スピードの源は足から「近道なんてない」
ウィテカーは、今回の日本でのセミナーを、「経験のある人間が知識を伝えるのは重要なことだ。それに僕は日本が大好きだ。ここに来るのに大した理由は必要ない。この場所が大好きだし、ユーシンとは良い関係にある。だから連絡して『日本に行って君の新しいジムでセミナーを開いて教えたい』と言ったんだ」と、今回の来日を語る。
そして「ケージレスリングの動きは、レスリングのコーチが僕に言ったこと。僕のスタンドの動きがすぐにはモノにできなくても、その理屈は分かったと思う。半身気味でも、フットワーク、足を使ってその距離をいかに埋めてパンチで飛び込むか。そうやって距離を稼ぐんだ。そうすればリーチの差は関係ない。そのためには足さばき。つまりスピードの源は足なんだ」と、マットを踏み込む力をいかにMMAの動きに伝えるかが重要とした。
そのコツを聞くと、「練習は飛ばせない。努力は省略できない。近道なんてないんだ」と、正しい練習あるのみという。
近年、UFC豪州大会の継続開催や、Eternal MMAやHex Fight王者たちの躍進もあり、豪州&ニュージーランド勢の活躍が目覚ましいが、「MMAは世界中で成長して、世界を席巻している。知ってるだろ? MMAは世界で最もエキサイティングなスポーツの一つだ。だから僕は思うんだ。全体的に選手のスキルレベルが上がり、全てが向上している。それは豪州やニュージーランドに限らずね」と、全世界でMMAの技術が共有され、レベルアップしていると語るウィテカーは、「だからこそ、こういったユーシンのジムのような環境でセミナーができてよかったよ」と日本ファイターとの交流を語った。
次戦については「できれば6月までに。その頃には試合に戻りたいんだ。日本のMMAファンのみんな、本当にありがとう。君たちは世界で最も敬意を持ち、思いやりがあり、サポートしてくれるファンだ。そして、いつか日本で戦える日を心待ちにしている」と、UFC日本大会があれば、参戦したいと希望した。
あらたな城で今後、岡見はどんな選手を育てていくか。
「今はもう十代から、中学生、高校生からジムに入会してプロを目指している子も多いので、そういった子たちを正しく、自分なりの形で世界に向けて道筋を作っていきたいです。もちろん人生を豊かにするために、一般会員として格闘技に取り組む人たちにも、格闘技を通して、人として強くなってもらえればいいかなと思っています」(岡見)
世界最高峰に続くサンダーロードを、岡見はファイターとともに進む。





