですけれど決めたいなと思うんですけれど、前回太りすぎて計量オーバーしたみたいなので、そこはバンタムのベルトはもう返上するのかなと思っているので眼中にないです。星選手は上手いし強いので…あ、今は石川選手の話ですよね。星と石川選手が王座決定戦してもおかしくない立ち位置の選手なので、ここで僕が勝って全部塗り替えようかなという気持ちですね」と、石川に勝って一気にベルトへ王手をかけたいとした。


 練習で石川に対して苦手意識があったか、と質問された心直は「見た目が怖いぐらいです。堅気寄りな見た目じゃないじゃないですか。それが怖いなって思いますけれど、ファイトスタイルは別に。うちのジムにはロムイーサンとか、あともう一人タイ人の先生がいるんですけれど、その先生もゲーオワンガーンの従兄弟で、毎日しごかれているので、首相撲で来てもそこで競り勝つぐらいの気持ちではありますね」と、石川が得意とする首相撲にも対抗できるとの自信を口にした。

 これに石川は「今までも首相撲を凄い警戒されていて。石川選手と決まってから首相撲をやり込んできましたって必ず言われるんですけれど、もうそれじゃ絶対遅いんで。間に合わないので。そのさらに上を行くので、その辺楽しみにしていてください」と、付け焼刃では対抗できないと宣告。

 しかし、心直は「それで言うと、僕はKNOCK OUTにいる時からロムイーサンと首相撲をやってたので。K-1グループにいる時も組み際の練習もあるので。首相撲を練習していたというか、組み際の対応とかはやってたので。石川選手に言うのもアレなんですけれど、首相撲もしっかり見てる皆さんにお見せできる自信はあります」と反論した。


 その心直には、どんな終活を見せたいと考えているのか、との質問。

「僕は高校生ぐらいの時に初めて新人王を取って、その後シュートボクシングに対抗戦で行ったりとか、新日本キックで泰史選手に勝ったりとか。その時自分は一番スポットライトを浴びてたのかなと思うんですけれど、実力的な意味で。今はキャラクター性も相まって、違った意味で皆さんを盛り上げてると思うので、僕はどっちも取りに行きたいなというのもあったので。知名度もそうですし、しっかり実力でもここは見せられるかなと思って。それが僕の終活ですね。心直は面白くて強かったなって、最後は見せたいです」と、実力とキャラクターの両方を兼ね備えた自分を見せたいとした。

 石川は、ヒジ打ちなし、つかみ無しのキックボクシングをやってきた選手に対して、ずっとヒジあり首相撲ありでやってきた選手として、そんな甘いもんじゃないよというものを見せたいという気持ちはあるかと聞かれると「はい、もちろんです」ときっぱり。


「僕の場合、組めば絶対勝てるんですけれど、組むまでに倒されちゃうことが多いので、その組み方っていうのを今は徹底してやってますね。でも組んだら、これはレフェリーの方に言いたいんですけれど、絶対に動きのある首相撲、ヒジ・ヒザができるので、なるべくブレイクしないようにお願いしたいです」と要望する。

 心直もすかさず「別に僕も組めるので、レフェリーの方にはぜひ止めないでお願いします」と、自分たちの首相撲を止めるなと言い放った。

 OFGは通常のグローブよりも組みやすく、首相撲をやりやすいと言われるが、OFGだと何倍強くなるかと聞かれた石川は「今の首相撲の練習もグローブ着けてやってますけれど、OFGは普通のグローブより入っていくし、ロックした時に素手よりもグローブがあるぶん抜けないし、滑らない。めちゃくちゃ何倍も強いです」と、OFGでさらに強い首相撲が出来ると答えた。

 最後に、石川は「ここは必ず勝ってベルトに近付きます」、心直は「K-1で見てた人も多分この試合を見てくれると思うので、K-1でやってきた3年間がしっかり無駄じゃなかったということをここで証明してやるので、皆さん期待してください」と力強く語った。

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