約5カ月ぶりの日本での試合でトリを務める健太
2019年11月30日(土)東京・後楽園ホール『NJKF 2019 4th』のトリプルメインイベント第3試合で対戦する、WBCムエタイ日本統一ウェルター級王者・健太 (E.S.G)とMAXFC 65kg級1位チョ・ギョンジェ (韓国)のインタビューが主催者を通じて届いた。
現在『ONE Championship』に参戦中の健太は、NJKFには6月の後楽園興行でジョー・セイシカイを2RでKOして以来の出場。“月イチ健太”と呼ばれるほど毎月のように試合を行ってきた健太だが、今回は8月の『ONE』でのムアンタイ戦(判定負け)以来の試合となった。
対戦相手のギョンジェは韓国『MAX FC』-65kg級で1位につける20歳で、アグレッシブなファイトを売りとする。29戦25勝(16KO)4敗の戦績と高い勝率を誇り、 今興行でS1ジャパントーナメント65㎏級決勝を争う中野椋太も判定で降している。また、2018年11月には健太もエントリーしたシュートボクシング世界トーナメント『S-cup』に出場し、1回戦で海人と対戦して敗れはしたものの鋭い右ストレートやバックハンドブローで海人を脅かした。
■健太「強くなっている実感しかない」
――今年から『ONE Championship』での戦いが中心となっています。ここまで試合を重ねてきて、ご自身の成長・変化はいかがでしょう。
「強くなっている実感しかないので、あとはそれを結果に出すだけです」
――今年はお子さんの誕生、ジムも新しくされ身辺の変化が多くあったと思います。心境の変化についてはどうですか?
「今まで自分の好きなことを貫いて生きてきた訳ですが、それを貫いても家族を養っていかねばならないという責任感が生まれました」
――今回はスーパーライト級契約となりますが、コンディションは問題ないですか?
「むしろ今まで必要以上にウエイトトレーニングをしてタンパク質を摂ってという生活をしていたので、むしろ今の方が無理のない骨格本来の階級に戻ってきて、こっちの方がコンディションがいいです」
――対戦相手ギョンジェ選手は日本で海人選手・中野椋太選手と戦っています。印象をお願いします。
「身体が強そうですね。キックも強そうです」
――韓国人選手とは12年ぶりの対戦、また今年多かったサウスポーと再び対戦となります。この2点に関してはいかがですか?
「韓国の選手は我慢強い印象があります。戦ったサウスポー選手がペットモラコット、ムアンタイとタイの一流選手だったので、気持ち的に楽なところはあります」
――NJKF2019年のナンバーシリーズを締めくくる試合が健太選手に託されました。どんな試合を見せてくれますか?
「久しぶりの登場で、どんどん若手のいい選手も台頭していますが、やっぱ健太強いなっていう存在感を示せるような試合をします!」
■チョ・ギョンジェ「僕は現在進行形のファイターで今も成長中」
「最初は家の近くのジムに偶然入って運動を始めました。そこから先輩たちが戦う姿を見て憧れを持ち、プロになりました」
――9月には大阪で中野椋太選手と戦い勝利しました。この試合を振り返っていかがでしょう。
「中野選手のパンチの重さを感じたので、接近戦より遠距離から攻める試合を展開しました」
――NJKF東京大会には今回初登場となります。ご自身がどんな選手であるかを教えてください。
「僕は現在進行形のファイターです。今も成長中ですし、9月の試合よりさらに強くなった自分を見せます」
――これまで日本の選手と戦ってきて、どんな印象がありますか。
「日本は格闘技先進国だと思います。日本の選手たちはファイターで、武道家の精神が宿っていると思います」
――今回の対戦相手、健太選手の印象をお願いします。どう戦いますか?
「独特なパフォーマンスと前に出る試合で人気がある選手です。健太選手と僕のスタイルがぶつかったらいい試合になると思います」
――日本のファンへメッセージをお願いします。
「はじめまして! 韓国のチョ・ギョンジェです。日本格闘技の聖地、後楽園ホールで初めて試合をすることになり光栄です。11月30日の試合は僕の名前を日本のファンのみなさまに知らせる日となります。よろしくお願いします!」