2026年5月15日(金)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT.64』(U-NEXT配信)の追加対戦カード発表会見が、3月31日(火)都内にて行われた。
会見の最後に、3月14日(土)東京・後楽園ホールで開催された『KNOCK OUT.62』の第10試合、バズーカ巧樹(菅原道場/BRAID)vs.剣夜(SHINE沖縄)の裁定についての発表があった。
同試合は1Rに剣夜が左フックでダウンを奪い、追い上げるバズーカが3Rに飛びヒザ蹴りでダウンを奪い返し、28-27×3の判定3-0でバズーカの逆転勝利となったが、試合後に剣夜側が審判団に3Rのダウンについて異議申し立て。
審判団が協議検証した結果、レフェリーが両者にストップをかけ、「ストップ」と発言した時点でバズーカの足は床に着いていて(つまり飛びヒザ蹴りを出す前)、同時にレフェリーが手で同選手を制止していたことが確認された。そのため、ダウンを奪った飛びヒザ蹴りを有効だと認めることが困難と判断されたため、ダウンは無効に。この試合の結果は28-28のドローに変更となった。
この件に関して、2月15日の『KNOCK OUT.61』での壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)vs.前田大尊(マイウェイジム)の判定結果が変更となったことと併せて、2大会連続で和田良覚レフェリーの裁定が変わったことを審判団は重く受け止め、和田レフェリーは審判部長を辞任することとなった。また、今後3大会のレフェリーを自粛することも決まった。
山口元気KNOCK OUT代表は「僕らはレフェリーに対して信頼して任せているわけですけれども、人間なので必ずミスはあるんですけれども、2大会連続っていうのは、やはりレフェリーの人たちも本当に責任重大ということを今一度噛み締めてもらいたい。僕ら運営側ではどうすることもできないわけで、当日のレフェリーの裁定だったり、ジャッジ内容に関しては何もいじることはできないわけです。運営側として僕自身も困惑してるというか。
また、これは今の日本キック界のレフェリーの問題にも通じてくるんですけれども、レフェリーになる人がいないというか、高齢化になってきて、各団体ほぼ同じ人がやってるんですよね。いろんな団体をまたがって皆さんやっていらっしゃる中で、レフェリーの育成というものにも手をつけていかなければいけないのかなと。僕らがジャッジを育成するのはおかしな話なんですが、でも問題提起をしていかなきゃいけないのかなと思っています」と、レフェリーやジャッジの育成も各団体が考えていかないといけないのでは、とした。
「ただ、抗議を提出することが出来る、抗議して審判にそれを協議してもらえるというのは審判団が正常に機能している証拠だとは思っています。なるべくこういうことがないようにしてもらいたいなと思っています」と締めくくった。