榊原CEO「どっかネジが緩んでないとこの選択はないけど、再戦の久保に確固たる戦略と自信がある」
「久保本人はベルト取る気満々でしょうけど、だからシェイドゥラエフがベルトかけなきゃよかった、と思うかもしれない。久保は誰よりもシェイドライのことを肌身を通して感じてる。
シェイドゥラエフよりも秀でた部分を持ってることって、俺は絶対的に大事だと思うんだ。打撃力で言えば客観的に見て久保の方が上。当然グラウンドとか、テイク取ってからの展開とかは向こうの方が上なんじゃないかと思うけど、全てのことでアベレージで考えた時に。どこの局面を取ってもシェイドゥラエフの方がちょっと勝ってるよねっていう選手ではない。
僕らもマッチメイクする上で、顔見せ興行でシェイドゥラエフと誰かにせずに、やっぱりそこに勝負論がしっかりあって、本当に勝ちに行ける選手に福岡のメインは飾ってほしいなと思ってたんで、その中では本当に多くの国内外の選手たちがシェイドゥラエフの相手に手を上げてくれたことには本当に感謝もするし、その勇気に敬意を表するんですけど、今回は久保選手にかけます。本当に久保が覚悟を持って最強の王者に挑むその生き様に刮目したい。
どっかネジが緩んでないと、(シェイドゥラエフと再戦する)選択はないんだけど、でもこの選択をこれだけ自信持って『もう1回、あいつとやってやる』って思える久保に俺は本当ベットしたいし、漢気じゃない。ファイターとしてやっぱり最強の王者に負けないって思える、自分を信じれる力っていうのはすげえなと思って。その久保の生き様が見たいなと。
俺は久保にかけようと思った一つの理由は、これが再戦であること。1回あれだけの経験して、全然気持ちとしては折れてなくて、逆にあの経験を生かして──『いくつかのミス』と本人も言ったけど──いくつかのミスがなければ局面は変わっていたし、そこは自分の中で今反省していて、『そこさえ間違ってなければ、あの展開にならなかったし、自分には勝ち筋がちゃんと見えるんです』っていうのを明確に言ったんだよね。“とにかくもうここは負けてもいいんで、もう試合欲しいし、やらせてください”っていう感じじゃなかった。本当に勝つために必要な、自分の中での作戦とか戦略っていうのが2回目の久保には確実にある。
当然、1年何カ月で久保が言うように向こうも進化してるでしょう。圧力もスピードもあの時よりも増してるかもしれない。でも久保は、大晦日にダウトベックと相対して、ノーコンテストに終わったけど、完全に久保の展開で、どちらかというと久保が自分のペースでさばいている感じで。このままラウンドを進めば、久保がKOを取るなっていう展開に思えて“うわ、久保強くなってるな”っていうのはプロモーター目線で言うと感じ取れた。でも消化不良で終わってしまった。だから、そういう意味ではもうふつふつとしているものがあるわけですよ。やってやりたいって。
そこでシェイドゥラエフのこのタイミングで、この男なら──五分五分にはならないですよ。いいところ七対三。ひょっとしたらでも30パーセントくらいで、俺は久保がやらかすなっていうふうに思えたんだよね。淀みなくこの人が自信満々で話すし、やっぱり最初から(シェイドゥラエフに)飲まれててもしょうがないじゃん。2回目だから、ここは等身大に見えると思う。だから自分で幻想をデカくしちゃって“どうなんだろう、速いのかな、強いのかな、圧がどうなのかな”って分からないわけじゃない。もうある程度分かってる中で絶対、シェイドゥラエフの方が俺はやりにくいはずだと思うんだよね。
シェイドゥラエフはベースは打撃の選手じゃなくて、やっぱりレスリングと組みが主体の選手で、でも打撃にもそれなりにスピードもあるし破壊力もある。でも打撃で向き合った時には、この人(久保)の右に出るフェザー級の打撃のスペシャリストはRIZINにはいないんだよ。だから、どの局面で久保が何を見せるか知らないけど、期待感は持てる。やってくれるんじゃないかっていう」
宮田和幸BRAVE代表「シェイドゥラエフとやるなら早い方がいい。久保君は試合で実力を出せるのがすごい」
「多くの立ち技選手が離れるなか、久保君はMMAを続ける才能があった。空白の時間も週に4度はBRAVEにも来ていたし、いつもすごく考えてやっている。試合直前も反復練習をやって、それを試合で実行する。試合で実力を出せるのがすごい。練習で強いけど試合で出せない選手が半分くらい。久保君はその全く逆で、ちゃんと緊張してるけど試合で出せる。
シェイドゥラエフ戦は、ストライカーとしては時間が経つと落ちてくる。久保君はMMAへの対応はもう今相当しているから、やるなら早い方がいい。前回、シェイドゥラエフを一度経験しているのは大きい。“こんな感じか”というのが分かるし、びっくりはしない。
勝つとしたら一発で倒すか、ウチのジムだと原口伸も手を上げてたけど、レスリングで競り勝つなら伸しかいないし、打撃で勝負できるのは久保君しかいないと思う。チャンスはある」
【RIZINインタビュー動画】



